例年に無い暖かいニュー・イヤーになった。おまけに天気は晴れ。
気温は何と摂氏15度、まるで初夏である。
この季節の平均は、 33 F(0 C)なのだから、その違いは大きい。
因みに過去の記録はというと、最高が1966年の 62 F (16 C)、最低は1918年の -4 F(-20 C)だったようだ。
今年のニュー・イヤーは殆ど最高記録に迫る暖かさだったということになる。
半そでTシャツにショーツのみという軽装で公園に出向きスケート。
気候に誘われてセントラルパークは沢山の人出。行く先々で友人達に逢いHappy New Year のハグとキッス(キッスは異性のみ)。
かわいい犬にも遭遇。名前はムーニー。まだ子犬でなかなかじっとしていない。
ふとした表情が愛らしく、こんな顔で見上げられたら胸がときめいてしまう。
一年の計は元旦にあるというのが真実なら、今年はときめきのオポチュニティーに恵まれるのかもしれない。
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年賀カード (55KB)
一月の始まりまでは、ここは何も無い公園の小道だった。それが1月3日から一見小型のベンチのようなものが沢山置かれ始めた。
ベンチにしては小さすぎる。靴紐を結びなおす台として使う人を何人か見かけたが、実はこれはスティール製で、クリストによる
The Gatesというアートの一部なのだ。
合計15,000がセントラル・パーク内のwalkwayに設置される。それらは2つでワンペアとなり16 フィート (4.87 m)のゲートのベースとなるのだ。 7,500のゲートからは約 7 フィート ( 2.13 m)の サフラン色(オレンジ色)のファブリックが下げられるという。
クリストはブルガリア生まれでNY在住のアーティスト。建造物や
噴水を布で覆ったり、島の周囲を布で取り囲んだりと、大きな環境を媒体とするアートで知られている。
2003年にスタートした今回のプロジェクトはセントラルパークに75,000のゲートを作るというもので、合計23マイルになるという。現在はベースのインストレーションのステージで、今後のスケジュールは2月7日からゲートとなるポールをベースに取り付け、オープニングは2月12日、16日間展示されるとのこと。
風になびくオレンジ色のファブリック、グランドレベルより少し高い位置から眺めたのも効果的なようだ。
尚、クリストのアートは常に「自前」(作品のモデルやドロウイング、リトなどを売った収益を管理する会社によるファンディング)で、NY市からの資金援助も受けていないし、また寄付などは受け付けないという。
先週末の「Blizzard of 2005」がもたらした雪が凍結状態のまま多く残るセントラルパーク、昨夜2センチほど更に降雪があり雪景色も少しリニューアル。
雪のセントラル・パークは確かにフォトジェニックであり美しい。しかし、スケーターにとっては路面がいつまでも濡れているのであまり歓迎できない。
いつもはサイクリスト、スケーターが多い公園の「ループ」も今日は散歩する人ばかり。
濡れた路面はスケーターの場合コントロールが効かないので危険だし、ベアリング(車輪を回転させる)がいたむので濡れた路面はNG。
自転車のタイヤは濡れた路面も走行可能だが、ハネがあがり大変なことになる。ハネがあがるのは勿論スケートの場合もおなじ。
それでも暖かい気候に、少しだけスケートをした場合、帰宅後は60分程度をスケートのメインテナンスに費やすことになる。