Backnumbers:
 Monthly: Apr-May98Jun98Jul98 | Aug98 | Sep98| Oct98 | Nov98 | Dec98| Jan99 | Feb99 | Mar99| Apr99 | May99 | Jun99| Jul99 |Aug99 |Sep99 | Oct99 | Nov99 | Dec99 | Jan00 | Feb00  | Mar00 | Apr00  | May00 | Jun00| Jul00 | current
 Annual Year 1999 | Year 2000

 
 

 ▼   d i a r y  ▲ 
  j u l   2 0 0 0  
next
 

jul 01 00  sat

マイ・チェリー・アムール // ケーブル・モデム開通!



今日は、いよいよケーブル・モデムのインストールの日。 アポは午後なのに、なんだか興奮しているらしくて、いつもより90分も早い 9:30には目覚めてしまった。 まるで、遠足の日の小学生だ。

ケーブル・モデム接続は、すべて予定通り運び、何の問題も無くさくさくっと終了。 インストールは2回に分かれる。最初に、ケーブルのワイヤリング担当がやってくる。 既存ケーブルにスプリッターを付けて、ケーブルTVとケーブル・モデム用にケーブルを引く。 ケーブル・モデムに信号を送るテストを行い通信確立の確認をして帰っていく。

しばらくするとコンピュータ担当がやって来た。こちらは男女ペアで、どうもコンピュータ・エキスパートの女性が男性をスーパーバイズしているらしいが、基本的には男性の方が黙々と作業を行う。 10BaseT Ethernet カードを空きスロットに入れて、ケーブル・モデムと接続、日本語の Windows のわたしの OSもものともせずすごいスピードで設定していく。大抵のはアイコンで見当が付くのだが、時々、「プロパティはどれ?」なんて聞く程度。セットアップを電話とオンラインで行い一件落着。

インストールに来た人によると、ケーブルモデムを導入するけれど、インターネットは始めてという人も結構多いのだそうだ。 そういう人々には簡単なトレーニングも提供しているのだとの事。

電子メールを使うか、と聞かれたので、使うと答えたら、クライアントは何かと聞く。設定ならサーバーの名前さえ分かれば自分でやるから良いと答えた。 (さっさと用事を済ませて帰って欲しかったのだ。だって、早くネット巡回試したいもの)

わたしの住むニューヨーク市ではケーブルはタイム・ワーナー・ケーブル・オブ・ニューヨークとなっているが、アポイントメントの時間はいつも正確だし、やってくるテクニシャンの訓練も行き届いており嫌な思いをしたことがない。 今日来た人々も3人とも感じ良かった。

毎月の接続代金は 39.95ドル、そして、電話の回線が開放され、 接続は、最高で、下り 2.0MB、上り 300kbps との事。
早速ブラウジングしてみる。速い! 超カイテキ!
メーラーの設定変更は数が多いので面倒だったが全部終了。
ちょっとだけ心配だった、FTPも全く問題ないし、ICQも繋がる。シアワセ。

今年はじめてのサクランボを食する。黒っぽい色の所謂「アメリカンチェリー」は安いのだけれどあまり好きじゃなくて買うのは白っぽい種類の方。 こちらは高くて、手のひらに乗る程度の量で400円くらいもする。 ルックスや味は日本のサクランボに似ているのだけれど、ぷっちん感は劣る。 それでも美味しく 0.63パウンド分、一気に食べた。


♯  Today's BGM = LOVE SONGS by Stevie Wonder

(s=0250-0930;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h84,l68 はれ)

 

jul 02 00  sun

暑さに関する個人差



今日は、昨日よりぐっと暑くなった。エアコンのある時代に生まれてほんとうに良かったとつくずく思う。 でも、暑さや寒さの感じ方は個人差があり、暖か目の方が好きという人も居て、そういう人にとっては夏はそんなに苦痛でないのだろう。 わたしは、涼し目が好きな方で、エアコンでぎんぎんに冷やした部屋にいるのが大好き。 特に、夜は、さして暑くもない日でもエアコンをつけてひんやり感のある部屋にして、窓の外の漆黒の夜空と雰囲気を合わすのだ。

会社でも、同じオフィスなのに寒がりの人と暑がりの人とでは同じ季節とは思えない服装をしている。 わたしのオフィスは夏の間は毎日カジュアル服で、タンクトップは駄目だけれどジーンズはOKなので、わたしは下はジーンズに上はノースリーブのシャツといった服装の毎日だ。 ところが、寒がりのオジサン族はカーディガンなどをはおって「良く寒くないですね〜」などと話し掛けてくる。 わたしにしてみれば、「(そんなモノ着込んで)よく暑くないですね〜」と言いたい。

東京本社に勤務だったときは、中途半端にマシンが多い部署で(本格的にマシンだらけなら冷房も強力なのだけど)、冷房が弱くて暑くて仕方なくて大抵の人は、扇子やウチワを常備しておいて何かというとぱたぱたやっていたのだが、それでも中には桁外れの寒がりの人がいて、なんと毛布を持ち込んでいたのには驚いた。 あれは、寒いというよりはセキュリティー・ブランケット(スヌーピーに出てくる)なのかもしれない。

♯  Today's BGM = BOP TILL YOU DROP by Ry Cooder

(s=0300-0900;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h88,l70 はれ)

 

jul 03 00  mon

雨の夜の船旅



明日が独立記念日の祭日の今日は、社会一般的には殆ど休日といった感があるが、銀行員はいつも通りのスケジュール。 月初なので何かと忙しい一日を終えて夕方頃離社したところ、途中でスコールにつかまった。 午後、窓から外を見たら、街路樹の葉っぱが激しく揺れていて裏側を見せていたので、雨になることはわかっていたので用意していた傘をさしたが、傘が殆ど役に立たないような豪雨だったので濡れないですんだのは顔くらいで、あとは全身びっしょりになり帰宅。 明日しようと思っていたランドリーを前倒しで行う。

独立記念日の行事として世界から最大級の帆船が集まり明日、ハドソン川でパレードをするという。 マンハッタンの西側に位置するわたしのアパートはハドソン川からハドソン湾の眺望が付いているので明日は冷房を効かせた自宅に居ながらにして見物できそう。 今夜も見物、と思っていたら夕方の豪雨。外の景色は何も見えなくなってしまいがっかり。 しかし、夜になり雨は小降りになり、ややかすんだ川に浮かぶ沢山の船の美しいイルミネーションを満喫。 船は眺めているとロマンティックな気分になる。世界各地の港を旅する妄想モードに入るわたしなのだ。

♯  Today's BGM = SAIL AWAY by Randy Newman

(s=0100-0800;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h88,l72 はれ 夕方から雨)

 

jul 04 00  tue

ミレニアム独立記念日



7月4日は米国の独立記念日。 イギリスの植民地だった米国は、1773年のボストン・ティー・パーティーが引き金となり本国の圧政から逃れるべく立ち上がり 1776年の独立宣言を行った。 だから米国民にとっては、国の誕生日である今日は大切なセレブレイション。
特に今年はミレニアム独立記念日ということだそうで大掛かりなイベントがいくつも催された。 世界50ヶ国から集まった合計180隻の帆船のパレードは、小雨と濃霧のなかハドソン川を上っていった。ほっそりした帆掛け舟スタイルのもの、海賊船のような形のものなど様々な種類のトールシップが優雅に川を上っていく。

