july 01 01 sun
コート・ヤードの木陰
わたしの住むアパートには中庭が二箇所ある。一箇所は中心部分に噴水があるプラザでパブリックにオープンされている。もう片方は二階にあり外から直接入ることが出来ず住人専用のコート・ヤード(パティオ)となっている。
風に揺れる木々の葉、パティオ・サイドのアパートは夏になると窓の外の光景が涼やかで良さそうだ。木の下には木製のベンチが設置されていてなかなか良い雰囲気。
二階のランドリー・ルームで洗濯をしている途中にコート・ヤードに出てみた。想像に反し、そこは唸るエアコンの音が反射した暑苦しい空間であった。庭をぐるりと囲むかたちであるパティオ・サイドの住民は窓を開けると向かいのユニットから丸見えということでみんなぴっちりと窓をしめてエアコンで涼をとっていたのだ。
どこの窓もブラインド等で遮蔽されており折角の緑をエンジョイしている様子は無さそうだった。わたしも木陰のベンチで読書するどころではなく熱風とエアコンの騒音で満たされた空間をさっさと後にした。
Other person's grass is always greener.
◇
夕方サンダー・ストーム。雷鳴が激しいので気は心とPCをアンプラグド。
♯
Today's BGM = UNPLUGGED by ERIC CLAPTON
(s=0100-0930; esb=ffffff,ffffff,ffffff; h:90/ 32C, l:62F/ 16C Hum: 50% 晴れ )
july 02 01 mon
MOONGLOW
昨晩から気温が下がり今朝の気温は13度。昼間も最高気温は20度そこそこ。乾いた空気に明るい日差しが高原のリゾート地みたい。
こういう日は月がきれい。20時過ぎにビルの後ろからしずかに登場した満月まであと3日の月は片側をぎゅっと押したような形。
Moon Rise … 17:59、Moon Set … 03:12 AM、Sunrise … 05:28、Sunset … 20:34
◇
6月30日、チェット・アトキンス、77歳で死去。レス・ポールと並ぶエレクトリック・ギターの元祖。今きいてもはっとするようなレフがあったりする。
♯
Today's BGM = MOONGLOW by CHET ATKINS / LES PAUL
(s=0400-0810; esb="#ffffff","#ffffff","#ffffff"; h:74/ 23C, l:56F/ 13C Hum: 38% 晴れ )
july 03 01 tue
タピオカ
タピオカをたっぷりと入れた冷たい飲み物が流行っている。去年の夏あたりに中華街で始まったらしい。例えばアイス・カフェ・オ・レの底にタピオカがたくさん沈んでいるのだ。太目のストローで飲むと冷たいカフェ・オ・レと一緒にタピオカが口の中に流れ込んでくる。つるりとした食感がなんともいえない。
名前の響きからタピオカ(tapioca)はインカの不思議な植物といった印象だったのだが、その正体はブラジル原産のタピオカという木の根茎キャッサバイモからとった澱粉。
日本なら葛といったところだろうか、但しタピオカは細長くはしないで小さな丸いツブに加工して食べる。
長いこと、そういう形の穀物のようなものだと思っていた。
映画『妹の恋人(Benny & Joon)』でジョニー・デップのサムがマリー・スチュワート・マスターソンのジューンとジュリアン・ムーアの働くダイナーに食べに行くのがタピオカ・プディング。
やっぱりタピオカは不思議な雰囲気が似合う。
♯
Today's BGM = SLIDER by T. REX
(s=0100-0800; esb=0000ff,ffffff,ff0000; h:78/ 25C, l:65F/ 17C Hum: 50% 晴れ )
july 04 01 wed
独立記念日の過ごし方
独立記念日(Fourth of July)の定番といえば昼間はバーベキュー、ピクニック、そして夜の花火。
わたしも、ポテトサラダ、コールスロー、アーティチョークのポテト詰め、タブーリ、西瓜などのピクニックランチ。
ただし、朝から曇天で予報では雨になるとのことなので室内で。インドア派のわたしに相応しい(結局、午後には晴れ間も出たが)。
独立記念日の夜は、イーストリバーの花火が名物。21:15から22:00までの45分のショウ。
今年はいまだかつてない大掛かりなもので川辺と船に仕込んだ2万発以上の花火、中にはマイクロチップを仕込んだものまであり、音楽とぴったりとシンクロさせたとの事。
ときどき霧雨がぱらつく雲の多い天気のため普通よりもやもやした感じになった花火は宇宙創造を思わせるイメージ。こちらもインドアで鑑賞。窓を開けたら外気は火薬の煙とにおいが充満していた。
少し経ったらまるで花火の終わるのを待っていたかの様に雷雨になった。さっきまで同じ空でくりひろげられていたきらびやかなショウをはるかに上回るライトニングの美しさに見とれる。自然界の迫力に人工物が勝てるわけも無い。
こうして通算225回目、21世紀最初の独立記念日は過ぎていく。
♯
Today's BGM = DRAWN FROM LIFE by BRIAN ENO
(s=0100-1000; esb=0000ff,ffffff,ff0000; h:78/ 25C, l:65F/ 17C Hum: 80% くもり後雨 )
