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2002.07.01 mon

リサイクリング



今日からニューヨーク市ではリサイクリング法が変わった。 ニューヨーク市における従来のリサイクル対象品目は以下の4グループ。紙類(新聞紙、雑誌など)、金属類(空き缶など)、ガラス類(空き瓶など)、プラスティック(ペットボトルなど)。このうち、ガラス類とプラスティック類についてのリサイクルが7月1日からサスペンドされ、瓶やペットボトルは一般ゴミとして扱うように変更された。

一見時代に逆行しているかのように見えるこの変更理由は経費節減のためというもの。ガラスとプラスティックのリサイクルはコマーシャル・ベースに乗るにはいたっておらず、リサイクル推進は市による処理費用の持ち出しとなっていた。しかし、今回、市の財政建て直しの一環としてこの部分のカットが決まったのだという。 これらのリサイクルを止めることで、一年間で $40百万(約48億円)のコストが節約になるという。但し今回の措置はパーマネントなものではなく、ニューヨーク市はプラスティックについては一年後、ガラスについても二年後にはリサイクルを再開するつもりであるとしている。

ブルームバーグ市長は従来の市長とまったくちがったバックグランドとなるビジネス界出身だけに市の運営メソッドも非常にビジネス的でまるで会社経営を見ているようで興味深い。


♯  Today's BGM = SECRET LIFE OF PLANTS by STEVIE WONDER

(s=0100-0810; ; esb=blue-white-red; h:94/ 34C, l:80F/ 26C Hum= 65% P=1016hPa 晴れ )

 

2002.07.03 wed

PATRIOT法などのネーミング・センス



独立記念日を控えて、自らの安全について用心深く注意し、警戒を怠らないよう注意を喚起する呼びかけが国務省により行われている。 具体的なテロの予告があったというものでは無いとのことだが、しかし、ランドマーク的な場所が狙われる可能性があるとして住民に注意を促している。 ニューヨークで言えば「自由の女神」、「エンパイア・ステート・ビルディング」等。

溢れる情報のなかからコレというものをピックアップするのは至難の業だろう。911についての会話も事前にキャッチされてはいたものの翻訳が遅れたと報道されていたが、仮に翻訳が間に合っていたとしても、情報の信憑性をどうやって確認していたかが問題だ。

昨年の10月26日に発効となったPATRIOT法はテロリズムを防ぐ為として米国政府がいろいろな傍受を合法可能とするもの。 「Provide Appropriate Tools Required to Intercept and Obstruct Terrorism」 (テロリズムの妨害遮断に適切な手段を提供する)の略称だが、もちろん、愛国心の Patriotにあわせてあって、けっこううまい命名だな、と思う。 米国の法律やキャンペーンの名前などはこういった略称に意味を持たす仕組みのものが多い。アルファベット文化だから可能。

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Ray Brown コンサートツアー中の訃報。75歳だった。


♯  Today's BGM = WE GET REQUESTS by OSCAR PETERSON TRIO

(s=0100-0810; ; esb=blue-white-red; h:94/ 34C, l:80F/ 26C Hum= 65% P=1016hPa 晴れ )

 

2002.07.04 thu

特別の独立記念日



grandcentral stn
今年の独立記念日は911から始めてということで少し特別だ。厳かに生命と正義を祝うセレブレイト・アメリカ、一方では、テロリズムに対する注意が喚起されている状況であることから、かつてない厳重なチェック態勢で迎える事となった。

イーストリバーで打ち上げられる恒例メーシーズの花火は、911のヒーロー達と犠牲者にささげられ、途中に設けられた短い黙祷の時間では川べりに設置された大きなリバティーベルが光った。 花火自体も今迄でいちばん良かったように見えた。従来のような菊の花のような花火や滝のようなものや星が煌くようなものもあったが、今回は投げ縄のような「○」のカタチの花火(「UFO」というらしい)が目を引いた。 ただでさえ旗の好きなのがアメリカの国民だが、今日はとりわけ星条旗グッズが溢れている。星条旗の花火が無かったのが不思議なくらいだ。21:15から22:00までのショウで空を飾った花火は2万発を超えたという。

