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2003.06.03 tue

TAXI DRIVER


ニューヨークのタクシードライバーは、英語を母国語としない外国の人が多かったけれど、この頃英語が母国語という違うタイプのドライバーが増えきたとか。 金融機関で、システムやトレーディングを担当していたような人がリストラで職を無くしてタクシードライバーをしているらしい、と聞いたけれどどうですか?実感する?

上記のような内容のe-mailが友人から来た。

そういえば、先週の金曜日にJFKから自宅まで乗ったキャブ(タクシー)のドライバーはまさにそんな感じの人だった。 ニューヨーク市のキャビー(タクシードライバー)は、インド系、アラブ系の人が多く訛りの強い片言の英語を話す場合が多い。しかし先週乗ったキャブのドライバーはコーケージャンで滑らかな英語を話した。その時はめずらしいな、と思っただけだが、今思うと、つい先日まで金融機関のレイズドフロアでキーボードをたたいていたというイメージがぴったり。

経済の動きはいろいろな場所でその影響を検証することが出来るものだ。

♯  Today's BGM = TAXI DRIVER & TOM SCOTT

(s=2200 - 0500; hi: 69 F / 21 ℃ , lo: 52 F / 11 ℃ Hum= 95% P=1016 hPa Wind= 4 mph / 7 km/h 雨 )

 

2003.06.04 wed

雨の当たり年


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ことしほど雨が多い春は記憶に無い。

5月は一年でいちばん気候が良い季節の筈なのに今年は雨ばかり。寒くて雨という組み合わせは6月になっても続いていてからりとした晴天はもう二度と来ないのではないかと勘ぐりたくなるほどである。

天気の良い日は人で一杯になるアパートの中庭のチェア群も雨の日は開店休業。

♯  Today's BGM = WINTERSONG by PAUL WINTER

(s=2030 - 0530; hi: 57 F / 14 ℃ , lo: 52 F / 11 ℃ Hum= 100% P=1013 hPa Wind= 10 mph / 16.5 km/h 雨 )

 

2003.06.06 fri

会議での拍手


金曜日の午前中には定例会議がある。その週の出来事をそれぞれの人が簡単に報告するものだが、最近その様子が変わってきた。 前はひとりが報告し終わると次の人と静かに進行していた。ところが最近は、「顧客を増やした」とか「こういう素晴らしいことをした」といった内容の発言があると周囲の人がパチパチパチと拍手するのだ。所謂アメリカのコンベンション・スタイル。わたしはこれが恥ずかしくてならない。だから拍手はしないし、また、わたしの発言は地味なものだから拍手の対象にもならないので傍観者の立場を確固たるものとして確立することに成功しているのだ。

♯  Today's BGM = H2O by DARYL HALL | JOHN OATES

(s=2030 - 0530; hi: 76 F / 24 ℃ , lo: 57 F / 14 ℃ Hum= 64% P=1014 hPa Wind= 6 mph / 10 km/h 晴れ )

 

2003.06.07 sat

シャギードッグ


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早起き鳥は何を得するか? 

7時ごろ起床して窓から外をみると既にどんよりと雲が垂れ込めた空模様でいつ降りだしてもおかしくないという天気。予報では昼頃から雨になり午後は豪雨とのこと。 雨になるまえに一走りしようとインラインスケートでハドソン川沿いのサイクリング&スケート・ロードへ。自宅から約3kmのところにあるチェルシー・ピアーズは週末の早朝はドッグランになっているのは先週末に検証済み。今日そこについたのは08:30。既におおかたの犬は帰ったあとだったが、それでも3匹が楽しそうにボール遊びをしている。わたしはそばのベンチに座ってカメラの準備。犬や停泊中のヨットの写真を撮ったりしていた処、親しそうに満面の笑みを浮かべて寄って来る犬がいる。鬱陶しそうなヘアスタイルのシャギードッグ、所謂「むく犬」である。ベンチに座っているわたしの膝にのっそりと身をすりよせてきてとてもかわいい。こんなに間近で見たのは初めてで、勿論さわるのも初めて。見た通りにふわふわの毛で覆われていてちょっと触っただけではボディーそのものには到達しない。頭や耳のうしろ、背中などを撫でて遊ぶ事が出来た。

早起きは三文の得というが、今日は三文以上得した。

♯  Today's BGM = REPITILE by ERIC CLAPTON

(s=2200 - 0700; hi: 66 F / 19 ℃ , lo: 57 F / 14 ℃ Hum= 100% P=1015 hPa Wind= 7 mph / 11 km/h 雨 )

 

2003.06.08 sun

Ticket Blitz ?