july 05 01 thu
毛髪生育速度
夕方ヘアカット。散髪は面倒なので鬱陶しさが限界に達するまで行かない。よって処置後はさっぱりして気持ち良い。でも、ヘアカットの最中は実はいつも居心地が良くない。なぜかという理由はその場の雰囲気にある。他の人々は社交的に会話を続けているがわたしは話題がすぐに途切れてしまう。ほとんど口をきかないので鋏の音ばかりがやけに大きく感じる。今のスタイリストは口をきかなければきかないで良いひとなので気が楽だが、そうでない場合は会話の重圧ですっかり疲れてしまうのだ。
ところで、髪の毛の伸びる速度だが夏は冬より速い気がする。木の年輪を例にすると、夏と冬でできる速度がちがう。人間の毛髪も夏はぐっと伸びて冬はあまり延びないのではないだろうか。但し、木と違って髪の毛の成長は太さではなく長さのみなので輪切りにしても年輪は無さそうなところがこの論拠の弱点なのだけど。
♯
Today's BGM = LOVERS ROCK by SADE
(s=0130-0810; esb=0000ff,ffffff,ff0000; h:84/ 28C, l:64F/ 17C Hum: 70% 晴れ )
july 07 01 sat
空の落書き
寒さに明け方目が覚めて毛布をかけなおして寝た。日中も爽やかな天候。気温は20度以上あるのだけれど湿度が低いのでさらりとしている。そよ風付きで、実に気分の良い空気だ。
空をみあげると、五機のジェットが大きな落書き中。ダイアモンドの広告らしい。空は特定の人には属さない空間であって欲しい。コマーシャリズムの媒体には使われて欲しくない場所である。願いが通じたのか、幸いに上空は風の強い日だったらしくて落書きはすぐに消えた。
◇
今夜は七夕。年に一度の織り姫と牽牛のデート。土曜日だからもし二人が会社勤め人だったなら早めに待ち合わたかもしれない。織女星(琴座の主星・ベガ)と彦星こと牽牛星(鷲座の主星・アルタイル)、最近の空は人工衛星やら空の落書きやらでミーティング・ポイントにたどり着くのに道に迷いそう。
ニューヨーク地方の空は夜も晴れ。
♯
Today's BGM = ALONE BUT NOT ALONE by LARRY CARLTON
(s=0130-1010; esb=ffffff; h:82/ 27C, l:68F/ 20C Hum: 45% 晴れ )
july 08 01 sun
メローなEC
エリック・クラプトンの新譜「REPTILE」が良い。アルバム毎に違った一面をみせてくれるEC、前2作がどっぷりブルースだったので当分この路線かしらと思いつつも、今度は違う風ではないかという期待が入り混じり CDをプレーヤーにセット、スタートボタンを押す。
流れてきた音楽にびっくり。一曲目のタイトル・チューンがなんとジャジーなボサ・ノヴァだった。REPTILE(爬虫類)という言葉はECにとっては親愛の情を表す意味で用いるとのことで、この曲のスイートなメロディーとリズムも納得できる。
タイトル曲以外は南部っぽいECらしいサウンド、ブルースが続く。
EC自作曲のほかに Ray Charles、J.J. Cale、Stevie Wonder のカバーなど選曲はバラエティーに富んでいる。
中でも、James Taylor の Don't Let Me Be Lonely Tonight はすごい。たしかにメロディーは原曲どおりだがアレンジが超渋くカバーがオリジナルを完璧に超えてている珍しいサンプルだ。
ミュジッシャンは、ドラムスにスティーヴ・ガッド、ベースにネーサン・イースト、セカンド・ギターにアンディー・フェアウェザー・ロウなどお馴染みのメンバーに加えてキーボードにはジョー・サンプル、ポーリーニョ・ダ・コスタのパーカッションなど豪華。
全体的には明るいポップスといっても過言でないほど聴きやすい曲ばかりで仕上がっていて、なんだかECもすっかりメローになってしまったなあという感は否めないが、しかしこういうCDも悪くない。今の季節にぴったり。
ジャケットの中の写真はとても56歳にはみえないグランパ風貌。麻薬とアルコールに浸るとこういう風になってしまうのだろうか。克服できて良かった。
ECの引退宣言、正しくは、ワールド・ツアーは今回のものが最後だというアナウンスだが、ECは過去に3回観ているので、さほど残念な気持ちは無い。
でも、きっと復活しそうな気がするし、それに、ワールド・ツアーをしなくてもワールド部分ツアー、例えばニューヨーク・エリアだけのコンサートなんていかにも有りそうだ。ラスト・ツアー説は公式に否定されたという話もあり。
24 NIGHTS から今年で10年。
♯
Today's BGM = REPTILE by ERIC CLAPTON
(s=0130-1000; esb=ffffff; h:82/ 27C, l:65F/ 17C Hum: 86% 雨のち曇 )
july 09 01 mon
曜日別疲労度
月曜日は一週間で一番疲れている。週末の二日間わたしは週末時間で過ごすから月曜日は時差ボケでぐったりという訳である。ところが、土日はゆっくり休むのですっかりリフレッシュして一週間で一番元気であるという人もいる。この人の場合、火、水、木、と徐々に仕事の疲れが蓄積して金曜日が一番疲れているのだそうだ。わたしは、だんだんエンジンがかかり金曜日なんて仕事モードは絶好調になるんだけど(というよりは週末に向けての歓びで元気になるといった方が正しいが)、人のタイプはいろいろだ。
