超音速旅客機コンコルドはフランスAerospatiale 社と英国のBAC(British Aircraft Corporation)により共同開発され、1969年の初飛行から2003年11月の最後のフライトまで最高マッハ2の速度で主に大西洋線を飛行、
その特異な姿から怪鳥などとも呼ばれていた。
引退後はブリティッシュ・エアウェイの一機が
イントレピッド・ミュージアム(イントレピッド海上航空宇宙博物館)に展示されている。
今回イントレピッド・ミュージアムが改装のために18ヶ月間クローズとなるので、その前にということで見物。
機内は当然のことながら非常に狭い。通路を挟み左右各2席。シートは革製で座り心地が良さそう。
コンコルドの巡航高度は15,000m〜17,000m。
これは他への衝撃波の軽減および空気抵抗を抑えるために通常の航空機の高度12,000mよりはるかに高い成層圏を飛行したものだが、この高度だと、地球が丸いことが目撃できたという。
高速で飛行するために外気との摩擦熱により機首部分の温度は摂氏120度ほどまで上昇、客室で窓を触ると暖かかったなどのエピソードが面白い。
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