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2004.12.02 thu

NASCAR in NYC


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wanna drive this

タイムズスクエアは色とりどりのネオンサインがひしめきあった色彩的にけばけばしい場所。毎朝、通勤で通るが、今日はいつもに増して派手な色が溢れている。

それもその筈、路肩には現役と見受けるNASCARカーがずらりと並んでいるのだ。そして歩道には見物客がぎっしり。

これは、実はNASCARのプロモーションで Kurt Busch はじめ合計9名のNASCARドライバーがNYCにやってきてマンハッタン内を走るという。 コースはタイムズスクエアからNASCAR本部のあるパークアベニューまで約20分ほどの疾走。 観たかったが、出勤時間が迫っているのでそういう訳にもいかず残念。こういう時は田舎勤務が悔やまれる(マンハッタン勤務だったらちょっと抜け出して見物ということも可能だったろうに)。

♯  Today's BGM = KAMAKIRIAD by DONALD FAGEN

(hi: 46 °F / 7 °C, lo: 39 °F / 3 °C; Hum = 57%; Barometer = 1017 hPa; Winds = 7 mph / 11 km/h (W); 晴)

 

2004.12.06 mon

Rainy Scene 〜 幻想的な現実と妄想


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Rainy Manhattan view from NJ.
Dec. 6, 2004 at 12:30.

今年の秋は雨が多い。雨は眺めるかぎりはなかなかロマンティックなシーナリーを提供してくれる。 とくにハドソン川越のマンハッタンの景観はどんな状況でも美しく雨の日ももちろん例外でない。

静寂で美しいシーンだが、それはイリュージョン。実際にはマンハッタンのダウンタウンは高層ビルが多いので風が強く、雨の日は歩きたくない場所。 現実と幻想の乖離。

こういう日の音楽はジャズ・ヴォーカルに限る。そして妄想の世界に入るのも悪くない。

♯  Today's BGM = LOVE SCENES by DIANA KRALL

(hi: 41 °F / 5 °C, lo: 35 °F / 1 °C; Hum = 78%; Barometer = 1026 hPa; Winds = 12 mph / 19 km/h (ENE); 晴のち雨のち霧)

 

2004.12.09 thu

Coffee or Tea?


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at least 500ml of coffee is needed
(mug cup 2x)
世の中をコーヒー派とティー派に分けた場合、わたしは完璧な前者。

好きな銘柄はコナ、コロンビア、ジャワ・モカなど。毎日おいしく飲んでいるコーヒーだけれど、産地のひとつであるコロンビアではコーヒー価格が暴落して生産者の生活が脅やかされているという。一杯分のコーヒーに必要な豆を売った対価は$0.01(¢1)、1円ちょっとにしかならないそうだ。日本に比べてコーヒーが安価な米国でも日本サイズの一杯相当(日本サイズのような小さなサイズのコーヒー・カップは存在しないが一番小さい12オンスの場合として)は100円くらいはする。中間マージンは誰の手に落ちているのか。

NYではお茶の人気が高まっていて、何十種類ものブレンドを提供するティー・サロンが評判になっている。瓶入りのティー(紅茶系、ハーブ・ティー系、緑茶系、中国茶系ほか)の種類もある。 コーヒー派のわたしはティーとは無縁の生活だが、コーヒーよりティーの方が物流過程における搾取が少ないように見受けるので、ほんとうはティーをサポートしたいのだ。 でもコーヒーがどうしても好きだし、朝はコーヒーが無ければ一日のスタートすらもおぼつかないので残念だが仕方ない。

♯  Today's BGM = MUSIC FROM BIG PINK by THE BAND

(hi: 49 °F / 9 °C, lo: 42 °F / 5 °C; Hum = 73%; Barometer = 1019 hPa; Winds = 7 mph / 11 km/h (ENE); 雨)

 

2004.12.16 thu

晴耕雨読? 〜 マンハッタンのフルーツ・ヴェンダー


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ニューヨーク市マンハッタンの街角には食べ物のヴェンダーが多い。プレッツェルやホットドッグと並んでよく見かけるのがフルーツ売り。 朝、通勤の途中にその日の朝食のバナナやオレンジ、りんごを買う人々が主な顧客。わたしも毎朝 Quarter(25セント玉)をひとつ出してバナナを買う。

ところが、このヴェンダー、気候により営業しない事がある。 まず雨の日(もちろん雪の日も)は来ない。それに、昨日のように寒い日も居なかった。 晴耕雨読というライフスタイルを貫いているのかと思っていたが、雨の他に寒くても来ないという事、そして、居ない日は全ての同業ヴェンダーが一斉に路上から姿を消すという事より、おそらくそういう日は仕入先のマーケットが閉まるのではないかと想像する。 街角に立っているのだから天気の悪い日は確かにハードだろうとは思うが、働いた日しか収入に結びつかないのだから会社員のように「今日は気が進まないから行くのを止めよう」という事はないように思うのだ。