米国では「月曜日に作られた車は買うな」などという言い伝えがかつてあった。今はロボット化がすすんでいてそういう事は無いのかもしれないが、昔、人間がアッセンブリー・ラインで自動車を組み立てていた頃、月曜日のぼーっとした人々によって作られた自動車は信頼性の無い出来上がりになるという意味だ。
一般的には水曜日の効率が一番良いらしい。徐々に仕事のリズムに乗った時期なのだろう。木曜日はそろそろ週末の計画に心が動き出し、金曜日はもう週末気分なので能率は下がりそうという事ではないかと思う。わたしもこのタイプに違いない。一般的なところが見つかり嬉しい。
♯
Today's BGM = LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS by DEREK AND THE DOMINOS
(s=0130-0800; esb=ffffff; h:86/ 30C, l:72F/ 22C Hum: 70% 晴れ )
july 10 01 tue
SYMPHONY UNDER THE STARS
夏は野外コンサートの季節。今晩のセントラル・パークでは恒例となったニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラによる CONCERTS IN THE PARKS シリーズの一回目のコンサートが開催された。
出し物はバイオリンの Joshua Bell をフィーチャーしたバーンスタイン作品集とプロコフィエフ。
夕方から雷雨というあいにくの天気予報にもかかわらず開催場所である公園の「The Great Lawn」には人が集まっている。
椅子の用意された席のひとはふつうに座っているが、芝生席の場合はビニールシートを敷いてその上でくつろいだりしている。
音響的には室内コンサートにかなわない野外コンサートの醍醐味はその雰囲気である。ときどき雨がぱらつき心配させたお天気は途中から快方に向かい、雲の合間から数個の星も見えてコンサートの副題どおり「Symphony under the Stars」になった。ロック音楽なら Symphony under the Thunder も雰囲気がもりあがるだろうがクラシックは星空の方が合う。
思えばわたしは野外コンサートであまりお天気に恵まれたことがない。前にタングルウッド(ボストン郊外のタングルウッドで夏季に行われるクラシック音楽の野外コンサート・シリーズ)で一回よく晴れた日があっただけであとは足元がぐじゃぐじゃだった記憶ばかりが多いように思う。それでも雰囲気を味わえるのだから音楽のパワーは強力だ。
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Today's BGM = FROM THE CRADLE by ERIC CLAPTON
(s=0130-0800; esb=ffffff; h:90/ 32C, l:70F/ 21C Hum: 60% 晴れ後にわか雨 )
july 11 01 wed
会社で自分でコーヒーをいれる人
会社ではコーヒーが絶えないように係りの人が大型のコーヒーメーカーでコーヒーを作り、1.5リッターくらいの保温機能のあるカラフェ 2〜3本が常時用意されている。
従業員はそのコーヒーを飲むか、あるいは好みに合わない人の場合は近くのスターバックスやその他の店からコーヒーを買ってきて飲むことになる。
わたしは一日に1000mlくらいのコーヒーを飲むので一日に何回も従業員ラウンジに通うことになる。カラフェからコーヒーを白いスタイロフォームのカップに注いでいると、何かの作業に余念の無い様子の小柄な男性が視界に入った。
彼は、メリタ(またはカリタ)の陶器のドリッパーを自分専用のようなマグカップの上に乗せてコーヒーを抽出中だったのだ。
me 「会社のコーヒー好きじゃないんだ。」
he 「んー。僕、実はイタリアンなのだ。それで小さい時からコーヒーはエスプレッソと決まっているんだ。」
me 「なるほど〜」
映画『Godzilla』のジャン・レノを思い出した。ニューヨークに出現したゴジラ退治の為にフランスからやってきた彼が米国のコーヒーを一口飲んで「うぇ、これはコーヒーなんかじゃないっ」というシーンが印象的だったのだ。
ヨーロッパ人にとり米国のコーヒーは飲めたもんじゃないらしい。
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Today's BGM = 24 CAPRICES (PAGANINIA) by ELLIOT FISK
(s=0100-0800; esb=ffffff; h:84/ 28C, l:64F/ 17C Hum: 60% 晴れ )
july 13 01 fri
アジア趣味
フランス料理はクリームをたっぷり用いる調理方法によるためにヘビーな食事となるが、ヌーベル・キュイジーヌと呼ばれるスタイルはフレンチと和食を融合させ、両方の良いところが生かされひとつのカテゴリーとして確立された。