独立記念日といえば、やはり夜の大花火大会。今年は2000年記念ということで、いつもはイーストリバーだけで行われる花火大会が4ヶ所に拡大。 ウエストサイドのハドソンリバーでも行われた。イーストリバーは大分河口に近いあたりに船がうかべられるのだが、ハドソンリバーはミッドタウンに二隻の船が用意された。 それは、丁度、わたしのアパートの窓の眼下にあたる。21:30になったら、二隻の船からほぼシンメトリーに打ち上げが始まった。湿った空気に乗ってガンパウダーのにおいが鼻腔をくすぐる。

fireworks pic fireworks pic

良くみると二つの花火の間の奥の方、つまりNJ州の方でも花火が上がっている。超遠近法の立体花火の美しさにため息が出る。 正面の左に目をやるとハドソン湾河口でもパラレル花火が打ちあがっている。他にも遠くの打ち上げ花火が小さく見え200度の視野のなかは花火がいっぱい。 近くの花火は、川の水面に映りきらきらと反射していてそれはステキな光景でした。 花火は30分くらいで終わると周りに集まっていた船が一斉に汽笛をならすのはイーストリバーの時と同じ。 アメリカ人でなくても、ついつられて愛国心に熱くなりそうになる演出の上手さなのだ。

独立記念日の行事で毎年恒例なのがホットドッグ早食いコンテスト。 今年もコニーアイランドで賑やかに開催されたが、並み居る巨漢のなか、優勝者は体重50キロのやせっぽち日本人 Kazutoyo Araiさん。そして2位のフジタさん、3位は全出場者中紅一点のアカサカ・タカコさんと上位3位を日本からの出場者が独占した。
見物客のアメリカ人は
「これではいかん。もっとホットドッグを食べる練習をしてアメリカの地位をとりもどさねばっ」
と愛国心に燃えるのだった。



♯  Today's BGM = TAPESTRY by Carole King

(s=0300-0900;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h84,l70 くもり後はれ)

 

jul 05 00  wed

DELLがやってきた



今日はからりと乾燥した空気に晴天。 昨日がこうだったらくっきりとした船の写真がとれたのなあと思う。街にはまだ、大量の観光客が残留していてどこの道も混雑している。 それから、多いのが、セイラー。昨日集まった180隻の船のうち、まだNYに残っている船も多く、それなりのクルーが街に繰り出しているという訳だ。 純白で皺ひとつ無い夏用ネイビー制服みたいなものに身を包み、どういう訳かみんな5〜6人でかたまって歩いている。 個別行動は禁止されているのかもしれない。 東洋の国から来た一行は小柄な集団、やたら大柄な集団はUSマリーンだろうか。

白い制服姿に映画 『Officer and Gentlemen』 を思い出した。ザックが入隊してすぐに靴磨きやベルトのバックル磨きの洗礼を受け、そして激しい訓練で鍛えられたが、人世の一時(ひととき)を厳しい規律のもとで過ごすのは意義のある事だと思う。 だからといって、この映画が好きだという意味ではないのだけれど。

昨日の夜、DELLが届いた。約束は7月7日までに配達との事だったので約束どおりだったが、思ったより早い。 まだ、ソフトウエアや追加モニタの手当てをしていなかったので、昨日は、取敢えず既存のモニタを接続して英語OSのままマシンおよび付属品の稼動確認を行った。 DVD-ROM、CD-RW、サウンドカードは OKだが、通信系統の様子がおかしい。それも、モデムも LANカードどちらも。何か嫌な感じだが、細かいチェックと日本語化は週末の予定。



♯  Today's BGM = AMBIENT by Brian Eno

(s=0100-0800;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h86,l64 はれ)

 

jul 06 00  thu

惚れた相手を手に入れる



新しいPC購入でPC店巡りをしていた時に一目惚れしたソニーのフラットパネル・モニター、とうとう入手した。価格が類似機能を持つ他機種に比べて約5割ほど高いので躊躇していたのだが、スタイリッシュなデザイン、そして何より入力2系統というところに惹かれた。

高価なので少しでも安く買おうと、WEBで探した安売り店いくつかをあたった。価格には最大160ドルくらいの開きが認められた。 ところがこの機種は極めて品薄で、どこもストックが無くまた入荷の予定すら無いとの事。無いとなると余計ほしくなる。 そうなれば、少しでも安いところで、などと悠長な事はいってられず、値段は高くても良いので、モノがあるところ、とマンハッタンのPC店に足を運ぶ。しかし、店頭に見本はあってもストックが無いという店ばかり。 2日ほど前にサーチしたときはNOストックだった、ある店のWEBを念の為チェックしたら、ありました。1465ドルは、一番安い店より130ドル高いけれど、そういう問題ではない。即コンタクト、一台確保、翌日デリバリーとなった。 配送料金は、翌日なら25ドル、二日目配達なら15ドルと10ドルの差。迷うことなく翌日デリバリーを選択。 一日も早く会いたかったのだ。以上が昨日の事。そして、今、新しいモニタで見ながらこれを書いているにやけたわたしがここに居るのである。



♯  Today's BGM = NOTHING LIKE SUN by Sting

(s=0100-0800;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h78,l62 はれ)



 

jul 07 00  fri

みだらな襟足



髪の伸びるのが早くて毎月の様にカットに行かなければならず面倒で仕方ない。会社には「わたしなんか5ヶ月に一回」という便利な毛髪速度の持ち主が居て羨ましい。 昨日も、ふと気づいたら髪が伸びていたのでヘアカットへ。 担当のスタイリストはちょっと気紛れ気味なのか都度微妙に違うカットとなっていたけれど、2〜3回前のカットの時から今のスタイルが定着した。 襟足のところがいつもより若干長めでシャギーがバッチリ入っている。 「今度は、襟足のところがみだらな感じ」 はじめて今のカットとなった時、会社のある人が言ったコトバである。 この「みだら」は淫らとは無関係な言葉で、実は社内プチ・スラングなのだ。 そもそもは日本語の乱れが激しいMさん語だったのだけれど、面白いので社内では数人が用いるようになった新語。 むやみに、といった意味の妄ら(みだら)、それから、「まばら」とが混同した結果らしい。でも、誤解を招きやすそうだからひとなかでは使わない様に心がけている。


♯  Today's BGM = PRIVATE DANCER by Tina Turner

(s=0500-0800;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h78,l60 はれ)

 

jul 08 00  sat

スプーン? フォーク?



友人と3人でオムライスを食べていた。その店は、どんな食事をたのんでも、ナイフ、フォーク、スプーンがワンセットになって出てくる仕組み。 そこで気づいたのが、食べる道具の選択に違いがあるという事。わたしと友人のひとりはフォーク、もうひとりの友人はスプーン。

カレーライスもわたしはフォークで食べるがこれもスプーンという人もいる。 わたしの場合、デザート類はアイスクリームやプディングなどスプーンの出番が多いが、食事ではスプーンはスープの時位しか使わない。 そんなフォーク派のわたしでも、スプーンが欲しくなる時がある。それは、日本レストランや中華レストランでチャーハンを頼むとレンゲがついてくる時で、あれは苦手だ。 だれに聞いても、あれは口の形を無視した作りで食べにくいというが、レンゲの存在価値って何なのだろうかといつも思う。

【 フォークの背に何か乗せて食べるのは滑稽である。気取っていてばかげた行為である。】こういった話を何回か印刷物で目にした事があるが、わたしにとってはちっとも滑稽ではない。 少なくともわたしにとっては、気取っているのではなくて、合理的な行為なのだ。だって、ナイフで何かを切っている途中はフォークは背を上に向けている訳であり、その時に、ちょっとマッシュポテトを食べよう、と思った時に、いちいちフォークをくるりと回転させるのは面倒。 それより、手のポジションを変えないまま、フォークの背にナイフをつかってポテトなりビーンなりを乗せる方が機能的なのだ。 でも、気取っていると思われたら嫌だなあ、という考えが脳裏を過(よ)ぎり、わざわざフォークを持ち変えたりする自分を見る事があり、笑ってしまう。

