『 サドン・デス 』

Sudden Death (1995)  USA 1h. 51min.



スタンリー・カップの試合を貴賓室で観戦中の米国副大統領一行を人質に、アイスホッケー・アリーナがハイジャックされた。 犯人グループの目的は金。試合が終わるまでに指定された口座に振り込みが無ければアリーナは爆破されるのだ。 ただの脅しでない証拠に、人質がひとりずつ殺されていく。しかし満員の観客は貴賓席で危機が発生していることは知らずゲームに熱中している。 会場の火災監督消防士ダーレン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、この陰謀を知り阻止すべくひとり犯人に挑む。

アリーナ壁面の電光掲示板がホッキーのゲームの残り時間を刻んで行くのと、犯人の指定したデッドラインがシンクロしてサスペンスを盛り上げるのに一役買っている。 カメラが結構すごく、ヘリコプターがアリーナに落ちていくシーンなど見ごたえあり。

消防士なのに、マシンガンの撃ち方がたいへん堂にいったものだし、爆発物の取り扱いにも長けており、アリーナ随所に仕掛けられたプラスティック爆弾の取り外しもこなすし、 有り合わせの化学薬品であっという間に爆弾まで作ってしまう。そんな、消防士ってあり?なんていうヤボは言いっこなしのヴァン・ダム版ダイハード。

dir: Peter Hyams


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