ところで、この売店、よくみると地下鉄の換気口の網の上。やはり少しでも暖をとりたいというところなのだろう。

今日はバナナのほかに林檎も購入。朝イチでそんなものを買ってしまったので重くなったバックパックを背負って会社に行き会社から帰宅することになった。 帰りに買いたいところだが、夏と違い冬季は夕方の営業が無い。

♯  Today's BGM = ATTITUDES by ATTITUDES

(hi: 44 °F / 6 °C, lo: 28 °F / -2 °C; Hum = 44%; Barometer = 1026 hPa; Winds = 8 mph / 13 km/h (WSW); 晴)

 

2004.12.18 sat

Pale Male と会った日


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マンハッタンにはタカが住んでいる。 アッパーイーストサイド(927 Fifth Avenue: Fifth Avenue & 74丁目)の高級アパートの12階ひさしに巣をつくり約10年にわたり住みニューヨーカーに広く知られているタカ(Red-tailed hawk)で、名前は Pale Male & Lola というつがい。 ところが、今年の12月7日にアパートによりその巣が撤去された。 撤去したアパート側に対して市民等から非難が殺到。連日、数百人がアパート前で講義のデモをしたり、そばを通る車はクラクションを鳴らしてプロテスト、新聞やTVなどのメディアでも取り上げられ騒ぎになっている。

撤去の理由は明らかにされていないが、アパートの持ち主合意のうえとの事。鳥の巣が自分の家の窓の前にあったら、それはよほどのマニアでもない限り嬉しい事ではないだろうから件のアパート12Fの住民の気持ちは分かる。 更に、このタカは何しろ超有名なのでバードウォッチャーやメディアがしょっちゅう望遠鏡などを付近に設置して眺めているのだから住民のプライバシーだって脅かされる。 但し、対象(タカ)が有名になりすぎると、個人の自由にはある程度の制限あるいは我慢が必須となるものらしい。

住処を失った二羽のタカのその後だが、見かけないとしてはニュースになり、目撃されたとしてはニュースになっている。

今日、意図せずにわたしもタカ・ペアのうちの一羽を目撃。セントラルパークをスケート中、超望遠レンズを三脚にセットした一団が興奮しているので、その人たちの目線を追ってみたら木の枝にとまっている姿があった。 そういうものと遭遇する予定はなかったので手持ちのカメラはスナップ写真用のEXILIM、オプティカル・ズーム機能の無いもの。それでも数枚撮影。 帰宅して拡大してみたら一枚はくっきりとタカの形がわかるものがあり嬉しい。

尚、アパートのボードはあまりの騒ぎに月曜日にワイルドライフ保護団体の代表も交えたミーティングを持ち、巣のリストアを決定したという。 鳥の巣は遠くから眺めるのは面白いが家の前にあった場合は衛生的ではない。しかし、市民運動に屈した決定となるのだろう。 人間により再構築されたネストにタカは戻ってくるのだろうか。結果はじきに分かる。

♯  Today's BGM = THE SIDEWINDER by LEE MORGAN

(hi: 43 °F / 6 °C, lo: 30 °F / -1 °C; Hum = 60%; Barometer = 1021 hPa; Winds = 6 mph / 9 km/h (ENE); 晴)

 

2004.12.21 tue

Holiday Shoppers


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撮影時の気温は19F(摂氏-7度)。

12月は米国に於いて最も人々が買い物をする月で、間もなくそのピークを迎える。 ある統計によると平均的な家族がこの季節にショッピングに使うお金は$730だという。これは実に一年のショッピング費の半分にあたるそうだ。 街には大きな紙袋を持った人、ラッピングペーパーを抱えた人などが多く、小売店は稼ぎ時となる。更にマンハッタンの場合は観光客が全米から集まってくるので繁華街は人で溢れ、大変な状態になる。 ホリデー・ギフトの時期は前から分かっているのだから計画的に買い物を済ませれば、この時期の喧騒に巻き込まれなくても済みそうなものだが、procrastinators(モラトリアムな人)はどこの世界にも多いようで今週になっても買い物群集が減っている様相は見出せない。

出勤途中にToys"R"Usがある。大手の玩具小売店である。 この店の前に今朝は行列が出来ていた。一日前よりは大分暖かいとはいうものの、それでも朝8:30の気温は19F (摂氏-7度)。じっと立っているには寒い気候だ。 人々が何を待っているのかは聞いて確かめたわけでは無いが、開店を待っていると思われる。websiteによれば開店時間は10:00。 一時間半行列する価値がこの人たちにはあるのだろう。