コニーアイランドで毎年行われるホットドッグ早食いコンテストは今年も実施され、去年に続き Takeru Kobayashiさんが優勝。 12分間にどれだけホットドッグを食べる事が出来るかという競争で、113LBS(約52キロ)という超軽量級の彼の記録は 50-1/2個で自己の持つ記録を1/2個更新したとのこと。 エモ−ショナルな面が多かった今年の独立記念日だが、世の中の動きとは無関係のこういった世界もあるのだ。なにしろ第87回というのだから由緒あるといえよう。

こうして、米国 226回目の独立記念日は何とか無事に終えた。


♯  Today's BGM = JT by JAMES TAYLOR

(s=0200-0810; ; esb=blue-white-red; h:95/ 35C, l:83F/ 28C Hum= 60% P=1012hPa 晴れ時々曇り )

 

2002.07.07 sun

ベガとアルタイル



今日は7月7日、七夕である。もっとも七夕は日本のお祭りだから13時間の時差を考慮しないといけないのかななどと思ったところ、時差は実はもっとあったことが分った。 竹に短冊などの飾りを下げるお祭りは、本来は旧暦の7月7日に行われていたとの事で、太陽暦だと一ヶ月遅れの8月になる。

七夕は、織女と牽牛が一年に一回だけ出会う日という伝説になっているけれど、 実際に織女星(ベガ)と牽牛星(アルタイル)はどういった位置関係にあるのだろうか。 太陽からの距離は、ベガ(琴座(Lyra)のα星ベガ(Vega))が25.1光年、アルタイル(鷲座(Aquila)のα星 アルタイル(Altair))が16.8光年程度、角度が33.36度となり、両者の間には約 14.4光年の距離が在るという計算になるようだ。 14光年は長いか、短いか、それは、計るモノサシによっても違うだろうし、各個体によっても感じ方はちがうだろう。

こんな夜は、天の川の両岸で光るベガとアルタイルを思いながら、宇宙的時間に身をゆだねて「2001年宇宙の旅」を観ることとしよう。


♯  Today's BGM = MEDDLE by PINK PLOYD

(s=0100-0800; ; esb=blue-white-red; h:86/ 30C, l:68F/ 20C Hum= 31% P=1018 hPa ヘイジーな晴れ )

 

2002.07.08 mon

カナダの火事



土曜日からニューヨーク市の空を覆っていたもやもやとした煙は今日になりようやく晴れた。 日曜日が特にひどくて、窓を開けると紙の焦げたようなにおいが鼻をついたし、また、ハドソン川の対岸ニュージャージー州に住む友人は「マンハッタンが見えなかった」といっていた程だ。

この煙の発生源はカナダの森林火災なのだという。随分と遠方から漂ってくるものなのだと驚いたが、煙は実にバージニア州にまで達したというのだからどんなに大量なのか推測できる。 カナダのオンタリオとケベックでは乾いた夏の天気により山火事が多発していて、現在85箇所での自然発生的山火事により250千エーカーにわたる森が燃えたという。 今でも燃えつづけている森林が多くあり、木曜日までは雨も望めないという。

ニューヨーク市では一旦は晴れた煙だが、火曜日には風向きがかわり再び煙が戻ってくると予測されており、健康局では呼吸器系や心臓に問題のある人は煙がクリアされるまでエアコンディショナーのある室内に留まるようにと警告している。


♯  Today's BGM = GETZ / GILBERTO by STAN GETZ AND JOAO GILBERTO

(s=0050-0810; ; esb=blue-white-red; h:92/ 33C, l:67F/ 21C Hum= 50% P=1020 hPa 晴れ )

 

2002.07.12 fri

記憶のフラグメント



同僚と「田中外相が更迭されたのはいつか」という話になった。 彼は、去年の9月くらいだと言い張る。「もっと最近」とわたし。「5ドル賭ける?」と彼。「乗った!」とわたし。 仕切りは、2001年vs2002年。ネット検索で結果はすぐ分かり、わたしは短時間で5ドル稼げたのだった。

