メーシーズ(デパート)の花火ショウを鑑賞する。毎年独立記念日に大々的に行われるものだが、去年まではマンハッタンの東側のイーストリバーから打ちあげられていたのを、今年は場所がハドソン川になったのだ。
場所変更の理由は、現在のハドソン川の名前となっている英国の海洋冒険家ヘンリー・ハドソンが1609年9月11日に現在ニューヨーク市と呼ばれている地に歴史的な航海をして到達した400年記念というもの。もともと以前は花火はハドソン川で打ち上げられていたのだそうだが、最近はずっとイーストリバー。
今回は一回限りのハドソンなのか今後もハドソンなのかははっきりしない。もちろんわたしとしては来年もハドソン川でやってほしいのであるが。
20丁目から50丁目までの間に5艘の船(バージ)を浮かべてそこから120千発もの花火を打ち上げるもので、ウエストサイド50丁目の我が家の窓は特等席。窓のそばに椅子を置き、三脚を立てショウを待つ。
9時をだいぶ過ぎた頃に五つの大きな白い花が空一面に広がった。目の前の空に広がる花火は、そのダイナミックさ、美しさに表現の言葉が無い。家に招いた友人も「いままで見た花火で一番きれいで見事だ」と感動。
33階から見る花火は、丁度目線か若干見下ろす感じになり、興味深い。約25分のショウを大いに楽しんだのであった。