最近NYCPD(ニューヨーク市警察)では反則キップ合戦が行われているのに違いないという説が巷では広く信じられている。それをサポートするような出来事が次々とレポートされているのだ。例えば・・・

金曜日の午後、セントラルパークの芝生で三歳になる娘と寛いでいた女性は、禁止されている場所に入ったとして警察官に$50の罰金を言い渡された。 芝生の周囲は日曜日のプエルトリカン・デー・パレードの準備で確かにフェンスで囲われていたが、芝生に入ってはいけないというサインは何処にもなかったと女性はいう。

ブルームバーグ市長は、反則キップを一定数以上切るといったような奨励制度は一切存在しないと否定している。 一部の報道機関が自社の新聞の発行部数を伸ばそうとしてそのようなストーリーを記載しているに過ぎず、反則キップ総数はむしろ減少しているのだという。

他にもアイスクリーム売りがビルの入り口を塞いだとして罰金、地下鉄の駅のベンチが満席だったので階段に腰をおろして休んでいた18歳の妊娠している高校生が罰金、ブロンクスではミルク運搬用のクレートに座ったとして罰金、といった話がNewsdayなどに書かれている。新聞はもちろん自分達の意図する解釈により記事を書くのであり例えば、チケットを切られた理由は別の理由だったとしても、いかにもイノセントは市民が今まで悪いとされなかったことで罰金を課されたというニュアンスを作り出していることはありえる。一方、市長の肝いりで罰金取り立て作戦が行われているとは思えないが、しかし、警察サイドで何らかのノルマ制度のようなものが存在しているのかもしれない。あるいは制度ではなくても警察官の間で一種の流行のような風潮があるのかもしれない。

真実はどちらか分からないが、信号無視などは注意したほうが良さそうだ。

♯  Today's BGM = WHAT'S GOING ON by MARVIN GAYE

(s=2200 - 0600; hi: 68 F / 20 ℃ , lo: 57 F / 14 ℃ Hum= 70% P=1010 hPa Wind= 6 mph / 9 km/h もや〜曇り  )

 

2003.06.09 mon

そよ風の公園


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ダウンタウンに新しい公園がオープンしたのでさっそく見物に行く。ハドソン・リバー・パークのグリニッジ・ビレッジ・セクションのストレッチに相当するもので、ベンチが並ぶ川沿いのペーヴメントには街路樹や草花が美しい。また、川に大きく張り出した桟橋にはテーブルと椅子が配置されているエリアもあり、木陰で読書する人、PCで作業する人などが静かに過ごす。BGMは桟橋の桁に寄せる波の音。

公園は平和な空気で満たされているように思う。久し振りの晴天、川からのそよ風に吹かれて緑の中で寛ぐのはわたしにとり最高のひと時だ。 高価な品物を所有するといった希望は持たないが、いつでも遊べる心地よい公園が身近にある生活はとても幸せであり手放したくない。

www.hudsonriverpark.org

♯  Today's BGM = WAVE by ANTONIO CARLOS JOBIM

(s=2300 - 0700; hi: 75 F / 24 ℃ , lo: 57 F / 14 ℃ Hum= 60% P=1011 hPa Wind= 5.5 mph / 9 km/h 曇り〜晴れ  )

 

2003.06.11 wed

物事の上達の秘訣


5日ぶりにコンタクトレンズ復活。両目とも一回で装着できた。それまでは、中々入らずに指にくっついてきたり、落としたりで何回もやり直してと何しろビギナーなので大変な思いだったのに、4日間休んだら装用テクニックが急に上達していた。少し休んで再開すると上手になっているというのは、色々なことにあてはまる。

「継続は力なり」と弛まない努力が上達への道の様にいわれているのに、休んだ方が上達するというのは辻褄が合わないではないか。 日々とぎれなく切磋琢磨する事には意味がないのだろうかというとそうではない。 No pain, no gain。鍛錬のみが上達への道である事に違いはない。ただ、練習した事の熟成期間を置くと効果的に身につくという事なのではなかろうか。つまり、ロングスパンで見れば「継続は力なり」なのだ。

この上達セオリーは、運動にも当てはまる。テクニック関係はちょっと休んで再開すると上達している事がある。しかし持久力に関するものは別。ちょっとトレーニングをサボるとてきめんに持久力が下がる。 つまりは、休むと効果が出る対象は限定的であり、訓練の内容別インターバルが重要ということなのだろう。