因みに田中外務大臣更迭は2002年1月30日(29日深夜)であった。

記憶は時系列には記録されていないのではないかと思う。 ある出来事、この場合田中前外相の更迭はいつだったかという記憶を呼び起こすには、脳内記録にある他の出来事に関連付けて時系列構築をするのだと思う。 わたしの場合、とっさに関連付けたのは、自分の帰国時期。去年の11月帰国の時は彼女は外務大臣だった。今年の5月帰国のときは既に外務大臣ではなかった。 彼の場合は、田中外相は在任が短かった。せいぜい9月までだっただろう、と思ったのだという。 脳内の記録のマネジメントもいろいろなメソッドやアプローチがあるものだ。


♯  Today's BGM = JAZZ by QUEEN

(s=01000-0810; ; esb=blue-white-red; h:82/ 27C, l:66F/ 18C Hum= 44% P=1020 hPa 晴れ )

 

2002.07.13 sat

Daryl Hall and John Oates



BRAVO チャンネルで Daryl Hall and John Oates へのロングインタビュー番組があり興味深くみた。

Hall and Oates はわたしの最もすきなグループのひとつだが、最近はアルバムのリリースも無くたまに単発ライブがある程度だったので久しぶりのデュオの姿に、テレビの前でにこにこしながら番組観賞となった。 番組はインタビューアがデュオのアルバムに関しての裏話などを時系列的に聞き出す形をとっており、ところどころに即興的ライブを挟んだ作りでなかなか面白かった。

番組によると、Hall & Oates は「歴史上で最も成功したデュオ」なのだそうだ。わたしは Simon and Garfunkel の方が最も成功したデュオだと思っていたが考えてみれば Hall and Oates のが活躍期間が長くそれだけ売上高も多いということなのだろう。

ダリル・ホール、相変わらず感じ良くない。例えば楽曲の演奏時にギターをチェンジする時にローディーが楽器を持ってきたりするわけだが、受け取った後プラグを挿すのもお付きの僕にやらせている、という感じがあってそれも見下しているような雰囲気が漂う。 別にだからといって彼の作品を嫌いになるという訳ではなくてアーティストは作品で勝負だから良いのだけれどお友達にはなりたくないタイプだ。 しかし、一番おどろいたのは ジョン・オーツに髭が無かったこと。これじゃ街ですれ違っても分からないなあと思った。

彼らの人格や外観がどうであろうと音楽は良くって、これから数日は Hall & Oates のアルバムを聴く日々となるのは確実だ。

♯  Today's BGM = ALONG THE RED LEDGE by DARYL HALL AND JOHN OATES

(s=0040-0810; ; esb=blue-white-red; h:82/ 27C, l:66F/ 18C Hum= 50% P=1017 hPa 晴れ )

 

2002.07.18 thu

W32.Klez.H@mm



始めて Klez を目の当たりにした。 会社でメールを取り込み中に頼みもしないのにいきなり勝手に何やらを実行しはじめたのだ。 自宅ではMicrosoft社のメーラーをデフォルト使用はしていない為に今までこういうチャンスが無かったのだが、会社のメーラーはどういうわけかOEと決まっているものだから、Klez がのびのびと活動しようとしたのだ。 ところが、会社だってOEは使っているけれどヴァイラス・シールドを設置してあるものだからヴァイラスが本領を発揮しようとした寸前に当該ファイルは隔離されてしまったようだ。 だから、わたしのところからKlez付きメールが発信される事はなかった。Wormの負けである。

暫くして、システム部門の社員がやってきて(ヴァイラス・スキャンの結果インフェクションが見つかると自動的にシステム部門にレポートされ、担当者が自動的にやって来る)我マシンをクリーンしてくれた。ヴァイラス攻撃うけるなら会社に限る。

尚、問題のヴァイラスは W32.Klez.H@mm。
感染したPCのメールクライアントにあるアドレス・ブックにある任意の登録メアドになりすまして、アドレス帳に登録してあるアドレスやICQデータベースほかのローカルディスクにあるメールアドレスのデータから探し出したメールアドレスに自分自身を添付してメールを発信する。 その時に、自分自身のほかに、ローカルディスクにある.txt、.htm、.html、.wab 他のファイルからひとつ選んで添付して送ってしまうのだそうだ。 詳しくは、シマンテックのサイト参照。