最近ニューヨークで人気の店はフレンチとアジアの融合。例えばタイ・フレンチ・レストランの『Vong』では、ソースにピーナッツやワサビを混ぜたり、アピタイザーに春巻きがあったりと、アジア風味のフレンチがおいしい。
しかし、ここの一番アジア的なのは店の装飾や食器類。店内に一歩入ると、そこはまるでアジアの神殿に迷い込んだような雰囲気だ。テーブルにつくと真鍮(ブラス)合金のような色調で柄の部分が竹の模様になっているナイフとフォーク、そして、竹を模した金属製の箸がテーブルセッティングされている。
究極のサプライズはデザートになってコーヒーが運ばれてきた時。
鉄の急須みたいなものはコーヒー・ポット、徳利はミルクが入ってきた。食事中に余所のテーブルに徳利が運ばれるのを見て「お酒もあるのだ」と思ったが、ミルクだったとは。
銅製のソーサーの上に乗ったアラバスターのコーヒーカップも実に凝っている。ところがこのカップには取っ手が無い。
これはアイディア倒れ。取っ手のないアラバスター製カップでコーヒーを飲むというのはどういう事かというと、熱いので持ちにくいのだった。よってコーヒーを楽しむには至らなかった。
こういったアジア趣味はいかにもアメリカ人好みだ。でも、この店は決して奇をてらっただけのものではなく味は一流なのでいつも混雑しているという次第だ。
Vong・200 East 54th Street, NYC 10022 ・Tel:(212) 486-9592
♯
Today's BGM = ELECTRIC WARRIOR by T.REX
(s=0145-0815; esb=ff0000,ffffff,0000ff; h:78/ 25C, l:64F/ 17C Hum: 55% 晴れ )
july 15 01 sun
ジンマシン
生まれて初めての蕁麻疹(じんましん)経験をした。
先週の水曜日の午後、肘の内側あたりが妙に痒くなった。気付くと引っ掻いてしまって赤くなった皮膚に小さなポツポツが数個確認された。
そのうち違う方の手の上腕部の内側にもポツポツ。帰宅する頃には脚にもあちこちポツポツが。
ところが一晩したら少し良くなったので翌日に出社したら、今度は、脚(腿と脹脛)が痒くなり、足の甲にも発疹が。
大事には至らず少し痒い程度なのでそのうち治るかと放置しておいたが、週末に同僚から来たメールによると金曜日の午後に全身にジンマシンが出てたいへんなことになってしまった人がいたという。
その人はアレルギー薬を飲んだら30分ほどで良くなった、とあったので、わたしも今朝、アレグラを服用してみた。花粉量が減少しているので、ここ数日は、飲んでいなかったのだ。
すると、少しして痒みは引いたし、ラッシュも消えた。掻いちゃった痕も小さくなり始めた様な気がする。
実はその一週間前にも顔が晴れ上がるほどのひどいジンマシンが出来た人がいたのだ。2〜3日間隔で発症している。原因は会社の空気か工事のケミカルか何かで、弱い順に症状が出るとか。一番最初に発症した人はカナリア代わりになりそう。
わたしとしては、花粉の季節は終わったものの会社に行くときはアレルギーの薬を飲んでいた方がよさそうだ。(会社に)出かけるときは忘れずに・・・
♯
Today's BGM = HOT SPACE by QUEEN
(s=0100-1030; esb=ff0000,ffffff,0000ff; h:83/ 28C, l:69F/ 20C Hum: 40% 晴れ )
july 16 01 mon
インターネット収支決算
日曜日は遅くまで翻訳仕事をしていたので今日はゆっくり出社。月曜日のスタートとしてはこのくらいのリズムが好ましい。
◇
インターネット及びWEB PAGEにかかる費用はどのくらいなのかリストアップしてみたら、大体思っていたとおりで一ヶ月あたり約100ドルという結果になった。そのうち、インターネット接続は趣味にかかわらず生活の一部として必要な通信メディアだから、その分は趣味からは切り離した費用と考えられる。すると純粋に WEB PAGE の為だけの費用というと約 $42となる。なんとお金のかからない趣味であろうか。もっとも費やす時間は大変なものであるが。
趣味にかかるお金は全く惜しまないが(だから趣味なのだ)、敢えて無駄をする必要も無いので、サーバー×4のうち使用していないところもあるので少し整理をしても良いかなとも思う。接続については、バックアップ用のダイアルアップ回線を使わなければならないという状況になったことは無いが、コンティンジエンシー・プランの無い生活は性にあわないのでこれからも保持するにちがいない。
内 容
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一ヶ月当り費用
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備 考
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ドメイン・ネーム(その1)
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$ 1.25
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$30 for 2 Years
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ドメイン・ネーム(その2)
