2004.03.08 mon
Small Change
Small Change (小銭)がたまる。理由は簡単。出かける時は紙幣のみを持ち、外で買物をしてお釣りとして受け取った小銭は自宅に帰った時に、他のポケットの中身と一緒に専用の場所に取り出すが、次に出かけるときに小銭を持つという事は無いからだ。
よって自宅には小銭が累積されていく。小銭だってお金だから棄てる事はない。時々消費大作戦を実施する。小銭トレイが溢れそうになると一念発起して両手一杯ほどの小銭をポケットに入れて近所の買物に出かける。硬貨の種類は、25セント、10セント、5セント、1セント。Quarter(25セント)は大きくて重い。何十個もの硬貨は、意外に使いでがある、今回も小銭消費大作戦を実行し、アイスクリームやサンドウイッチを買って、ようやくトレイの底が見える程度にまでになった。20ドル程度あったようだ。
Many a little makes a mickle.(塵も積もれば山となる)
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Today's BGM =
MONEY by PINK FLOYD
2004.03.09 tue
Same Sex Marriage
米国では同性カップルの結婚が最近になり急増している。先月12日からカリフォルニア州サンフランシスコ市で同性カップルに対する Marriage Certificate(結婚証明書)の発行が始まった事が引き金になり、あちこちのカウンティーで同性の結婚を認めるところが出てきているのだ。
一方で、カソリック・ベルトと呼ばれる中西部では、ゲイの存在自体に眉をひそめる人々が大多数であり、同性の結婚などもってのほかという声も多い。
最近になり同性の結婚を認める動きが大きくなった理由としてはブッシュが同性の結婚を認めないという連邦法を議会に通そうとしているという事があり、この法律が施行される前の駆け込みという発想もあるだろう。
Same Sex Marriage については各種ニュース・メディアのみならず、コメディアンも競って話題にとりあげ、「ゲイの結婚がダメならゲイのモーゲージはどうなのだ?」「女性のゲイにだけなら認めてもよいだろう」など観客の笑いをさそう。
わたし自身はストレートだが、ゲイの存在自体は否定しない。セクシャル・オリエンテーションは個人的なものでその志向によって差別される事には反対である。
しかし、同性の結婚、宗教が強い米国では時期尚早かもしれない。
現在カウンティー・レベルで発行されている結婚証明書だが、州法や連邦法で禁止される方向がぼんやりと見えてきている。
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Today's BGM =
STUFF by STUFF
2004.03.11 thu
食欲の春 … 好物は虫
ハドソン川辺には水からあがったグース(ガチョウ)が食事をしている事がある。好物は虫。無心に芝生をかき分け土の中に嘴をつっこんでいる。
多いときは五羽くらいもが一緒に食事をしているが今日は二羽のみ。
グースは渡り鳥だと思っていたが、ここでは旅する事なく一年中この界隈をうろつく姿を見かける。大都会に住むと生活パターンが変るのかもしれない。
渡り鳥が季節により生息地を移動することを migrate というが、これに相当する日本語がわからない。三省堂の辞書では「移り住む 」となっていたが、ピントこない。Migrate する鳥自体は「渡り鳥」という言葉があるが、その行動を表す動詞が無いように思う。
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Today's BGM =
90125 by YES
2004.03.12 fri
指輪の取扱いテクニック (エマージェンシー編)
指輪が取れなくなった時は石鹸をつけるとするりと抜けるというのは大抵の人が知っているテクニックだろう。では、石鹸が無い時はどうしたらよいのかというと・・・
地下鉄に乗っている時に何となく手持ち無沙汰で指輪をいじっていた。いつもの指から抜き取り親指にはめたのはほぼ無意識の行為。ぴったりと入ったのは良いが、取れない。このままにしておいて家に帰ってから石鹸を泡立て取れば良いか、と思っていたら、隣の座席の友人が、舐めれば取れるという。
半信半疑で親指を口に含んでみたら、みごと指輪が取れたのだった。
幾つになっても親指をしゃぶるオケージョンってあるものだ。
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Today's BGM =
BRAND NEW DAY by STING
2004.03.13 sat
朝の公園
今朝のセントラル・パークはほとんどエンプティー。
いつもより少しだけ寒くて、ちょっとだけ風が強いだけなのに。
ベンチの脇に座っているグレート・デンも、やや戸惑い気味。
このグレート・デン、いつもアラン模様のセーターを着せられている。
動物に衣服を着せるのは虐待だという説もあるが、一方で、ショートヘアのペットの場合、一定温度以下の場合は体温保持のために自前毛皮のほかにレイヤーが必要という説も。
この犬の場合、寒がりなのかどうかは分らないが、鬱陶しがる様子も無く慣れきっているように見受ける。当犬がよければ他人がとやかくいう事でもなかろう。
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Today's BGM =
BRAHMS SYMPHONY #1 by WIENER PHILHARMONIKER + LEO BERNSTEIN
2004.03.18 thu
小惑星 "2004 FH" 大接近
今日の夕方、小惑星が地球に大接近という。
小惑星は直径100フィート(30.4m)、地球から26,500マイル(42,648km)のところを通過するとの事で、これは地球の歴史上で事前に探知されたものとしては最も近距離の通過となるのだそうだ。但し、この小惑星「2004 FH」が地球に衝突するリスクは無いとNASAが保証している。
最接近の時間は17:08(米国東部標準時)、場所は南大西洋上空。南半球および日本やアジアでは双眼鏡での観察が可能とのこと。
映画『アルマゲドン』か『地球最後の日』を直ちに連想するわたし。時間になったら空をみて身構えなくては、と思ったのだけれど、それには天気が心配。しかし、天気が崩れるのは夜中になってからとわかり安心。北半球では最接近の様子自体は観察できない地理的条件とはいえ、何かのインパクトはあるのではないか、と時間になったので空をみあげていたが結局なにも起こらなかった。しかしリアルタイムで本当の天文インシデントと並行した妄想で一日中楽しめたのは事実。
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Today's BGM =
A NIGHT AT THE OPERA by QUEEN
2004.03.20 sat
Vernal Equinox - First Day of Spring
今日は「春分の日」(Vernal Equinox)、日本では昼と夜が同じ長さになる日として知られているが、米国だと「First Day of Spring」、春の第一日目という名称が一般的で季節の変わり目としての認識が強い。
具体的に何が起きるのかというと、太陽が赤道の真上を通過する。或いは、地球の赤道が太陽の方向を向いた傾斜となる。それは今日の01:49(米国東部標準時)に起きる事であり、従って春分の日は、その一瞬を含む日となるのだ。
Equinox とは、Equal Night という意味。太陽が赤道の真上を横切ると、世界中で昼夜の長さがほぼ同じになる事が言葉の背景。尚、北半球では vernal equinox(春分の日)となるが、南半球ではautumnal equinox(秋分の日)となる。
今日のニューヨーク市は晴れたけれど気温は少し低めで、冬がまだ居座っている感がなきにしもあらず。でも、風や太陽はすっかり春で、まあまあの春一日目であった。
ニューヨーク市の本日の日照データ。
日の出: 05:58
日の入: 18:08
日中の長さ: 12h10min
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Today's BGM =
BEETHOVEN SYM No. 6 "PASTRAL" by CHICAGO SYM ORCH. / SOLTI
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