何でも、自分が食べやすい道具で食べれば良いと思うが、ただ、食べる時の動作でどうしても気になってしまう事がある。 食べる前に、スプーンを水に浸ける人がいる。 わたしの周囲では年配者に見られる行動だが、これはどうしても苦手だ。正視できず目を背けてしまう。 そういう人達は、箸も水につけて濯ぐようにしてから食べる。そして、その水は飲んでしまうのだ。 なんか、見てはいけない物を見てしまった様な気がする位だから、何故そういった行為をするのかは聞くことすら出来ない。

♯  Today's BGM = HERE, THERE AND EVERYWHERE by Ryo Kawasaki

(s=0100-0900;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h81,l68 はれ )

 

jul 09 00  sun

NYCにやってきた牛の群



cowp pic

Moore Cows: to Gallery (写真集)

いま、マンハッタンでは、どこもかしこも牛だらけ。 それも何だかやたら個性的な牛達だ。

これは、カウパレードという催しで、スイスで始まり、シカゴをへて今、ニューヨーク他の都市にやってきた「kunst+kuh」つまり、アートと牛の融合なのだ。 実物大のグラスファイバー製の牛にデザイナー達が腕を競って加工を加え、出来上がった牛は街に置かれる。 パレードの目的はチャリティー及び地域への観光客誘致にある。

5月にはほんのわずか数頭をみかけるだけだった牛達だが 6月中旬になり一気に500頭が放牧されたものだ。 最初少しだけだった理由は、実は、 去年、シカゴで行われたこのパレードで、突然の牛の大群に騎馬警官の馬が本物の牛と錯誤して驚いてしまい大変だったので、今年は、少しずつ慣らしていくというストラテジーとなったという訳。 まず、数頭の牛を街の随所に設置して、馬が慣れた頃をみはからってから 500頭の牛が街の通津浦浦に登場したのだった。 パレードのオフィシャル日程は 6月15日から 9月4日までとのこと。

♯  Today's BGM = KLAVIERKONZERTE (W.A. MOZART) by Serkin / Abbado - London Sym

(s=0130-1025;esb=0000ff,ffffff,ff0000;h81,l68 はれ )

 

jul 10 00  mon

らせん



机の引出しを整理していたら、会社関係の写真の束が出てきた。 支店長交替パーティー、イヤーエンド・パーティーなどパーティーの時の写真に混じり前のオフィスの写真も。

今は東京勤務となっている K.O.さんとわたしが映っている写真があった。 彼が転勤になってしばらくしてわたしも東京勤務になり席も近く奇遇だと思ったものだ。 ある日、彼が MS Word の使い方で分からない事があるのだが、知っていたら教えて欲しいと言った時の事を思い出した。 「『らせん』ってどうやるのかしら」   と彼。
「???」   と私。
一体何がしたいのか更に説明を求めると、Wordで製作中の文書に表を挿入したいけれど、いつもはEXCEL から切り貼りするのだが、今回のは簡単な表なので、Wordで線を引きたいのだ、という事らしい。 そして、彼のポインタの先にあったのは、罫線のアイコンだったのだ。

罫線を『らせん』と発音した彼はT大学卒。そんな彼が面白いから、と貸してくれた本が『パラサイト・イヴ』だったことを考えれば何となくホラーで統一はとれているのかもしれない。

♯  Today's BGM = LET IT BLEED by Rolling Stones

(s=0515-0810;esb=ffffff;h91,l70 はれ )

 

jul 11 00  tue

窓洗い日和



今日の出勤時の気温は22度。昨日より3度低いだけだったのに、湿度が低いこと、そして何より、そよ風がさやさやと吹いていてそれは気持ちよかった。

家から会社まではのんびり歩いても15分位の距離だが、今日はその15分間に3回も窓をあらっている光景に出くわした。 ミッドタウンのビルは最近の流行なのか殆どが1,2階部分はガラスを多用したデザイン。 従ってガラス掃除は頻繁に行われることになるのだが、何しろサイズが大きいので、専用の人が専用の道具で洗う。

即ち、まず最初に長い棒の先に取り付けてある特製スポンジみたいなものに石鹸水(?)を含ませて、それを窓に塗り付ける。 次の人は、自動車のフロントグラスなどのワイパーを大きくしたようなものが長い棒の先に装填してある特製器具でその石鹸水を拭い取る。 二個所目の窓洗い目撃現場であるCBSビルのところでわたしの足は止まった。このビルは一階の天井が高いのか二階分吹き抜けなのか、かなり縦長のガラスとなっている。 作業に用いられていた棒の長さは背丈の3倍以上もあるので、拭き取りながら、ささっと数歩あとずさりをする絶妙のタイミングが必要だ。ワイパーのゴム部分をガラスに押し付ける力加減も重要そうだ。 すごいなあ、と感心してみていたら遅刻しそうになり急いで会社に向かった。 到着したら会社が入っているビルでも窓を洗っていて、こちらは背丈くらいの長さの棒の先につけたワイパーで洗浄液をワイプしているところだった。

明るい陽射しを、翳りひとつないガラスが反射していて、睡眠時間3時間のわたしにはすこし眩しかったけれど元気が出た。

♯  Today's BGM = STICKY FINGERS by Rolling Stones

(s=0515-0810;esb=ffffff;h84,l64 はれ )

 

jul 12 00  wed

イルカの癒し効果



会社の PCがようやく現代的なものに交換されてアプリもバージョンアップされた。 Word/EXCEL は、Office2000となった。これは、デフォルトだとイルカがうろちょろするヘルプ機能がついている。 会社のPCはサウンドカードを入れてないので水音や、「ケケキキキキ・・・♪」というイルカの声などは聞こえない。 自宅のシステムではイルカも犬も何も出て来ない様に設定しているが、会社ではディスプレイの隅っこにイルカをはべらしている。 イルカの癒し効果が少し位はあるかもしれないという期待、という訳ではなくて、19インチ・モニタなのであまり邪魔にならないというのが理由。

〜 〜 〜

イルカの癒し効果についてあちこちで語られている。 イルカと泳ぐと自閉症等の症状に改善が見られた、などという話を聞く。 しかし、一方では、イルカと泳ぐことは、水泳以上の効果は無い、と分析する説もある。 わたしはどちらも一理あるのではないかと思う。イルカの出す超音波や他の機能等についてはまだ科学では解明されていない能力が沢山あり、その中には人間には備わっていない超能力もあるに相違ないと思っている。 それに、イルカに限らず動物とふれあう事は楽しく、ましてやイルカにつかまって泳ぐなんて楽しいのだから閉ざされていた心の扉が開かれても不思議はない。 水泳をすれば体内は活性化して気持ちも楽しくなるだろう。

いずれにせよ、イルカと泳ぐことは良い結果に結びつくケースが多い様で、どんどんヒトがイルカと泳ぐ様になったら、それはイルカのストレスにならないのだろうか。 今度はイルカにノイローゼが出るなどという事はないのだろうか。 それが心配でならないのだ。

♯  Today's BGM = LE GRAND BLEU by Eric Serra(Original Sound Track)

(s=0200-0810;esb=ffffff;h82,l66 はれ )