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$ 2.92
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$70 for 2 Years
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ドメイン・ネーム(その3)
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$ 1.25
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$30 for 2 Years
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ドメイン・ネーム(その4)
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$ 1.66
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$40 for 2 Years
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レンタル・サーバ(その1)
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$ 9.95
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-
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レンタル・サーバ(その2)
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$ 11.95
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-
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レンタル・サーバ(その3)
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$ 6.95
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-
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レンタル・サーバ(その4)
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$ 6.95
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インターネット接続(ケーブル)
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$ 39.95
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-
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インターネット接続 (バックアップ用ダイアルアップ)
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$ 14.45
|
-
|
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Today's BGM = HOT SPACE by QUEEN
(s=0500-1000; esb=ff0000,ffffff,0000ff; h:86/ 30C, l:70F/ 21C Hum: 50% 晴れ )
july 17 01 tue
盗賊たち
以下はわたしの友人、知人等から聞いた盗品及び成果をあげた場所の一覧である。
灰皿などの小物から大は食器一式まで盗品の範囲は広く驚いてしまう。
- 灰皿
犯行現場: レストラン、ホテルなど。(ヨーロッパのホテルの灰皿が小型でセンスがよく人気がある。)
備 考: ホテルの名前を入れると記念品として持ち去られるので名前無しにしたホテルもあるとのこと。でも、デザインがよければ欲しくなるコレクターも多そう。
- 食器一式
犯行現場: ホテル。
犯行手口: ルームサービスの時のものをそっくりお持ち帰りとのこと。
動 機: あまりすてきでつい。
MY 感想: その後の旅行行程で荷物の重さが苦労だったのではないかと気になる。
- 浴衣(ユカタ)ローブ
犯行現場: パリの日航ホテル。
犯行手口: 部屋にあったのをお持ち帰り。
動 機: バスローブに最適と思った。
後 日 談: でも帰宅してきてみたら脹脛までしかない丈だった。
MY コメント: わたしも泊まったことあるホテルだがユカタなんてあったかなあ。
- バスローブ
犯行現場: 各地のホテル(数例認知)。
後 日 談: 約一名は後になって請求書が自宅に届いたとのこと。因みにこれは日本のホテル。
- スリッパ