人間の能力に関するサイエンス・テクノロジーを導入したプログラムを採用することで最大の効果が引き出せそうだが、わたしの場合はなりゆきまかせなので最大の効果からは程遠い。それも気楽で悪くないのだ。

♯  Today's BGM = 24 NIGHTS by ERIC CLAPTON

(s=2300 - 0700; hi:79 F / 26 ℃ , lo: 66 F / 19 ℃ Hum= 70% P=1012 hPa, Wind= 6 mph / 9 km/h 曇のち雨  )

 

2003.06.15 sun

FETCH





犬にとっての黄色いテニスボールの魅力は、それを追う時なのか、キャッチして得意満面で持ってくる時にあるのかというと、目的に向かって邁進している時と達成感で満ち足りた時、それが交互にくるのが堪らないらしい。それが証拠に、ボールのフェッチは無限に繰り返しても飽きないらしいから。

♯  Today's BGM = LED ZEPPELIN IV by LED ZEPPELIN

(s=2400 - 0740; hi: 79 F / 26 ℃ , lo: 66 F / 19 ℃ Hum= 60% P=1012 hPa Wind= 5 mph / 8 km/h 晴  )

 

2003.06.18 wed

A SIGN(前兆)


家の近くのスケート・ショップの前を通ったら「閉店セール、全品割引」といった内容の垂れ幕が下げられていた。懇意にしていた店だったので無くなっちゃうのはちょっと残念に思う一方で「やっぱりね」と思ったのだった。

この店は、小規模ながらも何十年もこの場所で営業していて知識豊富な店員、豊富なパーツなどを揃えていてさすが老舗と思わせる雰囲気たっぷりだった。時々寄ってはスケートやパーツを買ったりしていた。たまに気難しそうな店員に当たることもあったけれど、でも、結果はいつも期待を裏切られることのないものだったのだ。ところが先月に経験したことはちょっと異例だった。

5月初めのある日、ふらりと立ち寄った時に店の棚にある Salomon TR Magnesium 2 に目がとまった。 これはサロモン社の2002年度の上級モデルで前から欲しかったのだけれどサイズが無くて入手できないでいたもの。どうせわたしのサイズは無いのだろうと思いながら店の人に聞いたら、イーストサイド店にあるので取り寄せられると言うではないか。おまけに、年度落ちなので価格も安い。ラッキー、と注文して要求されたデポジットも置き数日後に入荷したので取りに行ったのだ。そうしたら、なんと取り寄せられていたのは2003年モデルだった。2003年モデルだって悪くはないが、わたしは、特に興味は無い。注文した時の店員はたまたま居なかったが、別の店員に注文品と違うことを言って前払いしたデポの返金を受けたのだった。

この店らしくない変な間違いをするものだ、とその時は思っていたのだが、今おもえば、それは店を閉じることになったので店員のモチベーションが下がっていた事に起因したミスという事なのだろう。つぶれる店というのは必ず事前の兆候がある。そしてこの前兆は大抵のものに該当する。注意深く観察していればカタストロフィの前兆は認知できることが多い。それを知りえたからといって別に利益や不利益に繋がるとは限らないけれど。

♯  Today's BGM = SLOWHAND by ERIC CLAPTON

(s=2340 - 0735; hi: 68.0 F / 20.0 ℃ , lo: 59.0 F / 15.0 ℃ Hum= 95% P=1015 hPa, Wind= 0 mph / 0 km/h 雨  )

 

2003.06.20 fri

遠い昔の記憶



特に海が好きという訳でもないし、マリンスポーツに興味がある訳でもない。
それなのに海や船の写真を撮るのが好きなのは、ミトコンドリアに刻まれている記憶が呼び覚まされているのかもしれない。遠い昔、水中に住んでいた頃の。

♯  Today's BGM = J.S. BACH GOLDBERG VARIATIONS 1955 VERSION by GLENN GOULD

(s=2340 - 0740; hi: 69.0 F / 20.6 ℃ , lo: 62.0 F / 16.7 ℃ Hum= 95% P=1011 hPa Wind= 7.3 mph / 11.7 km/h  曇ときどき小雨   )

 

2003.06.21 sat

五週連続記録樹立 // Summer Solstice (夏至)


またもや雨。テレビのニュースによると、週末の最低一日は雨というのはこれで5週間連続となったそうだ。もはや雨が降っていることがデフォルト化しており、鉛色の空から無数の水滴が落下する状態がごく普通だと感じる。こういう雨の多い地球は近未来を舞台としたSF映画の一場面みたいだ。 核戦争の結果、人類は殆ど壊滅状態で僅かに生き残った者が廃墟化した都会に住んでいる−妄想は果てしなく膨らむ。