 

jul 13 00  thu

IDカードの写真



新しいIDカードを貰った。 会社のあるビルディングの警備システムが新しくなるのに伴って入・退館に必要なIDカードも新しく作ることになり、昨日の午後、写真撮影したものだ。今度のはデジカメ撮影した写真を専用ソフトでID自体に焼き付けてある一体方式。前のポラロイド写真をラミネートしたものよりすっきりとしている。

ID写真ひとつでも人の性格とかが分かり面白い。 わたしのオフィスは夏の間は毎日カジュアル服でジーンズだってOKなのだけど、昨日にかぎりばりっとしたスーツ姿の人が何人かいて、「おや」と思った。そういう人にとっては たかがID、されどIDなのだろう。

出来上がった写真は背景がワイン色の様な赤。 最初からこのバックグラウンドの色が分かっていたら、ワイン色のハイネック(持っていないけれど)を着ていって。宙に浮く生首という究極の不思議写真付のIDが出来たのに、残念な事をしたとわたしは思った。

窓からそよ風がさやさやと入ってきて気持ち良い。 デスクの上に無造作においてある書類がその風にのって自由を謳歌している。 ふんわりと舞う紙は、『フォレスト・ガンプ』の羽根の様。 なんか、そんな紙を見ていると気分が良く、ペーパーウエィトをわざと置かずにいたら部屋が大分散らかった。 それでも気にならない不思議な風の吹く夜、満月間近の青い月の光も心地よく寝るのが惜しい。

♯  Today's BGM = LE GRAND BLEU by Eric Serra(Original Sound Track)

(s=0300-0810;esb=ffffff;h86,l68 はれ )

 

jul 14 00  fri

2000年宇宙の旅



2週間越しの問題が片付き、おまけに週末。大変に気分が宜しい。 昨日の帰りにブロックバスターに寄って、ピックアップしておいた映画もリラックスして観ることが出来るというものだ。

ほんとうは『ブレード・ランナー:ディレクターズカット』を観たかったのだが、VHS も DVD も貸出し中。レンタルDVD のコーナーをうろうろしていたら『2001年宇宙の旅』が目に入ったのでピックアップ。 そういう訳で今夜は久しぶりに旅行に出た。

☆ ☆ ☆

このトリップは準備がいたって簡単なのだが表現できない満足感を得ることが出来るというものなのだ。 映画『2001年宇宙の旅』と ピンクフロイドの音楽のシンクロニシティーにより新たな世界がひらけるという驚愕の旅 準備は以下の通り。
    ☆ 持ち物 ☆
  1. 映画『2001年宇宙の旅』の映像媒体(ビデオ、DVDなど)
  2. ピンク・フロイドのアルバム『Meddle(邦題:おせっかい)』、『Atom Heart Mother(邦題: 原子心母)』の音源(CD、etc)
    ☆ 準備 ☆
  1. 『2001』の第三部「Jupiter and Beyond the Infinite」の始まる直前の頭出しをする。映像再生用の機器のサウンドは「MUTE」にしておく。
  2. 『Meddle』の 最終曲、Echoes の始まりの頭出しをしておく。
    或いは、『Atom Heart Mother』よりタイトル曲の準備。
  3. 部屋を暗くして、映像と音楽を同時にスタートする。
1968年スタンリー・キューブリック作品『2001』、30年以上経った今日でも全く色褪せること無く、いまだに如何なるSF映画たりとも越えることは出来ていないものだ。 映画は三部からなっていて、第一部と二部は音楽と映像の融合も印象的なのだが、第三部「Jupiter and Beyond the Infinite」は、音楽が殆ど無く、また映像も哲学的になる 23分間のセグメント。 先に書いた Pink Floydのこの2曲は長さがどちらも約23分で 2001の第三部の長さに一致する。 しかし、シンクロニシティーは長さだけではない。映画のテーマ、画像展開にそれぞれがぴったりとスムースに応答しあうのだ。 2001は何回も何回も観ているし、また、ピンクフロイドの二つの曲も数え切れ無い回数を聞いているのでどちらも次の展開は熟知しているのだが、いっしょになったときは全く新たなものになった。 部屋を暗くして、ステレオのヴォリュームをあげてスタートする。 呼吸はとまりそうになり、全身の細胞は蠢きふるえる。

Pink Floydのアルバムには、このシンクロニシティーについての記述は無いが、これが偶然の一致などでは無くて意図的なものであることは明らかだ。

わたしは Echoes とのシンクロの方にシンクロするが、一方の原子心母も、映画が全く別の作品に見えてきて面白い。 原子心母の方が僅かに長いので Echoesの様に、映画ラストの、スターチャイルドのフェードアウトと Echoesの音楽のフェードアウトがぴったり一致する快感は得られない。 その分、正気を保っていられるという事だ。

今迄に何回もトリップしたのは、所有しているビデオ版の 『2001』。DVD版は今日が始めて。 画像はきれいだけれど、ちょっと編集が違っていて説明っぽさの強い画像が加えられていて、あまり感心しない。 23分という時間はぴったりだけれど、カット毎のシンクロはイマイチだった。

この小旅行は、先月ある方のサイトにて紹介されていて知ったのだが、以降しばし病み付き状態になっていたもの。 いつの日か行きっぱなしになって戻れなくなるような気がしないでもないが、それはそれで仕方の無い事なのだ。


♯  Today's BGM = ALSO SPRACH ZARATHUSTRA (RICHART STRAUSS) by Ormandy & Phila. Orch.

(s=0200-0815;esb=777777,ffff00,0000ff;h82,l68 はれ )

 

jul 15 00  sat

勝った!



7月初めに我家にやってきてからというもの、わたしを悩ませつづけた問題児をようやく手なずけた。 一時は捨ててしまおうかとまで思ったけれど2千ドル近いものをそう簡単に捨てる訳にも行かず、タタカイを続けた結果とうとう我が勝利となったのだ。

7月4日、アメリカ合衆国の誕生日に届いた DELL は、一番最初にスイッチを入れたら 現われた Windowsの登録画面に必要事項の入力を始めたら途端に落ちた。 嫌な感じだ。まあ、そういう事もあろうかと再起動して作業を続けた。 稼動確認を開始する。DVD-ROM、CD-RW、サウンドカードは OK。 でも、ビデオカードは、様子がおかしい。後でDVD映画を借りて来てテストしたところ、DVDプレーヤーは、アプリは立ち上がるが、「File 使用中」というメッセージが出るだけで画像は読めず。 しかし、最悪なのは、通信系統。モデムでの正しい通信の確立が出来ないのだ。 ダイヤルして相手を呼び出すところまでは良いのだが、その後インターネットには繋がらない。Telnet(Hyperterminal)は OKなので、モデム自体の問題というよりは、ソフトかマザーボードにトラブルがある感じ。 通信が出来ないPCなど何の役にもたたない。

このPCは、わたしにとって10台目となるのだが、そのうちトラブルは実に4台目という PC運の悪さに呆れる。

DELLを買ったのは始めてなのだが、選んだ理由は、アフターケアの良さに定評があったからなのだ。 きっと問題はすぐに解決するのだろう、と思いながら早速電話する。録音の指示のとおり、マシン毎の製品番号とサービスID番号を打ち込む。 そうすれば、待ち時間無しで良く訓練されたサービスデスクに繋がる筈であった・・・
出て来たのは、録音。「30分から60分待ちです」という。
仕方ないのでホールドするも、5分ほど待ってウンザリとなり電話を切る。 DELL の WEB SITE から e-mailでコンタクトすることにした。

