舞台は29世紀の地球。地球の環境が荒れ果てて住めなくなったので人類は宇宙に脱出してしまったが、ひとり取り残されたロボット、ウォーリーは、黙々とゴミを圧縮して処理する仕事を700年続けていた。ゴミのなかから時々見つける宝物を自宅に持ち帰り大切に保存していいた。特に大好きなミュージカル映画『ハロー・ドーリー！』のビデオは特別の宝物で、男女が手を握るロマンチックなシーンがお気に入りで、何回も繰り返してビデオを見てはうっとりとしていた。

ある日、空から巨大なロケットがやってきて真っ白なモダンな形のロボット、イヴを置いていった。ウォーリーはたちまち恋におちるのだが、ウォーリーが自分の宝物コレクションから観葉植物を彼女にプレゼントしたところ、イヴはフリーズし、巨大な宇宙船が再来してイヴを連れ去ってしまう。

イヴは実は宇宙ステーションに住む人間たちにより派遣された偵察ロボットだったのだ。ウォーリーはイヴを追って宇宙のかなたにある人間の住む宇宙ステーションに乗り込む・・・　

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自分の仕事をひたすら継続し、たまに見つける宝物をコレクションしてそれなりに充実した日々を送っていた主人公が、ひょっとしたきっかけで宇宙に飛び出し大きな流れをシフトすることになるが、最後はハッピーエンドの心温まる楽しい映画。

Andrew Stanton 監督＋Pixar　という組み合わせは、Finding Nemo (2003)、Monsters, Inc. (2001)、Toy Story（1995、1999）、Bug's Life (1998) というヒット作を生んでおり、個人的には今回の作品がダントツ。

2008年、Pixar作品。

主な出演者（声）：
Ben Burtt ... WALL·E / M-O (voice)
Elissa Knight ... EVE (voice)
Jeff Garlin ... Captain (voice)
Sigourney Weaver ... Ship's Computer (voice)

dir: Andrew Stanton