七番街 (Seventh Avenue) 49丁目に巨大なサインが登場した。真っ白なキャンバス風の地に Give Peace A Chance の文字のみ。広告主の名前も何も無い。
[Give] の文字の下の方にある「Teriyaki Boy」というとんでも無い名前の和食ファストフード屋に寄ろうと思って遠回りしたので遭遇したのだ。
白地に文字だけという広告のスタイル、それから、勿論その書かれた内容(コトバ)より Yoko Ono が広告主だろうと推測。
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夜は、TNT(テレビ)で「Come Together: A Night for John Lennon's Words and Music」鑑賞。
近所の Radio City Music Hall からの2時間ライブ中継放送で、ジョン・レノンの歌をいろいろな人がカバーし合間にはジョンのビデオもはさむというショウ。収益はNYリリーフ・ファンドに寄付というチャリティー・コンサート。
司会役のケビン・スペイシーもしっかりと一曲歌ったのだが大げさな身振りにびっくり。ショーン・レノンは 2曲。ジョンとヨーコの写真集「家族生活」で子供の頃の姿しか知らなかったので大人になった彼を見たのは初めて。中背で小太りなのでロングで見るとジョンのイメージは無い。ところがアップになると顔の各パーツがジョンにそっくりでジョンの生き写し。但し、歌はあまりうまくなくて顔は似たけれど音楽の才能は引き継がなかった様に思えた。
番組の最後は Give Peace A Chance を全出演者で合唱。「テリヤキ・ボーイ」の上にあった看板もひょっとして番組の広告かと一瞬思ったがそれには放映時間やチャンネルが無かったし、番組自体の広告はタイムズスクゥエア(42丁目)にジャンボサイズのビルボードがあったので、違うのでしょう。
oct 05 01 fri
LA VINERIA
前から目をつけていたイタリアン・レストランにて食事。
会社の近くにある LA VINERIA という店でレンガの壁、使い込んだ感じの厚手のがっしりした木のテーブルと椅子が感じよい。店内に一歩はいるとそこはまるで伊太利亜に居るみたいな雰囲気。
食べたのは、ローメインレタスとチーズと胡桃のサラダ。胡桃が嫌いなわたしなのにこれはチーズとのコンビネーションが素晴らしくておいしく平らげた。
パスタは二種類を同行者とシェア。まずボンゴレ。アルデンテに茹であがったリングィーニにベイビー・クラムが散らしてあり、オリーブ油、バター、ガーリック味が微妙なバランスを保つ絶妙な味つけ。
もう一皿は、ペンネのハウス・スペシャル。何種類かのキノコとズッキーニなどの野菜をトマトベースで和えたものとペンネが混ぜてある。どちらもとっても美味しく大満足。久しぶりに美味しさの余韻による幸福感に浸った。やはり人生、美味しいものを食べて楽しく生きなくっちゃね。
Smile !
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夜はテレビの映画チャンネルで放映されていた『 The Professional (LEON) 』鑑賞。5回目くらいだがゲーリーの切れっぷり、ジャン・レノの朴訥ぶり、そして人生をすっかり分かってしまったようなすれっからしの振る舞いをしつつ実は純情なマチルダの可憐さ、何回観ても飽きない。
この三人の配役だからこそ成立した映画であり、特にリオンとマチルダの関係なんて一歩まちがったら気持ち悪いいやらしさで観られないものになっていただろうなあ、と例によって観る都度おなじ事を思う。
oct 13 01 sat
買いだめ
FBI の発表によると、ここ数日は米国内及び国外の米国関連施設などに対するテロ行為が行われる可能性が極めて高いとのこと。
無用な外出はしない方が良いと思い、週末は家から出ないでも生活できるだけの食料品を昨日買って帰った。
週末だけのみならず4日くらいは生き延びられる量。ふだんは自宅に食料品は置いてないので、こんなに食料品があると何だかキャンプ気分。
oct 14 01 sun
ガスマスクより金魚
BC (Biological and Chemical) テロの恐怖は全米にひろがった。犯人が誰であろううと、こういった行為はテロリズムである。
今のところ封筒に入れられた病原菌が郵便を介して各地に配達されるという形だけが発覚しており、気をつけることは可能だ。
しかし、これからどんな媒体でどんな有害物質がスプレッドされるのかは全く不明で不確定性なものに対する恐怖感に襲われる。
oct 27 01 sat
EARTHQUAKE
10時に目が覚めた。ブラインドの隙間から射しこむ陽光が室内にストライプ模様を作る。しばらくベッドの中でごろごろしてから起床、コーヒーをセットしてPCとテレビをつける。毎朝、取敢えず世の中が無事かどうかを確認するのだ。
そうしたら、地震があったとのニュース。そうか、あれは気のせいなんかじゃなかったのだ・・・
昨晩、一時過ぎにベッドに入り眠っていたらベッドがゆらゆらと揺れた気がした。半覚醒の意識では「これは夢なのだ、ウォーターベッドで寝ている夢でもみているのだろう」と思ったのだった。足をばたばたさせたら揺れている気持ちがおさまったのでそのまま寝た。
あれは本当に揺れていたのだ。地震があったのは、
01:42、2.6 レクタースケール(マグニチュード 2.6)だったとのこと。日本のようにしょっちゅう地震のある国で揺られ慣れている場合には何でもない大きさの地震なのだろうが、ここは基本的に地震が無い地域。16年ぶりくらいの地震、こわいなあ。
<寝ていた時間なのでよかった。起きていたら、ビルディングに爆弾か飛行機が突入したという発想に直結してすごい恐怖心を味わったことだろう。>
Small Earthquake Hits New York
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Today's BGM = BIGGER THAN BOTH OF US by DARYL HALL & JOHN OATES