店が開くのを待つ人は少なくない。デパートの前などにも開店の何十分か前より並ぶ人を何回も見かけた。 わたしはこれが分からない。先着順に何か限定的な商品を得るというのでもなく、ただ普通の買い物なのに何故並ぶのだろうか。 早く着きすぎたのなら、どこかでコーヒーでも飲んで開店時間になってから目的の店を再訪すれば良いだろうにと思うのだ。 もっとも、わたしはオンサイトの買い物が何より嫌いなアクティビティーという筋金入りの買い物嫌いなので、買い物の為に行列する人の気持ちが分かる訳が無い。 世間一般の人は買い物の為に並ぶのはエキサイティングな本番の序曲みたいなもので気分も高揚しているのかもしれない。 それなら寒空に並ぶのも苦にならないに相違ない。

♯  Today's BGM = 6 KINDS 6 SIZES by PARACHUTE

(hi: 37 °F / 2 °C, lo: 12 °F / -11 °C; Hum = 44%; Barometer = 1021 hPa; Winds = 6 mph / 9 km/h (W); 晴)

 

2004.12.22 wed

Satellite Studio


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ガラス張りのTVスタジオを街中に設置するのが流行らしい。 家の近くにあるだけでも、NBC、CNN、それに最近出来たABCと3つを数える。

NBCは、Rockefeller Center 近く。かなり前からある。CNNは51丁目と 6th Avenue。ABCは一番新しくてタイムズスクエア、ブロードウエイ沿い。 最近、ABCの前を毎朝通るが、放送中の時はガラス張りのスタジオの中も外も観客で一杯。 外は寒いし、スタジオの中は強烈なライトでさぞや暑いと思うのだが、どちら側の人々もじっと立って見物。

サテライト・スタジオの目的は何なのだろうかと、前を通る都度おもう。 一日の殆どの時間帯は、使用されていないファシリティーなのだが、TV局にとってはどんなメリットがあって設置しているのだろう。

♯  Today's BGM = MILES IN THE SKY by MILES DAVIS

(hi: 53°F / 11 °C, lo: 35 °F / 1 °C; Hum = 54%; Barometer = 1025 hPa; Winds = 4 mph / 7 km/h (SSW); 晴)

 

2004.12.27 mon

雪の朝: Lovely Diamond


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前の日から夜中かけて降った雪が朝には止み、陽がさした。太陽にきらきらと光る雪はほんとうにきれいだ。 風の強い朝で、軒に積もった雪が突風に運ばれて周囲は一瞬にして白い世界になる。一粒一粒の雪が太陽を反射して世界はダイアモンド。摂氏-7度という気温もわすれて立ち止まり見とれてしまう。

雪がうっすらと積もった信号機は何だかいつもと違って見える。雪の朝は全てが違って見える。

Shine on you lovely diamond
Wish you were here

♯  Today's BGM = WISH YOU WERE HERE by PINK FLOYD

(hi: 29°F / -1 °C, lo: 19 °F / -6 °C; Hum = 55%; Barometer = 1024 hPa; Winds = 8 mph / 15 km/h (WNW); 晴)

 

2004.12.31 fri

New Year's Eve // Summary 2004 (2004年総括)


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朝のタイムズスクエア。
新年カウントダウンが行われる
夜になる75万人の人で埋まる。

例年に無い暖かいニュー・イヤーズ・イブになった。

タイムズスクエアでは恒例の新年カウントダウン、今年は100年記念ということもあり750千人の人出だといわれている。 いつも、この日は非常に寒いので、帽子も手袋も要らない大晦日は奇妙な感じ。

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Summary 2004
一年をふりかえってみると、個人的には意図した訳ではないのだが「リニュウアル」が多かったように思う。
新しい携帯電話会社(と電話も)、新しいPC、新しい仕事、新しい目(LASIK:レーザー視力矯正)。 人間関係にも新しい動きがあり、わたしの人生で意味ある時として記憶され続けることになるだろう。

ポジティブなこと、ネガティブなこと、期待どおりにいかなかったこと、思い通りに運んだこと、いろいろな出来事があったけれど総合的にはすばらしい年だった。 2005年はどんな展開になるのだろうか。一年を終えて有意義だったと思えますように。

地球的には、破壊されていく惑星の流れが少しだけでも変わって平和共存が出来るようになりますように。

♯  Today's BGM = TIME OUT by THE DAVE BRUBECK QUARTET

(hi: 56 °F / 13 °C, lo: 42 °F / 5 °C; Hum = 55%; Barometer = 1027 hPa; Winds = 7 mph / 11 km/h (South); 曇ときどき晴)


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