いろいろな人に成りすまして送信してはいるけれど、メールヘダー情報をみると、真の発信人と思われるひとのIP情報がメールヘダーに含まれており、三通届いたvyrus mailはどれも共通のIP情報が含まれていたのだった。 WORM開発者の次の課題はここかも(?)。

参考:Trend Micro Online Scan

♯  Today's BGM = A DAY IN THE LIFE by WES MONTGOMERY

(s=0030-0810; ; esb=blue-white-red; hi: 93.2F / 34.0℃ , lo: 80.6F / 27.0℃ Hum= 55% P=1015 hPa 曇 )

 

2002.07.20 sat

Blackout



正午過ぎに Con Edison(電力会社)の施設で火事が発生してトランスフォーマーが爆発したのが原因で、マンハッタンの14丁目より南ブロードウェイ以西一帯で停電になっているという(我が家はもっと北なので影響無し)。 信号機も地下鉄も止まっていて交通は麻痺状態とのこと。エアコンも点かないのでレストランは営業あがったり。夜になっても復旧したのは 15,000戸のみで、35,000戸が停電のままだそうだ。 今日は暑さが比較的ましな日でAC無しでも何とかすごせそうなのがせめてもの救い。 テレビのニュース番組でインタビューに応える人々の様子は「すごい爆発だった。爆弾か飛行機が落ちたのかと思った。」といったものが多かった。なにか大きな災害がある都度、まず最初の反応はテロかどうか、というものになるという世界になってしまった。

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33年前の今日、ニール・アームストロングは月面に立った最初の人類となった。 アポロ11号の月面着陸機(Lunar Module)イーグルから「静かの海」に降り立った彼の台詞はあまりに有名。

"That's one small step for man, one giant leap for mankind."
At 22:56 pm EDT on July 20, 1969

いま改めて当時の記録や画像をみてみると、よく月まで行ってこられたものだと思う。それにしても最も近い宇宙の天体まで片道4日、ワープ飛行が現実化されないと宇宙旅行は時間がかかりすぎ。

♯  Today's BGM = APOLLO by BRIAN ENO

(s=0115-0900; ; esb=blue-white-red; hi:84.2°F / 29.0°C, lo:69.8°F / 21.0°C Hum= 50% P=1014 hPa 晴れ )

 

2002.07.22 mon

マネー・ゲーム



米国の株式市場は先週末に続き大幅安でひけた。ニューヨーク株式市場ダウ工業株平均は、$7,784.58(前日比△234.68)、98年10月以来、約3年9ヶ月ぶりに7,800ドルを割った。

これだけのフォールにリンクするほどマーケット自体が悪化しているかというのは疑問。 ここまで売られた原因は何かというと、きっかけとしては、ワールドコムが昨晩チャプター11を申請し実質的に経営破綻が確定した事があげられようが、しかし、約一ヶ月前に巨額の粉飾決算を公表した時点でC11は予測がついていたわけでマーケットにとり何も新しいニュースではない。 ベルサウスの業績予想悪化などネガティブな出来事はあったがそれにしても通信、金融株などが一斉に値を下げるにいたったのは、全世界に株安が連鎖的にひろがるのではないかという投資家へのサイコロジカルな影響が一番大きいようだ。

本来、株価は企業の業績に裏づけされたものであるはずなのに、いつのまにか、企業の業績を上げる(少なくとも「見かけ」だけでも)為には株価を上げておく必要がある、と位置関係が逆転した。 ストック・マーケットは風説や気分で激しくアップダウンするバブリーな世界なのだ。行きすぎたマネー・ゲームが世界を壊す日がほんとうにやってくるのかもしれない。スクラッチからやり直すのも悪くないと思う。

The 101 Dumbest Moments in Business


♯  Today's BGM = THE DARK SIDE OF THE MOON by PINK FLOYD

(s=0015-0810; ; esb=blue-white-red;  hi: 90F/ 32C, lo: 78F/ 23C Hum= 75% P=1019 hPa 晴れ時々くもり )

 