近未来のプリビュー状態となった原因は春の雨(通常4月)が長引いているとの事だけれど、随分の長引きかただ。通常の年より日照時間が少なく気温が低いという状態がこう続くと農作物への影響などはどうなのだろうかと思う。。

こんなに雨ばかりで気温も低いのに今日は Summer Solstice(夏至)。当地では「今日から夏」となる日である。

♯  Today's BGM = X-STATIC by DARYL HALL & JOHN OATES

(s=2405 - 0800; hi: 63 F / 17 ℃ , lo: 59 F / 15 ℃ Hum= 95% P=1010 hPa Wind= 10 mph / 16 km/h 曇のち雨 )

 

2003.06.23 mon

Police Line (ジョージが街にやってきた)



会社に行く時に通る52丁目、今日はポリスラインが張られている。青い色に塗られた木の柵のようなバリケードが 6th Avenueから Fifth Avenueにかけてずらりと並べられている。これはパレードの時や要人が通る時など、歩道から車道に人がこぼれ出るのを防ぐ為に設置されるものなので、今日も何かがあるのだろう。

ランチに外に出たときも柵は片付けられていなかったので「何か」は午前中には起きなかったということだ。 午後三時過ぎ、ひとりの社員が「ブッシュを見ました。テレビと同じ顔でした。」とオフィスに戻ってきた。彼を乗せた車は 52丁目を東から西に向かって(一方通行を普通と逆に)走っていったそうだ。 そうか、あのバリケードはブッシュが歩道になだれ込まないようにあったのに違いない。 ビル・クリントン前大統領やヒラリー上院議員は何回も見ているが、ブッシュはまだ。どんなアホか、見たかったものだ。

今夜はニューヨークでファンドレイジングのパーティーがありひとりだかワンテーブルだか2000ドルとのことだ。2004年の選挙、是非落選して欲しいのだが、有力な対立候補がいないのが大いに問題だ。

♯  Today's BGM = BEGGARS BANQUET by THE ROLLING STONES

(s=2400 - 0745; hi: 88 F / 31 ℃ , lo: 57 F / 14 ℃ Hum= 60% P=1010 hPa Wind= 6 mph / 9 km/h 晴 )

 

2003.06.24 tue

Mister Softee (Ice Cream Truck)


ice cream truck pic
アイスクリーム売りのトラック。
夏以外の季節は何をしているのだろうか。
夏になるとニューヨーク市ではソフト・アイスクリームを売るトラックをよく目にする。 オフィス街や商店街だと静かにやってきて長いこと停めて商売しているが、住宅街だと一箇所にいる時間は短くて「来ましたよ」と知らしめるためにオルゴールの様な音楽を流す。 どの車も同じテーマソングを用いるのでその曲が鳴ると自然にアイスクリームが食べたくなる。パブロフの条件反射の犬みたいなものだ。今の住居は33階なのでその音が聞こえたのでと買いにいこうとしても地上に着く頃はトラックはすでに次の場所に移動しているだろうからなすすべも無い。しかし、以前6階や3階に住んでいたころはよく買いに出たものだ。

ソフトクリームは、プレーンのほかにチョコレート・ディップにしたり、ナッツをまぶしたり、スプリンクル(カラフルな顆粒状の砂糖を振り掛ける)などオプションもいろいろあり楽しいのだ。 ニューヨーク市で見かけるアイスクリームトラックはいくつかの種類があるが Mister Softeeは大手のひとつ。

今日は突然蒸し暑くなったのでよく売れたののに違いない。

♯  Today's BGM = GRASSHOPPER by J.J. CALE

(s=2400 - 0745; hi: 93 F / 34 ℃ , lo: 68 F / 20 ℃ Hum= 40% P=1015 hPa Wind= 6 mph / 9 km/h 晴 )

 

2003.06.25 wed

Mosquitoes this year


今週になって急に暑くなったが、それまではかつてないほどの長雨と異例的な涼しさが続いた。 涼しくて雨が多いという気候が何をもたらすかと言うと、例えば蚊の強力化なのだという。

涼しい期間が長引くと蚊は冬眠状態になるのだそうだ。不活性の時期を終えて世の中に出てきた蚊は大人になるのにたっぷり時間をかけているので通常より大きく、また冬眠が長かった分、食欲旺盛という状態になっているという。 蚊が水中から出てきて活動を開始するのは雨があがり暑い日がやって来た時で、今週末がそのシーズンになるらしい。

