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nov　4　01 sun

ＮＹＣマラソン

第32回ニューヨーク・シティー・マラソンの今日は朝から良く晴れた。心配されていた気温だが、気象予報どおり昨日までの暑さは終り今日は、12～3度とまあまあのマラソン日和になった。

セントラルパークのゴール付近に見物に行っても良かったのだが人ごみは苦手だし、特に最近の社会状態から人の集まる場所は避けたほうが無難と思いテレビで見物。まらた、http://www.nyrrc.org/nyrrc/mar01/　のサイトで知人のタイムをチェック。4時間を切ってのゴールが目標だったとのことだが、結果は 10分以上短い [ 3時間48分で完走 ] とポストされていた。わたしもうれしい気分になった。

◇

午後ランドリー。洗濯が終わる頃を見計らってランドリー・ルームに行くとわたしの洗濯物をマシンから取り出している人がいる。一体何をしているのか、と問いただすと、白髪まじりの小柄なオバサンがたどたどしい英語で「これはあなたのか」などと聞く。そうだ、と言いながら近づくと脱水が終わっている段階であるはずの洗濯物は何故かひどく水浸し。

オバサンは洗濯マシンに手を突っ込んではびしゃびしゃの洗濯物を取り出し隣のマシンの蓋の上に積み上げていたのだ。それも「Water」などと呟きながらオバサンはわたしの洗濯物を絞っては山に積み上げる。どうも嫌な雰囲気である。びしょびしょのままでは持ち運びもままならないので取敢えず濡れ洗濯物をドライヤーに放り込みその場を離れた。

「触るな」と強く言いたいところだったのだが、相手が小さなオバサンで言葉もろくに喋れない弱者だと思うと言いたいことも言えなくなってしまい取敢えずそのびしょ濡れの洗濯物をドライヤーに放り込みその場を離れた。何だか理由は分からないが見ず知らずの人に洗濯物を触れられたくないので

「What are you doing?! (何しているの)」とわたし。白髪のおばあさんが振り向き「これ、あなたの？」と言う。そうだというと、「水が」とかいう。そのおばあさんはアジアのどこかの出身のようで片言の英語にも強いアクセント（訛り）があり良く分からない。そのおばあさんは大きなカゴを持っていてそこに洗濯物が入っているので洗濯をしようと思ってマシンに入っていたものをどけているところらしい。しかし、なぜか水浸し。普通は洗濯マシンは洗って脱水するところまで全自動。そこから取り出して乾燥機に入れるが脱水してあるのでけっこうぱっさりしているのだ。それが、哀れなわたしの洗濯物は水が滴りおち、おばあさんはマシンに手を突っ込んでは洗濯物を取り出し水を絞ってはとなりのマシンの蓋の上に置いている。「わたしの洗濯物に触らないで欲しい」と伝え、取敢えず全てのびしょびしょの洗濯物を乾燥機にぶち込んだ。ウォッシュ・マシンが壊れてスピンしないので水浸しになっていたのか、それとも、出来上がった洗濯物をどける前にそのおばあさんが洗濯機を「オン」にしたので水が注入されて水浸しになったのか、そこらへんは分からないが、しかし知らない人に洗濯物をいじられるのは気持ち悪い。洗濯機には鍵がかかるわけでもないので、毒とか入れられる可能性だってある。やはり今後は共同のランドリールームの使用は止めて、近所のクリーニング屋さんで洗濯を頼むことにしよう。「Wash and Fold」というサービスがあり、洗って畳んでくれる。料金は従量制で 1ポンド(約450グラム) 65セントとのこと。今日ダメにされたものも、取敢えず、乾かしたが勿論そのまま着用する気にはなれないので週明けにクリーニング屋さんに持っていって洗いなおすことになる。

♯ Today's BGM = OFFRAMP by PAT METHENY GROUP

9月11日のトラジェディー救援活動支援ファンド：

米国赤十字社

ファイヤー・ファイター・ファンド
American Red Cross (赤十字社)への寄付金は救援全般に用いられ、ファイヤー・ファイター（消防士）ファンドの方は、救助活動中に亡くなった消防士の家族にわたされます。

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