2002.07.24 wed

先進国 // 小惑星



雨などで路面が濡れていたり明るいうちに帰れなかったりといった場合を除き、夕方のインラインスケートが日課となっている。 最近のお気に入りのコースは通称ハドソン・グリーン・ウエィと呼ばれる小道で自転車とスケーターと走る人の専用道路。信号が殆どないので快適。片側はすぐにハドソン川で、大きな船が停泊していたり、かもめが飛んでいたりしてのどか。 ところどころに整備された桟橋がある。65丁目くらいにあるレンガを敷き詰めてある桟橋には、外側に向けてベンチがたくさん置いてありのんびりと川を眺めるのに最適。南に行くと海が近くなり潮のかおりが鼻腔をくすぐる。 23丁目付近には特別に滑らかな舗装になっていて練習に具合が良い桟橋がある。手すりに寄りかかりそよ風に吹かれながら大西洋を眺めるのは実に気分が良い。太陽、風、海の組み合わせは、こんなに平和で良いのかと思うほどの世界。

米国やNY州は税金が高いけれど、それなりの見返りがある。住民のリクリエーション施設もキチンと整備されているのが先進国の証ではないだろうか。政治家があちこちからピンハネして私腹を肥やす事だけに注力し、議会はそういった政治家たちのもぐら叩きの場といったような国は先進国とは思えない。

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17年後に直径 2 kmの小惑星が地球に衝突するかもしれないとの事。台風が来るとわくわくするのと同様に、これもかなりわくわくする。でも確率 1/6,000,000 とは当たるのは Lotto より低い。

♯  Today's BGM = RETURN TO FOREVER by CHICK COREA

(s=0030-0810; ; esb=blue-white-red;  hi: 78F/ 25C, lo: 64F/ 17C Hum= 75% P=1022 hPa 曇のち晴 )

 

2002.07.25 thu

John Lennon Airport



Liverpool John Lennon Airport は本日エリザベス女王がリバプールを訪れ正式にオープンとなった。

リバプール空港は£32.5 百万を費やしたインフラストラクチャーを含む大リノベーションを終えてそれまでのローカル空港から国際的な空港に生まれ変わった。 そして、この街で生まれ育ったジョン・レノンを記念して Liverpool John Lennon Airport と名前を変えたもの。

オフィシャル・オープニングには Yoko Ono 他のゲストも招かれ女王と挨拶を交わした。 空港のオフィシャルは、Golden Jubilee (女王戴冠50周年)という記念すべき年に空港が生まれ変わったのは英国北東部の空港として誇るべきステータスだ、と付け加えた。

Above us only sky

www.liverpooljohnlennonairport.com

♯  Today's BGM = IMAGINE by JOHN LENNON

(s=0030-0810; ; esb=blue-white-red;  hi: 77F / 25 C , lo: 64F / 18 C Hum= 47% P=1023 hPa 曇時々晴 )

 

2002.07.27 sat

電気代:日米比較



月末が近くなると請求書がいろいろ届く。電気使用料に関しては毎年恒例三桁のビルが届く時期である。わたしのところでは一ヶ月の電気代は夏以外は$60くらい、夏の2〜3ヶ月は100ドルを一気に越して三桁になる。 理由はAC。

ニューヨークのアパートの場合、北向きで日が当たらないとAC無しでも過ごせるらしいが、南向きハイライズの場合は日当たりが強烈だとAC無しでは人間は生きられない。 そこで夏になるとほとんど毎日ACをフル回転させることになるのだ。

東京と比べてNYの電気代は随分高いと以前から思っていた。東京の実家はNYのアパートより広いし電気を動力とする機器も多い。それなのに夏の電気代金はわたしのところの何倍にはなっていないから。 しかし、エネルギーを自給できる米国のほうが値段が高いというのは変ではないか。実は、電気の単価が高いのではなくて電化製品が電気大食いなのに違いないと気付いた。 もともと米国の電化製品は日本の物ほど省エネに心をくだいている様子はない。さらに我が家の冷房設備は10年選手、さぞや非能率な設計なのだろうと思う。 「壊れたら嬉しいもの」のリストがまた増えた(新型に代えるきっかけ出来る)。

