『 ギャラクシー・クエスト 』

Galaxy Quest (1999) U.S.A. 1hr. 42min.



かつての超人気SFテレビ・シリーズ「ギャラクシー・クエスト」は、放送終了後18年経った今でも根強い人気があり、出演者たちは全米各地で催されるファン大会などに招かれカルト・ファンを相手に笑顔を振りまいていた。 エイリアンのマスクを被ったり、宇宙船のユニフォームを身にまとったりの熱心なファンの中にちょっと奇妙な雰囲気の四人組が居た。 実は彼らは地球外生物で、宇宙に漏れたテレビの電波をキャッチ、ドラマを歴史的記録と思い違いをして、いたく感動、自分たちもそっくりの宇宙船をつくってしまったのだ。 そして、コマンダーはじめ番組の俳優たちをほんとうのヒーローだと思い込み、助けを求めてきたのだ。凶暴な異星人の侵略の脅威にさらされているが、つくった宇宙船のコマンダーになってくれというのだった。 最初は熱狂的なファンの頼みなのだと思ってしぶしぶ相手のいうがまま「宇宙船」乗り込んだTV俳優たちが次に気づいたのは本当に宇宙にいるという事だった・・・

「スター・トレック」と、トレッキーと呼ばれる熱狂的なファンたちの関係を題材にしたSF冒険活劇。 タコとか半魚人のお化けみたいな宇宙人が出てきて人間の言葉を喋るというパターンの映画は面白いと感じない方なので、中盤かなり退屈したが、エンディングはめでたしめでたしで、うまくまとめてあった。 過去の栄光のみに生きる俳優たちの悲哀や、架空のヒーローが自分たちを信じる人たちの為に立ち上がり、わが身の危険もかえりみない活躍をするなど、それなりの感動シーンも盛り込んであるし、それなりに良く出来た作品。

主な出演者は、タガート船長役のネズミス(ティム・アレン)、乗組員の紅一点マディソン少佐役のグェン(シガニー・ウィーバー)など。

Home Fries』のDean Parisot監督の作品と思ってみると、あっけらかんとした面白さが増す。

dir: Dean Parisot
(12/16/00)

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