セントラルパークには犬が多い。土曜日と日曜日は長時間を公園で過ごす事が多いわたしは犬たちとの出会いのチャンスにも恵まれている。今日出逢ったミニチュア・ラッセルはサッカー・プレーヤー。人間たちと一緒にプレーするのだが、ボールが相手に渡るのを許さず駆け回る姿に感嘆。
そもそもは猟犬だったジャック・ラッセル・テリアは、大型犬並みの運動量が必要といわれるほどエネルギッシュ。ボールが大好きでジャンプ力にも富むという種としての特徴があるが、しかし、サッカーをこれだけ見事にこなすのは珍しく、それに実にキュート。
more picture of Saffy (the soccer dog)
ウエストサイドの48丁目は馬車業界に関連したエリアで馬が住んでいる。
マンハッタンの中を走る馬車は、夜になるとホームに戻るわけだが、その馬車や馬はマンハッタンの街中にある建造物に格納されるのだ。
都会の建造物だからアパートなどと隣り合っている。馬も田舎と微妙にちがった居住環境におかれている。何しろブラウンストーンの二階に住んでいたりするのだから。
セントラルパークのスケート・サークル、今日が2004シーズンのオープニング。夏並の気候に大いに盛り上がった。最初は観客の方が多かったが、夕方近くにはスケーターも沢山集まった。最高気温78F(摂氏26度)は4月としては記録的とのこと。
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Installment on the day before
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観客が特に多かったのには理由がある。ウイットニー美術館のビエンナーレとPublic Art Fund Projects in Central Park のコラボレーションによりでセントラルパークには随所に合計9つのアートが展示されており、そのひとつとして「スケート・サークル」にも 4月17日から5月4日まで2週間半、にわたりブラジル人のアーティストによりデザインされたカラフルなイラストにより飾られる事になったのだった。ピーター・マックスに影響を受けたと言うイラストはビニール製の薄いシートに印刷されており、コンクリートの上に特別の糊で貼り付けてある。従来のアスファルトの滑走面に比べて遅いが、もともとこの場所はスピードを競うようなスケートはしないので大きな問題ではない。
インスタレーションには約3日を要した。一日目はよくアスファルトを洗い、その次の日は乾燥。そして開催前日の昨日はいよいよカラフルなシートの貼り付け。薄手のビニールにプリントされた何枚ものイラストを完成図をみながら柄あわせに注意しつつ組み合わせていく。専用の糊でアスファルトに固定するが、シートとシートの繋ぎ目には上から幅広のテープで補強も。
こうして出来上がった楕円のカラフルなリンクは、最初の2時間で大分色あせ(スケートのウィールにより)、期間の終わるまでもつかどうかは疑問。しかし、「スケート・サークル」がパブリック・ファンドのアートのひとつに選ばれたということはスケーターの存在が公的に認められた事でもあり、そういう意味では喜ばしい出来事なのだ。
世界最大の客船クィーン・メリー2世号が2日間のNYCでの停泊を終えて英国へ出港するため、ハドソン川を下るというので見物。19:30にドックしていた55丁目の桟橋を出発、すこしして49丁目付近を通過。なるほど大きいが、それだけではなくて極めて優雅な船。夕暮れ時に、明かりを灯した白い大型船がゆっくりと目の前を通過していく姿は映画のよう。
大きな船は汽笛も大きかった。
2週間の休暇で日本へ行くためにアメリカン・エアラインの乗客となった。
アメリカンは前回からで、それまでのユナイテッドから変えたのは座席のピッチがゆったりしているから。
JFKでは無線LANのホット・ポイントが期間限定で無料公開されていたので、長い待ち時間も高速ネット接続が可能だったために退屈することもなかった。WLAN カードを持ってきて良かった。
飛行時間は 13時間20分。日付を超えて6,735哩を移動する。
嫌いなパッキングは前倒しで2日前に終了。まじめにやれば10分か15分で終わる量なのだけれど、何しろパッキングが嫌いなのでぐずぐずと詰めるものだから1時間くらいを要した。
バッグは合計3個(チェックイン×1、手荷物×2)。
- チェックインするバゲージには、ジーンズ、Tシャツなどの着替え、おみやげ用食料品、薬、移動中は使わないコンピュータ関連部品(FDDほか)など。
- 手荷物(その1)PCバッグ(PC, モジュラーケーブル、写真転送ケーブル、ACアダプター、無線LANカード)。
- 手荷物(その2)インラインスケートの入った鞄(インラインスケート、リストガード、スケート・ツール、ブリンキー 他)。
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インラインスケートの鞄は、ショルダー式。隙間には水やサングラス、その他いろいろ放り込んだのでずしりと重くなった。