何回かのやりとりの後、DELLサイドは、「Hyperterminalで通信ができるのだからモデムは正常である。ISPに問題がある。」という結論を押し付けて来た。 同じ ISPに、別の2台のモデムからは問題なく繋がるといっても、それは無視。 このやり取りは数日間にわたるのだが、ドライバを入れ替えてみたり、色々な作業を行ったが改善無し。 毎日、朝の5時まで作業という日々が続いたが、システムはすぐに落ちるし、モデムは通信できないし、とすっかり嫌になった。 こうなれば、返品しかあるまいという結論に達し準備を始めた。

返品の為には第三者の客観的なコメントがあった方が良いと思い、ISP(AT&T)に e-mailを出した。 実際の接続は、ケーブルモデム( Road Runner)なのだが、AT&Tのアカウントもバックアップ用に残しているのだ。
「DELLのPCを買ったので 接続の設定をしようと思ったのに繋がりません。DELLはモデムは壊れいていないのでISPにコンタクトして問題を解決するように、とのことです」
半日くらいで、AT&Tから帰って来た返事は、
「通信が確立できないのは、サーバーのトラブル、TCP/IPの設定に矛盾がある時、そして、winsock.dll と wssock32.dllのバージョンが違う時が考えられる...」
迅速、且、明確な答えだ。通信先のサーバーが理由ではないことは今回は明確なので、TCP/IP をチェックするが、問題はない。 すると、残るは、winsock.dll と wssock32.dllが怪しいということになる。

そこで、Windows98SE(J)を新たに購入して、ディスクのフォーマットからやり直してみた。 きれいにして、0(ゼロ)からのスタートだ。 Windowsをインストールし、ハードウエアのドライバは出来る限り websiteから最新のものをダウンロードしてきたものを用いた。 結果は、大成功である。それまでは、かたまったり、ブルースクリーンになったりしてばっかりだったシステムも安定し、モデムも OK。 ヴォイスもOK。DVDも見えるようになり、TV-OUTもちゃんと機能する。

要は、DELLが インストールしてきた Windowsに問題があったということだ。 モデムのドライバとバージョンが合わないだけの問題なのか、それとも Windowsが壊れていたのかもしれない。 システムの不安定さは尋常ではなかったから。

DELLのサイトのユーザ専用掲示版には、同型モデムのトラブルについての書込みが山の様にあった。 どうも、ISPを選ぶか、あるいは、特定の条件下でしか機能しないという極めて使いにくいモデムの様だ。 そんな汎用性の無いものは殆ど欠陥品である。 ましてや、いい加減な バンドル Windowsと、更に、互換性の無いドライバをセットでインストールしてあるのだから動くわけが無い。

trooublesome DELL

ケースはプラスティック製。
内側に薄い金属板を貼ったものだった。
3年は使おうと思って、現在必要となる以上のスペックのものを買ったのだけれど、何だかイマイチ信用がおけないでいる。 不出来な子ほど可愛いと世間では言うが、わたしは、出来の良い子の方が好きだ。 今回の場合、DELLのサービス・テックを早期に見限ったのが功を奏し、手間はかかったが無事、更正した。 このまま良い子でいてくれれば、可愛い子になるのだが、とやや懐疑的な態度でつきあい始めたところなのだ。

向かって右がフロント。上の方のベイにDVD-ROM、CD-RW を内蔵。少し下がってフロッピー・ドライブ。一番下にケース沿いに垂直に配置してあるのがHDD。


♯  Today's BGM = SECRET LIFE OF PLANTS by Stevie Wonder

(s=0300-1000;esb=777777,ffff00,0000ff;h72,l64 あめ )

 

jul 16 00  sun

異臭



起きたら 12:00、いつもより 1〜2時間遅く一日を少し損した感じ。
遅い午後にランドリー。異様な光景を目にした。

洗濯を始めたときは一台が使用中なだけだったが、乾燥が終わる時間に取りに行ったら、どうやってランドリールームまで運んだのかすごい量の洗濯物を持ち込み、全部のマシンを使って洗濯を始めようとしている人が居た。 その東洋系の女性は、4台あるウォッシュ・マシーンのうち 2台の「水加減」をみているところっだった。洗濯機の中をじっくり覗き込んでいたかと思うと、今度は、何と腕をつっこみ、ちゃぷちゃぷ水音を響かせながら手で中の水(洗濯物も入っているのかは不明)の攪拌をしている様子。 マシンが壊れていて、洗濯の途中で止まってしまったか何かの事情により中身を出そうとしているのかとも思ったが、どうもそうではないらしい。となりのマシンにも同様にして腕を突っ込みちゃぷちゃぷやっている。 なんか、気味が悪いと思いながらも、わたしは、ドライヤーの中身をフクロに移していた。 ドライヤー終了直後の洗濯物は大変に熱いのでいちどきに掴む事が出来ず、少しずつしか取出せない。

半分以上ドライヤーの中身を取出した頃、異臭が漂い始めた。鼻と喉に強い刺激を感じた。 彼女の方を見ると、なにかの液体をプラスティックのボトルから持参した紙コップに移している。 目を吊り上げただならぬ表情だ。恐い。紙コップに異臭のする液体といったら和歌山カレー事件そのままではないか。恐ろしい。

息を止めて最後にドライヤーに残ったシーツとTシャツ2枚を掴み、大急ぎでランドリールームを出た。 廊下に出た途端、激しく咳きこんだ。エレベーターに乗り部屋に無事辿り着く事が出来て胸をなで下ろした。窓を開けてフレッシュエアーで深呼吸をした。

△▽

見方を変えれば、異臭を放つ液体の正体はボトルの外に書いてあるとおりクロラインで、洗濯ヲタクが超強力ブリーチを使用していただけなのかもしれない。 真剣そのものの表情は鬼気迫るものがあったが、それよりわたしには呼吸困難になりつつあったというのに彼女は平然と計測作業を続けていたのが不思議だ。 洗濯物は無事なのだろうかも不思議だ。


♯  Today's BGM = THE BODYGUARD (ORG. SOUNDTRACK) by Whitney Houston et al.

(s=0200-1200;esb=777777,ffff00,0000ff;h78,l66 くもり )

 

jul 17 00  mon

人世の波



人世には波があるものだと思った。 トラブル続きだった DELLのコンピュータの他にも、実は6月頃から問題ばかりが次から次へと起きていたのだった。 風呂場は壊れるし、通信販売で買ったCDは2回連続、合計8枚のうち約半分にトラブル状態で届いたのでクレームしても「すぐ代替品を送る」と有言不実行だったし、なんかうまく行かない事ばかりだったのだ。

ところが、コンピュータとの闘いが勝利で終わったと思ったら、通信販売のトラブルも解消するし、風呂場も直り、ばたばたと事態は改善していった。 人世、諦めてはいけないのだ。目的に向かって正しく努力すれば、必ず好転する、とわたしは思う。

比較的涼しい日なので、ACをつけないで窓を開けている。 ジェット音が聞こえてきた。それも空の方向ではなく、下の道の方向からだ。 窓から下を覗いてみた。ジェット式イエローキャブが空中を飛び交っている光景が眼下に広がった、と思ったのは妄想で、路上に数台の車が走っていただけだ。 冷静に観察すると、上空のジェット機の音と、数ブロック先の道路工事の音がビルに反射しながら共鳴しているらしい。 実体がわかってしまうと SFの光景はもう見えなくなった。


♯  Today's BGM = ZIGGY STARDUST by David Bowie

(s=0200-0800;esb=ffffff;h82,l71 はれ )