犯行現場: 各地のホテル。
MY 感想: スリッパを置いてあるホテルは少数派だと思うが、置いてある場合はソーイングセットや小さなシャンプーボトル類などと同類のギブアウェイだと解釈。
- バスタオル
犯行現場: カナダのホテル。
動 機: レンタカーのシートが低すぎて調整用に必要だった。
その他にそんなもの一体どうして欲しいのだろうかと思うようなものを嬉々として持ってきちゃう御仁も。
- ナイフとフォーク
犯行現場: 飛行機の中より。(機内食の時のもの。) ← まともなデザインのものは無いし、そもそもロゴ入りで使用に耐えなかろうにと思うがファンは多い。
- ウォッシュ・クロス
犯行現場: ホテルより。 ← あんな小さなお手拭みたいなもの家で用途があるのかしらと思ったら「靴磨きに良い」のだそうだ。
全ての例は実話である。そして、全ての例は日本の一部上場企業の勤め人か或いはその米国子会社に勤務している社会人の調書なのだ。
わたしの場合はというと、カナダの某湖畔ホテルからバスタオルを持ち出した当事者であると告白する。しかし、自宅で愛用している灰皿、外出から帰ったときに小銭を入れるために用いているものは、長野県上高地の帝国ホテルの売店でお金を払って買った物である。
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Today's BGM = JAZZ by QUEEN
(s=0130-0815; esb=ffffff; h:86/ 30C, l:68F/ 20C Hum: 50% 晴れ、夕方から雨 )
july 19 01 thu
盗癖カミングアウト
飛行機編
- ノースウエスト航空、大韓航空、オランダ航空のナイフ・フォークセットがウチにあります。
- 機内食(エコノミークラス)用のスプーン・フォークセットは、姑が好きで良く持ちかえります。
スプーン、フォーク、ナイフ、それに砂糖や調味料、爪楊枝などがきちんとセットになっているので、持ち歩きに便利なんですって。
→ ということは、配られたとたんに未使用のままビニールパックごと、ということですね。食事はどうするのでしょうかと気になります。
- 基本的なカラトリーは機内食のもの。全日空・日本航空・SAS、フィンエアなどなど(旅行好きなもんで)。折角そろえたものを持っていく友人に困っている。
- ブランケットが欲しいので次に飛行機に乗るときはあれが入る鞄を持っていこうと思っています。
ホテル編
- 何故かホテルのネーム入りのハンガーがクローゼットの中にかかっている。
- ホノルルのホテルでフルーツサービスされた「カゴ」をお持ち帰りしました。(軽いし、かさばらなかった)
→ スイスに行った時、同行者のひとりが同じ事をしました。彼女は「ネコちゃんを入れるのだ」といっていました。
灰皿編
- パリのレストランで一目ぼれした灰皿の持ち帰りに成功したと思ったのも束の間、店の外にでて直ぐにマフラーを忘れたのに気付いた。
取りに戻るわけにもいかず、泣く泣くあきらめた。
- ニューヨークのレストランで店員の目を盗みポケットに灰皿を滑り込ませた途端、指に怪我をした。どうやらガラスの灰皿は欠けていた部分があったらしい。でも文句を言うに言えず・・・
経営サイド編
- 実家がホテルをやっているので「もっていかれる」ほうです。対策としては「ダサイデザインを改訂しない」ということ。でも、これは諸刃のつるぎなのですが。(あんまりダサいと客足がひくし)
浜の真砂は尽きるとも世に泥棒の種はつきまじ。
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Today's BGM = NO SECRETS by CARLY SIMON
(s=0100-0810; esb=ffffff; h:78/ 25C, l:66F/ 16C Hum: 50% 晴れ )
july 20 01 fri
アポロ
32年前の今日、人類が始めて月面に立った。
アポロ計画は全部で17基のロケットを打ち上げたが、特に11号は人類を始めて月に送ったロケットとして有名だ。
実際に月に着陸したのは着陸船「イーグル」。1969年7月20日の出来事である。
◇
夜、テレビで放映されていた映画「ライトスタッフ」を観ながらCDを焼く。親への暑中見舞いに送ろうと思い爽やかさのある音楽を集めたが、わたしのCDバーナーが最近ちょっと不調で今回も生焼けが一枚出来た。
データやMP3などを焼く時には何の問題も生じないのだが音楽CDフォーマットにすると頻繁に落ちるのだ。
ソフト入れ替えをしてみてもよいのだが、CD-RWはWin98機に内蔵させており、現状は、何とか安定性を保っているWin98なのであまりいじりたくないのでもう少し様子をみることに。
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Today's BGM = APOLLO by BRIAN ENO
(s=0145-0810; esb=ffffff; h:80/ 26C, l:66F/ 18C Hum: 50% 晴れ )
july 21 01 sat
窓
涼しい日は空の雲も少し秋めいた感じ。
たまにはウィンドウ・シェード(Verical Blinds)を全開にして室内に外の光を取り込んでみる。
◇
『