♯  Today's BGM = THE SIDEWINDER by LEE MORGAN

(s=0330-0930; ; esb=blue-white-red;  hi: 73F/ 23C, lo: 66F/ 19C Hum= 65% P=1015 hPa 曇のち雨のち曇 )

 

2002.07.28 sun

米国自転車事情



ニューヨーク市では自転車をよく見かける。 どんなに近くに行くのにも自動車に移動の依存をしている人が多い米国の中で、ニューヨーク市は人力で動かす車輌である自転車がもっとも多い街なのではないかという気がする。 多いのはメッセンジャーボーイや出前の配達の自転車。交通渋滞が慢性化しているマンハッタンでは配達業務には混雑した道路の影響をあまり受けない自転車が好都合なのだ。 デリバリー以外だと、ロード・タイプの自転車でレーサー風の服装にヘルメットをかぶりハイ・スピードで走っていたりする。 交通手段として自転車を用いる一般の人は少数派だ。オランダや中国のように移動手段としての自転車ではなくて米国ではフィット目的の位置付けが殆どの様だ。

自転車事情に詳しい友人によると、ニューヨーク市に趣味で乗る自転車が増えたのはここ数年の出来事とのことで、そのきっかけとなったのが、ランス・アームストロングなのだそうだ。 今年のレースでも28日に総合優勝が決まり、トゥール・ド・フランス4連覇となったが、彼は1996年アトランタ・オリンピックの後みつかった癌を克服して1998年に奇跡的なカムバックを果たした人。

彼がきっかけで自転車人口が増えたというのは、別に彼にあやかろうというのではなくて、そういうストーリーを持つ人により自転車という乗り物が注目されてポピュラーになったということなのだろう。

映画『タイムマシン』(2001年リメイク版)では、2030年のニューヨーク市では自転車(または自転車にそっくりの未来ヴィークル?)が人々の交通手段になっていた。 自転車は排気ガスも出さない優れた車輌なのでもっと普及したら米国人の肥満解消にも役立ち一石二鳥だろうに。

♯  Today's BGM = Bicycle Race from JAZZ by QUEEN

(s=0030-0950; ; esb=blue-white-red;  hi: 82F/ 28C, lo: 72F/ 22C Hum= 83% P=1015 hPa 曇のち雨のち曇 )

 

2002.07.31 wed

Greatest Cartoon Characters



TV Guide の最新号にテレビジョン・ヒストリーにおける漫画主人公のベスト50が発表されていた。 人気順位のうちベスト10は以下のとおり。

  1. バッグス・バニー
  2. ホーマー・シンプソン 
  3. ロッキー & ブルウィンクル 
  4. Beavis and Butt-Head
  5. The Grinch
  6. Fred and Barney (The Flintstones)
  7. Angelica Pickles
  8. Snoopy and Charlie Brown
  9. SpongeBob
  10. CARTMAN
他に、15. Pikachu (Pokemon)、16. GUMBY、17. Betty Boop、18. Top Cat、19. Micky Mouse、 20. ポパイ、 25. Heckle and Jeckle (烏のコンビ)、27. Winnie the Pooh、28. Felix the Cat、33. Tweey and Sylvester、36. Yogi Bear and Boo Boo、 37. Mighty Mouse、38. Wile E. Coyote and Road Runner、39. Superman、40. Batman、42. Superwoman、43. ドナルド・ダック、46. Woody Woodpecker (ウッドペッカー)、 50. Tom and Jerry

といったラインナップ。ミッキーマウス、スーパーマンといった国民的英雄が低位(台所のスポンジキャラクタであるスポンジボブより低ランク)なのは意外なようにも見えるが、 テレビでの漫画番組主人公ランキングだから、コミックブックや映画が主な活動場所でりテレビ番組出演が少ないキャラクタは上位にはなりにくいこと、それに、子供の意見がだいぶ尊重されているという事があるのだろう。 日本だったら一位はやはりドラえもんとなりそうだ。

♯  Today's BGM = YELLOW SUBMARINE by THE BEATLES

(s=0030-0800 ; esb=blue-white-red;  hi: 94F/ 34C, lo: 76F/ 24C Hum= 44% P=1013 hPa 晴れ )


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