 

jul 18 00  tue

Dog Days



会社の事務部門の SVPが、一歳になる血統証付きゴールデンレトリーバーの貰い手を探しているという。 可愛がっていたのに手放す事にした理由というのが、半年前に生まれたベイビーで、どうもそのレトリーバーにアレルギーがあるらしいからというもの。

欲しいなぁ。 カウチに座るわたしの足元に寄り添うレトリーバーといった画像が脳裏に浮かぶ。 でも、長い毛の手入れも大変だし、気を付けないと肥満になりやすいなど、なかなか手がかかると聞く。 犬と同居できたらどんなに素敵なことかと思うけれど、自分の不精度合いを考えればアパートという現在の住宅環境で犬を飼う能力はわたしには備わっていないことは明白。 将来、庭付きの家に住むチャンスがあったら、その時に迷うこと無く犬と同居をするのだ。 第一希望は、グレート・デン。Pawの大きなところ、四角っぽい顔の輪郭が愛らしい。 他に、ラブラドール・レトリーバー、アイリッシュ・セッター、そしてシュナウザーも居たら文句なし。 実際にそういう日が来るかどうかは分からないが、想像するだけでも楽しい。

犬に因んだ言葉は多いが、the dog days は、盛夏の意味で、7月から8月の中旬くらいの時期をいう。The Dog Star(天狼星)が観察できる季節に由来している言い方らしい。 今日のニューヨーク市は「典型的な7月の気候」と朝の天気チャンネルで聞いた。


♯  Today's BGM = FROM THE CRADLE by Eric Clapton

(s=0300-0800;esb=ffffff;h88,l66 はれ )

 

jul 19 00  wed

床の修理 〜 アナログ・レタッチの楽しみ



会社の帰りにハードウエア・ストアに寄って木工用ボンドを買う。 床の組木の一部が大きくささくれてしまっている場所を修理する為だ。

木工用ボンドは、接着が早い、固まる前は水溶性なのではみ出た部分のボンドは拭き取りが簡単、渇いた後は着色も出来る、などの特徴がある。 修理したのは書斎エリアの回転椅子の下の床の部分。ここはしょっちゅう椅子の足の下の車に痛めつけられているので傷みやすい様だ。 あぶない状態になってた木片をしっかり固定する。一時間もしたら完璧にくっついていて満足。

床の傷みがひどく穴あき状態になってしまった場合は Plastic Woodなどで補填する。これは、楽しい。チューブから取出したコンパウンドは粘土みたいな程よいやわらかさで、必要部分に練り込む。 じきに硬化するので、サンドペーパーで表面を平らにする。周りの本当の木の部分も少しサンドして馴染ませたあと、着色する。 適当に木目っぽくすると遠目には補填は分からなくなる。

今日の修理は、まだ、木の破片があった状態だったので、ボンドで固定しただけだが、それでも、こういった修復作業というのは楽しい。 超アナログな レタッチは、PhotoShop とは別の楽しみをわたしに与えるのだ。


♯  Today's BGM = DON'T CRY NOW by Linda Ronstadt

(s=0200-0815;esb=ffffff;h78,l62 はれ 後 あめ )

 

jul 20 00  thu

空の対角線



on a clear day U can see 4ever

涼しい日が続いている。湿度もあまり高くなくて過ごしやすい。 晴れた夏の日は空が大きい。 今朝、出勤前に窓から外を見たら、空に対角線がひかれていた。 いくつか浮かぶ孫悟空の雲の背景にある対角線は、山か滝のようにも見える。

いつの間にか高層アパートのビルが増えている。好景気が続く米国では相変わらずの建築ラッシュなのだ。 正面真中のビルは半年前には無かったもので、川の対岸にある知人の家が殆ど見えなくなった。 一時ほどの投資ブームではなくなり景気も落ち着く方向なので、これ以上ハドソン川の眺めが遮蔽されることが無いと良いと思ってしまう。 川の流れを見るのは心が安らぐモーメントなので失いたくない。


♯  Today's BGM = LAYLA by DEREK AND THE DOMINOS

(s=0300-0900;esb=ffffff;h77,l62 はれ )

 

jul 21 00  fri

クスリの飲みかたについて



薬は服用のタイミングが様々だ。 胃をいためない様に空腹時は避けるというものが多いが、中には胃がカラの時に、というものもある。 わたしの花粉症の薬がこれで、毎朝一錠服用するのだが、しばらく朝食をガマンしなければいけないのがつらい。

食間に服用という薬がある。これは、食事をしている間だと思い込んでいたという人はわたしを含め少なくないと思う。正しくは食事と食事の間、英語なら「between meals」となり間違えようがない。
食間のほかにも、食前に、食後に、食事と一緒はいけない、など胃に入るものだから食事との時間的組み合わせに色々ある。 これらの場合、どの位前や後やなのか、食事と一緒がだめならどの位の時間を空ければよいのか目処を知らせてくれると良いと思う。 食事の直前で良いのか、15分くらい待つのか、それとももっとなのか。

服用しているときは太陽光線に当たってはいけない、というものがある。 こいうものも、許容量が知りたいところだ。全く太陽光線に当たらない生活の願望はあるけれど、現在のわたしの生活パターンでは厳守することは不可能だ。

一番知りたいのは、してはいけない、という事をするとどうなってしまうのか、という事だ。 薬の効果が無くなってしまうのか、逆に、薬が効きすぎてタイヘンな事になってしまうのか、或いは服用している本人に異変が起きてしまうのか。 駄目な理由を併記してあれば、許容量も自ずから見当がついてくるというものだ。


♯  Today's BGM = SIREN by Roxy Music

(s=0500-1050;esb=ffffff;h82,l66 はれ )

 

jul 22 00  sat

マニュアル人間



マニュアルは、機械の取り扱いの説明の為や、接客業でスタンダードなサービスを提供する為など、あらゆる場所で整備がされているものだ。 でも、あまりにマニュアル通りで臨機応変な対応がなされないという声も聞く。たとえば・・・

さっき家にかかってきた電話。普段は留守電スキャンしないとピックアップしないのだが、丁度、東京から電話がかかる時間帯だったのでついとってしまった。
「ナントカ電話会社です。我が社のプランは、いまご契約のベル・アトランティックより遥かにお得です。市内会話無制限、キャッチフォン付き、それに何と、200分の長距離電話がムリョウですっ!」 とエンドレスに喋りつづける。
「それで値段は?」 とわたし。
「たったの $49」。
「今、わたしの支払って電話代が $16くらいだからそんな高いの興味ない」
と言えども、
「お得です!」 を連呼する。そうマニュアルにあるのだろう。
「興味なし。Have a good day」と電話を切ったのだった。

この " Have a good day " は応用範囲の広い言葉だ。フレンドリーな会話でも用いられる事もあるが、マーケティング電話をこちらから一方的に切るときの常套句でもある。 マニュアル人間にとっては、どういう解釈となっているのかと思ったら可笑しくなった。

♯  Today's BGM = MR. FANTASY by Traffic

(s=0200-1200;esb=ffffff;h83,l64 はれ)

 

jul 23 00  sun

涼しい夏



今朝は9時に父親からの電話で起こされた。 東京は22時なのだが 35度もあり彼の今迄の人世でイチバン暑いと言っていた。 要件は、DVDについての質問だったらしいが、毛布に包まり安眠中だったこちらは眠くて仕方がなかったので的確な回答が出来ていたのかどうかは分からない。

涼しい日が続いている。今日の最高気温は 26度、最低18度。 最近は毎日こんな風だ。 ニューヨークの夏は始まりが早い分、8月の中旬には秋の気配となる。 今年の夏はもう終わりつつあるのかもしれないという気がする。