夜になるまえに(Before Night Falls)』鑑賞。カストロ政権下のキューバで徹底的な弾圧を受けた同性愛者の作家レイナルド・アレナスの自伝的小説をジュリアン・シュナーベルが映画化したもの。ジョニ・ーデップがドラッグ・クィーンとキューバ軍の大佐という二役で出演しているのが鑑賞の理由だったが、作品全体の素晴らしさに圧倒された。
特に主演のスペイン人俳優 Javier Bardem(ハビエル・バーデム)の演技がすごい。明るい空ときれいな海や木々というリリカルで絵画のような美しい画面で表現される全体主義の恐怖はシュナーベルの映画的才能に驚かされた。
♯
Today's BGM = APOLLO by BRIAN ENO
(s=0100-1030; esb=ffffff; h:84/ 28C, l:68F/ 20C Hum: 50% 晴れ )
july 22 01 sun
静かの音
昨日に続き今日も窓を開けている。すると室内の雰囲気ががらりと変わるのだ。
原因は音。いつもの室内はというと、寒いほどに冷やした人工的な環境が好きなので、ぴったりと窓を閉めてACをつけているから常にモーター音が聞こえている。
それがわたしにとり音楽をかけていない状態、すなわち静かな時の音である。
昨日、今日と窓からの風で涼をとりACはつけていない。すると従来の静かさからモーター音が除去された更なる静寂が訪れるかというとそれがちがう。
窓からは光や風とともに「静かの音」が入ってくる。勿論、ウィークデイだったら車や馬車の音、消防車のサイレン、工事の音など様々なストリート・ノイズが充満するのは当然だが、日曜日のように本来どんな音も発生しないような日でも静けさの音がある。
それは土地により異なるようだ。我が家の辺りでは、「ごぉー」といった感じの音。それが実家(東京都新宿区)の場合だと「じぃー」という音になる。
高原のホテルなどに宿泊すると何の音もしなくて反っておちつかないという事があるのは、都会に存在するこのデフォールト静音によるものだったのだろう。
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Today's BGM = SOUND OF SILENCE by SIMON AND GARFUNKEL
(s=0100-1030; esb=ffffff; h:84/ 28C, l:68F/ 20C Hum: 50% 晴れ )
july 23 01 mon
フィンガー・テクニックの問題 // 完璧なフォームでドルフィン・キック
右手の薬指が痛い。この指はエンターキーを押下するのに使っているのでローマ字入力日本語変換の場合とても酷使されることになる。
ましてわたしの好みはかたいキータッチのメカニカル・キーボードを会社でも自宅でも使っているので薬指が過労だろうというのは容易に想像がつく。
わたしのタイピングは滅茶苦茶である。
左手はちゃんと5本の指全てを使う正統派なのに右手が人差し指と薬指のみを用いる2本指タイピングなのだ。
こんな変則指使いでタッチタイピングが出来るものかと思うが、それがちゃんと出来るのだ。右手は二本しか指を使わないためにホームポジションに置いておいては埒があかずキーボード上を飛びまわる事になる。
只でさえか弱そうな薬指が本来定められた以上の働きを強いられているに違いない。
正しいエンター・キーの押しかたはどの指なのだろうか。この際、タイピングの基本練習をしてみようかと思ったりしている。
◇
サンディエゴのシーパークで二ヶ月前に生まれたイルカの赤ちゃんのお披露目の様子をテレビでみた。親とならんで泳ぐ姿は優雅なミニ・イルカ。
まだ赤ちゃんなのに、しっかりとドルフィン・キックをしていた。イルカだから当然なのかと気付き可笑しくなった。
♯
Today's BGM = LE GRAND BLEU by ERIC SERRA
(s=0100-0810; esb=ffffff; h:88/ 31C, l:74F/ 23C Hum: 70% 晴れ )
july 25 01 wed
ブルーベリー
ブルーベリーは今がちょうどシーズンらしくてふっくらと大粒で新鮮なものが安く買えるので、毎日茶碗三杯程度のブルーベリーを食べている。
このブルーベリーの効果がすごいのだ。
ブルーベリーは眼に良いといわれている。形が目玉みたいだからなどという、やつめ鰻理論的ないい加減な理由ではなかろうかと思って調べてみたところそのココロは科学的なものだった。
人間の目の網膜にはロドプシン(視紅素)という色素体があり、このロドプシンが光の刺激を脳に伝え「物が見える」と感じるというシステムになっている。
ところがこのロドプシンは目を使っていると、徐々に分解し、また、年をとるとともにだんだん減少していくのだそうだ。ところが、ブルーベリーの色素(天然の赤紫成分の「アントシアニン」が沢山含まれている)を摂取するとそのロドプシンの再合成作用が活性化されることが証明されているとの事。
ロドプシンの再合成が活発になれば次の様な効果が期待できるのだという。
@ 視覚の機能がよく働く
A 夜間の視力がよくなる
B 視野が広がる
C 血液がサラサラになる
D 血管の老化を改善
量的には、生のブルーベリーだったら一日190グラム程度を食べると効果が表れるとのことで、わたしが毎日食べている量はそれを上回るので効果があるのもうなずける。