わたしの住んでいるマンハッタンのミッドタウン・エリアでは住宅地域では蚊にお目にかかることは無いので餌になる心配は無いのだが、別の影響を受けることになる。ミッドタウンでもセントラルパークや、また、広い緑のあるブルックリンやスタッテン・アイランドなどの地域では蚊が発生する。当地の蚊はウエスト・ナイル・ヴァイラスを運ぶので殺虫剤の散布が行われるのだが、わたしはそれにアレルギーなのだ。トラックやヘリコプターで撒くので薬剤は広範囲に散らばるから、散布が行われるときはできるだけ屋内にいて窓をぴったり閉めて身を守ることになる。 食物連鎖の下位にはならないで済むものの、同種の攻撃から身を守るためにシェルターに入るようなものなのだ。

♯  Today's BGM = MY FAVORITE INSTRUMENT by OSCAR PETERSON

(s=2340 - 0745; hi: 93 F / 33 ℃ , lo: 72 F / 22 ℃ Hum= 40% P=1014 hPa Wind= 6 mph / 9 km/h 晴 )

 

2003.06.26 thu

Heat Wave


ヒート・ウエーブなのだそうだ。 日本語でいえば熱波、三省堂の辞書によると 「高温の気団による激しい暑さ」という意味だ。 こちらでは、次のように定義される。
90度(摂氏32度)以上の日が3日以上続く。
自宅でもACが無いと快適さを保てない。当地のACは音響効果が強い(つまりランニング・ノイズがうるさい)ので自分のところで使っていると気付かないが、わたしは寝る時にACを消すので、すると突然室内に静寂が訪れることになる。そして次に気付くのは、ビルディング全体から響いてくるうねりのような音。よそのユニットで稼動中のACの音だ。

ACは地球温暖化をはじめとした地球の環境破壊の一端を担っているので使わずに済めばそうしたそれに越したことはない。 みんなが一斉にAC使用を中止したら、排気が減るので気温も1〜2度はすぐに下がりそうだ。節電にもなる。暑がりのわたしにはちょっとつらいかもしれない。そういう意味で環境保全に関してはヒート・ウエーブが来るとちょっと肩身が狭い思いがするのだ。

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気温は上がっているが、下がったものもある。25日にFRBはFF誘導レートを25bpカット、1%とした。 これは45年ぶりのロー・レートとなっているが、デフレ阻止ねらいとの事で効果があるかどうか。

♯  Today's BGM = UP UP AND AWAY by THE FIFITH DIMENSIONS

(s=0400 - 0745; hi: 95 F / 35 ℃ , lo: 79 F / 26 ℃ Hum= 50% P=1010 hPa, Wind= 4 mph / 7 km/h 晴 )

 

2003.06.29 mon

夕焼けの翌日 (A Mechanism of Evning Glow)


sunset 0628 at 20h37m
06/28/03 at 20:37
昨日は夕焼けがきれいだった。それなのに今朝は雨。 夕焼けの翌日は晴れというのは、実は、季節や場所により変る現象なのだと知った。

夕焼けが見えるのは、西の方が晴れている時。 一般的に天気は西から東に変るので夕焼けの翌日はその晴れた空の環境が観察ポイントに移動するので晴れるということになる。但し、季節によっては天気は必ずしも西から東には変らない。大気の状況が不安定なときは南から低気圧がやってきたり、またにわか雨がやってくることもある。日本の場合だと例えば梅雨前線は南北に移動するので、この時期の夕焼けは翌日の晴天にリンクしないケースがある。ニューヨークの天気はシカゴの天気の約1日おくれと、西から変化する事が殆どなのだが、夏は雷雨前線が活発になったりして割り込んでくるので思わぬ雨に遭遇したりする。今日の天気も、早朝のシャワーの後は曇天から晴れに転じたので、おまけで「夕焼けの翌日は晴れ」該当日としても良いかもしれない。

天気に関する言い伝えでは「夕焼けは晴れ」と共によく聞くのが「日がさ月がさは雨」。

太陽や月にかさがかかるのは、低気圧に伴う雲が原因で、この雲のあと半日から一日で雨雲が到達することが多いそうだ。月がさの日は空気も湿っていていかにも雨の前兆を感じる。こちらの的中率は高そう。

♯  Today's BGM = LIGHT AS A FEATHER by AZYMUTH

(s=2340 - 0815; hi: 79 F / 26 ℃ , lo: 66 F / 19 ℃ Hum= 70% P=1021 hPa Wind= 7 mph / 11 km/h 雨のち曇のち晴 )


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