去年の7月は暑くて、100度の日が続いた(華氏百度=摂氏 37.7度)。 ACも効かなくなり、映画館に緊急避難したものだ。それが今年はどうだろう。 春先に季節外れの暑い日があったり、先月に数日間の猛暑的日が続いただけで全般的にはAC無しでも生きていられる。

こんなに涼しくても、やはり、寝る前にはベッドルームを冷やして「北極の間」にするのが好きだ。 地球にやさしくない嗜好でありエネルギーの無駄である。由々しき事と思えど止められない。 窓を閉めて外の音をシャットアウトした部屋で ACの低いモーター音と CELLOの弦の共振に身を委ねるのが心地よい事もあるが、でも、結局はひんやりした空気が好きということに尽きる。 冬が待ち遠しい。

♯  Today's BGM = DVORAK'S PIANO TRIO DUMKY by AX・KIM・MA

(s=0400-0900;esb=ffffff;h82,l66 はれ)

 

jul 24 00  mon

人畜無害



去年に続いて、ことしもニューヨーク地方では「ウエスト・ナイル病」が認められ、既にひとりの犠牲者が出た。 ウエスト・ナイル病は蚊が媒体となり伝染する熱病で、弱い人類の場合は死に至ることもある。 これ以上の発病を防ぐ為に、病原体を運ぶ蚊の撲滅を目的として、ジュリアーニ市長の許可のもと、大規模な殺虫剤散布が行われており賛否両論。 散布はヘリコプターを用いて広範囲を一気にカバーするもので、健康に害は無いが、でも、該当地区の住民は出来るだけ外に出ない様に、またエアコンをつけない様にとアナウンスされている。
空中からのワイド・エリア・スプレーは、郊外から開始されマンハッタンの南に位置するスタッテン島の一部も対象になったがマンハッタンへの散布はまだ。 今晩の予定は先週スプレーの無かった地域のスタッテン島およびクイーンズ地区で、22:00開始、05:00まで続くそうだ。

マンハッタンはまだだが、空中からのメガ・スプレーなので、風に乗ってすこしは薬品の飛沫が飛んで来ている様な気がして窓を開ける気になれない。

人畜無害をうたっている各種殺虫剤が薬局で売られている。 そのどれをとっても必ずといっていいほど反応して具合が悪くなるわたしは、人でも畜でもないとするならば、虫なのか神様なのかどちらか。 明朝、ベッドの上でザムザになっていないと良いのだが。

♯  Today's BGM = CAN'T BUY A TRHILL by Steely Dan

(s=0400-08100;esb=ffffff;h78F/25C,l66F/18C はれ)

 

jul 25 00  tue

バッタの出て来た日 // コンコルド



トウモロコシのトップシーズンとなった。 トウモロコシはサランラップで包み電子レンジで数分加熱すると美味しく食べられる。

こういう自然の野菜を食べることが出来るのもあまり長くは続かないのではないかという気がする。 米国南西部では干ばつによりバッタが異常発生したというニュースを見た。 くすんだ緑色野菜の畑を無数のバッタが元気良く飛び交っていた。 なんか、自分の住む星を自ら破壊していく人間を嘲笑っている様にみえて仕方なかった。

昨夜はスタッテン島とクイーンズ地区の大規模農薬散布のとばっちりをうけたらいやだと思い早々と窓を閉めてついでに早寝もしてしまったが、今日になり、セントラルパークにも散布があったのだと知った。 ウエスト・ナイル・ヴァイラスを持った蚊が見つかったから、予定されていたニューヨーク・フィルの屋外コンサートをキャンセルして急遽スプレー・ナイトになったとの事。 そのコンサートは今日開催となったのだけれど、昨晩、殺虫スプレーをしたばかりの芝生の上で音楽を楽しむのはちょっとわたしには向かない。

1976年就航以来墜落事故ゼロ、絶対の安全性を誇っていた超音速旅客機コンコルドが落ちた。 パリのドゴール空港を離陸してすぐの出来事。乗客と乗員全てが亡くなったとの事。 火をふきながら森の木の上をかすめて落ちて行くコンコルドの写真がすぐに配信されニュース画面に載った。 その写真をみて、混乱してしまった。 すごい写真である。スクープである。しかし一方、中に乗っている110名の人はその時きっと恐怖のどん底だったに違いなく、更に、その数秒後に地上に激突して少し前まであった110の命は消えてしまったのだ、と思うと悲しく胸が痛む。 でも、みる都度、「良いトコロ」を捉えたなあ、と感心もしてしまう。わたしの心には悪魔が住んでいるのかもしれないと思った一瞬。

♯  Today's BGM = GRASSHOPPER by J.J. Cale

(s=0030-0805;esb=ffffff;h76F/24C,l66F/18C はれ)

 

jul 26 00  wed

お弁当



会社の昼時、ケータリングサービスの日替わり弁当を食べながら子供の頃どんなお弁当を持って学校に行ったかという話題で盛り上がった。 わたしは、タッパーウエアにぎっちりと詰められたチャーハンの時が一番嬉しかった。 いろんなお弁当の人がいたが、一番ダイナミックなのが「カレー弁当」。 どういうものかというと、ご飯の詰められた弁当箱とボンカレーという組み合わせなのだそうだ。 食べ方は、ご飯の上にボンカレーをそのままかけていただきまーすとなるというもの。 暖めない理由は、生徒が普通に弁当を温める為の電子レンジというものは用意されていなかったからとの事。 美味しかったのかなあ。

♯  Today's BGM = COLOUR OF YOUR DREAMS by Carole King

(s=0330-0810;esb=ffffff;h69F/20C,l66F/18C あめ)

 

jul 27 00  thu

Gazoontite.com



涼しい日が続いており花粉量も少ないので先週から花粉症の薬を飲まないでいた。 ずっと好調だったのだが、昨日の午後からアレルギー症状が大爆発。 マンハッタンほぼ全体に散布された西ナイル熱病ウイルスを運ぶ蚊の駆除薬が原因ではないかと疑っているのだが、目のかゆみ、くしゃみ、に大変なことになってしまった。 会社の机の引出しを開けたら、運良くポケットティシューがひとつ入っていた。こちらでは、日本のように街頭でポケットティシューが配られることは皆無だったのが、先月、初めてそういったマーケティングにお目にかかりその時に入手したものがだ。 ブルー地に白い文字で、gazoontite.com とある。これは、アレルギーに関するいろいろな商品を扱う小売店で最近店舗数を増やしているらしい。花粉症なヒトが顧客となるのだからティシューを配るのはとてもリーズナブル。

会社の名前、「gazoontite」の意味は、くしゃみをした時に周囲の人が言う言葉。
   「はっくしょん」
   「Gazoontite(ガズーンタイト)」
   「Thank you」
という使い方になる。日本語ならお大事に、といったところだ。

そもそもは、ドイツ語の Gesuntheit が元になっており、ドイツでは上記のやり取りは、
   「はっくしょん」
   「Gesuntheit(ゲズントハイト)」
   「Danke Shoen」
となる。

ドイツ語の Gesuntheit は「健康」という意味だから、まさに「お大事に」だ。 この発音が、アメリカ人には gazoontite と聞こえるわけで、日本語のバケツなどと同様に始めてその外国語と出会った人の耳に聞こえた音がそのままコトバになり原語と微妙に異なる例というわけで、面白い。