そういう訳で、おいしいからという理由で食べていたブルーべりーには、思わぬ付加価値があったのだ。
まず視力が随分向上してしまい、もともと眼はわるくなかったのに更に良く見えるようになり、壁のでこぼこぐあいなどもやたら立体的になった。
それから、朝の起床の辛さが激減したのだ。毎朝の眠さは目の疲労によるものだったらしい。
ブルーベリーはタネも無いし、皮ごと丸のまま食するために食べたあとゴミが一切出ないので面倒がなく不精なわたしにぴったりなのに加えて、更に体調の向上にも役立つとは一石二鳥か三鳥くらいの優れもの。
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オーガニックのトマトはおいしいという話をしている人がいた。化学肥料を使わないで作った野菜類を売る店で買うのだそうだが、値段は高いとの事。
オーガニックの牛乳はすぐに腐る、とも言っていた。オーがニックの牛乳ってどんなものだろうか、きっとオーガニック草をはんで育った牛のミルクなのだろう。
贅沢な牛だ。しかし、腐りやすいというのは、殺菌方法に原因がありそうで、オーガニック牛乳の定義はいまいちよく分からない。
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Today's BGM = 99 LUFTBALLONS by NENA
(s=0100-0810; esb=ffffff; h:95/ 35C, l:72F/ 22C Hum: 60% 晴れ )
july 27 01 fri
制服
米国において制服を導入する公立校が増えていると言う。
いままでは一部の私立校のみのものであり公立校の生徒たちは思い思いの私服で登校していた。
自由がプリンシパルの米国で制服が人気というのはちょっと意外な気もするが、制服を導入した学校では生徒の規律が向上したという結果が認
められているのみならず、生徒にも好評なのだそうだ。
ここでいう制服は日本の学校の制服とはちょっと違う。
米国で導入されている制服でティピカルな例はというと、上はポロシャツかオックスフォードシャツ、下はチノパンツといったもの。
女性用にはチノスカートのオプションもあるようだ。メーカーはGAPとかのだったりするそうで、それならいつもの服と大して変わらず違和感もないのかもしれない。
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Today's BGM = IN THE SPANISH STYLE by CHIRISTOPHER PARKENING
(s=0130-0810; esb=ff0000,ffffff;ff0000 h:76/ 24C, l:60F/ 15C Hum: 50% 晴れ )
july 29 01 sun
バースデー・ウィークエンド
21世紀の誕生日は特に未来的なこともなく週末にやってきた。誕生日のディナーは和食では感じが出ないのが不思議だ。わたしの場合、もともと和食は特別に好きな種類の料理ではないという事も関係してそうだが、和食の好きな人々は誕生日ディナーも和食でということもあるのだろうか。
誕生日プレゼントはデジカメ。小型軽量で携帯性を重視したものがひとつ欲しいとかねがね思っていたのだ。
ブッシュ大統領の減税法案による300ドルの小切手がもうじき届くので、それが購入資金の一部となった。ちゃんと消費に回して景気刺激にも一役買ったことになる。
機種は冨士フィルムの FinePix 40i 。キャノン・デジタル・IXY 200(米国での名前は Digital ELF 110)と、どちらかにするかで迷ったが結局、性能重視で冨士フィルムを選んだ。
キャノンのデザインは魅力的で、FinePixの買い注文を出した後の今でもまだ未練があるのだが、京セラCONTAX G-1の時の様にデザインに惹かれて買っても使いにくいものは結局つかわなくなるのだ、と自分に言い聞かせているところ
(CONTAX G-1 はレンズが良く、美しい写真が撮れるのだがファインダーがものすごく見ずらくて使わなくなってしまった)。キャノンが使いにくいと決まったわけではないが電池のもちが悪い、手ぶれしやすいなどといったところがあるようだ。
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最近オーディオCDの生焼けが多くて、ちょっとうんざりしていたのだが、ソフトの入れ替えを行い、メディアも Memorex のちょっと高めのものを買ってみたら急に調子よくなった。
ソフトとメディア、どちらの効果があったのか分からないが、すっかり気分がよくなり、ケースに挿入するジャケット・デザインつくりを楽しんでいる。
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Today's BGM = MILES IN THE SKY by MILES DAVIS
(s=0230-1000; esb=ff0000,ffffff;ff0000 h:74/ 26C, l:64F/ 17C Hum: 58% 曇り )
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