尚、アメリカでは、くしゃみをしたときには、「Bless you!」というほうが一般的。 これは、くしゃみは悪魔が何かの悪さをしているので起きる現象だから、「Bless you(神のご加護を!)」となる。言われたほうの対応は「Thank you」で同じ。

♯  Today's BGM = BORDERLINE by Ry Cooder

(s=0030-0805;esb=ffffff;h:76F/24C,l:66F/18C くもり)

 

jul 28 00  fri

苺ショートケーキ



苺ショートケーキを食べた。

ロックフェラーセンターの近くにある紀国屋書店には喫茶コーナーがありそこのケーキが日本のケーキみたいで美味しいのだ。 ちゃんとふんわりした白い生クリームが使ってあり、普通米国でお目にかかる様なバタークリームがべたべたの甘いだけのケーキとは大違い。 やはり誕生日というと苺ショートケーキなのだ。

日本から届いた誕生日カードが机の上に並べてある。 最近は電子メールの誕生日グリーティング・カードも多く、それなりに楽しい。 テキストベースのメールも届きうれしく読んでいた。 そんな時に会社のYさんからメールが届いた。 開けてびっくり、チェーンメールだった。 それもメールアドレス丸見え状態で沢山の場所に同時発信している。とほほ。 悪意は無いのだろうけど、こんな誕生日プレゼントはお断りだ。 即ゴミ箱行となった。

♯  Today's BGM = WHITE ALBUM DISC 2 by The Beatles

(s=0230-0800;esb=ffffff;h:80F/26C,l:68F/20C はれ)

 

jul 29 00  sat

シャワーヘッド



今日もエアコンがなくてOKの涼しさ。 いまにも雨が落ちてきそうなグレイの空、降り出す前に、買物へ。 目的地は徒歩15分くらいのところにある大型家庭用品店。目的は、一ヶ月程前から懸案となっていたシャワーヘッドの部品探し。 ついでに通り道のコンピューター・ストアで CD-Rと少し長めのパッチ・ケーブルを買うというのがメニュー。

シャワーヘッドの部品というのは、シャワーヘッドの中に挿入してある小さな円盤状だったりコーン状だったりするパーツで、水の消費量を一分間 2.5ガロンに抑えるという省水デバイスである。 米国の連邦省エネ条例(1992年)で全てのシャワーヘッドに装填することが奨励されているもの。 ただ、これが入っていると水流が少し弱まるので外す人も多い。 わたしのトコでもその例に違(たが)わず別の用事で来たリペアマンが外してしまったのだ。 それを外す前から充分な水量があったシャワー、さらに少しだけ強くなった水流は気持ちは良いのだが、排水の方がおいつかなくなりシャワー途中で足元が海になってくる様になってしまったのだ。 足が水に浸かっている状態は大嫌いなのだ。だから風呂(バスタブ)にも入らないのだから。 そこで、元どおりの水量に戻すべく失った部品と同じものを探しているという訳だ。

さて、大型ハードエウア・家庭用品店に行った結果、わたしが買って来た物が何かというと、シャワーヘッドである。 結局、それまでに訪れたたいくつかのハードウエア店と同様、その節水デバイスだけの販売は無くシャワーヘッドについてくるだけなのだと。 むーん。仕方ないので、一番安いのを買いました。19ドルなり。

帰宅して早速シャワーヘッドを外し、今日買ったばかりの新品のヘッドから取り外した件(くだん)の部品を装填してみる。 モデルが違うのでイマイチしっくり来ないがある程度の効果は期待できそう。 実験してみたが(つまり早速シャワー)、足元は浅瀬になった気がする。

シャワーで思い出すのが、日本でアパート探しをした時の事。 気に入ったものが見つからなかったので、結局アパートは借りずに実家に一年間居候したのだ。 理由は、風呂場がどこもわたしの望む設備からは程遠く借りる気がしなかったのだ。 問題はシャワーで、どれもシャワーヘッドが固定されていないくて、長いホースの先にシャワーヘッドが取り付けてあり、それが壁に掛けてある方式のものばかりだったのだ。あれは邪魔でかなわない。 シャワー中は目をつぶっていることが多く、どこにホースが下がっているかは見えない。髪の毛やカラダを洗っている途中、何かの拍子であのホース部分と腕がぶつかる事があり、するとシャワーヘッドの向きがとんでもない方向となってしまいドアがびしょ濡れになったりで良い事がなにも無い。 住んで使ううちに慣れるのだろうか、とも思ったが、一年住んだ実家のシャワーも、そういったホース付であったが、結局慣れる事は無く、毎朝、悪態をついていたものだ。
親曰く「掃除には便利なんだけど」。

♯  Today's BGM = SECONDS OF PLEASURE by Rockpile

(s=0230-0900;esb=ffffff;h:78F/25C,l:68F/20C はれ)

 

jul 30 00  sun

片付けつつ



greeting cards

最近、週末でも早起きで昨日は 09:00、今日は10:30。 今朝、目覚めたら窓の外がやたら明るい。雪の日がこんな風だがいくら涼しくても雪は降らないだろう。 起きて確かめてみたら濃霧。窓の外はまるで白いエアブラシをかけたみたい。 こういう天気の日は、外部世界と隔離された様な気分になれて気持ちが高揚する。

居間のカウチの周りに本や書類が小山を作っているので今日はその一角を平地に戻すことにした。 本や雑誌類の整理は時間がかかる。雑誌を処分するには読まねばならない。 わたしは何一つ外に出ていない片付いた住まいが好みなので週末は掃除三昧の事が多い。 今日もそんな日。家全体をバキューム・クリーニング、バスルームの掃除の後はひたすら雑誌読破。

空調設備の上に並べておいた昨日までに届いたアナログ・カードも、そろそろ仕舞おうかと思っているうちに、バースデー・ウィークエンドが終わっていく。

♯  Today's BGM = TOGETHER by Larry Coryell ・ Emily Remler

(s=0230-1030;esb=ffffff;h:78F/25C,l:72F/22C 濃霧)

 

jul 31 00  mon

アマゾン・ドット・コム の将来のお天気



インターネット小売業のはしりであり、同ビジネス界の寵児ともてはやされていた 書籍、音楽メディアの通信販売大手 AMAZON.COM の株価が下落している。 2000年第二四半期(4〜6月)の収益がふるわなかった事から、株価は先週は 98年12月以来の安値をつけ、今日も小幅の動き。 もともと、AMAZON.COM は収益の全てを先行投資する方針を貫いてきており上場以来黒字決算はない。 しかし、拡大する赤字幅に投資家のアマゾン離れが進んでいる様だ。

この株価動向には「やっぱりね〜」と極めてうなずけるものがある。 わたしがアマゾンでCDやビデオを買う様になって一年以上経つが、6月頃から突然サービスの著しい低下を経験したのだった。 それまで、一切トラブルが無かった商品のデリバリーに連続して発生した不備、クレームすると口ばっかりの対応(電子メールだけど)。 今迄の信頼が一気になくなり、先月以降アマゾンからは何も買っていない。

だから今回の経営状態に対する投資家及びアナリストの懸念は、実際のユーザの立場からもうなずけてしまう。 おりしもインターネット小売業界の淘汰が始まっている時期であり、アマゾンといえどもこの先には暗雲がちらつく。

♯  Today's BGM = CHOPIN: PIANO SONATA No.2 by Vladimir Ashkenazy

(s=0200-0810;esb=ffffff;h:h:75F/23C,l:68F/20C くもり時々あめ)


  BBS | MENU | TOP | SITE MAP | FAQ | CGI MAIL FORM
Copyright (C) makix.com