SUMMARY:
MCU版のスパイダーマンのホーム・シリーズ第三弾。
STORY:
ピーター・パーカーがスパイダーマンであるという身元が全世界に明らかになってしまったので、それまでのような平穏な私生活を送れなくなったため、ピーターはドクター・ストレンジに助けを求めた。自分の身元が明かされる前の世界に戻りたいという希望を伝える。ピーターの希望を受け入れたドクター・ストレンジは呪文をかけ始めるが、その途中で何回もピーターが邪魔をしたことから呪文がうまくいかず、今の世界を破壊する可能性のある巨大な敵達が他の世界(ユニバース)からやってきてしまう。
敵たちを元の世界に戻すために戦うスパイダーマンたち。
戦いを通しピーターはスパイダーマンであることが本当に何を意味するのかを発見する・・・
IMPRESSIONS:
マーベルの豊富な資金力による潤沢な予算をかけてつくられた眩いいばかりのヴィジャル・エフェクトは申し分ない。アクションも良い。人生や友情についても考察されているストーリーも良くできているし、長さを感じさせないエンターテインメント。大いに楽しめた。
REMARKS:
サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズに登場したグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品で暴れた悪役たちが時空を超えて登場。悪役たちはウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックスなど当時のキャストが再登板。マルチヴァース(Mutliverse)をSF映画流に許容したので、以前のシリーズのスパイダーマンも時空を超えてやってこられる。大団円で、三部作終了。
エンドロールのあと、エディー・ブロック(Venom)がバーの片隅で何やらつぶやいていたり、スタッフロールのあとには、ドクター・ストレンジが登場して次の作品を示唆する。マーベルはこうして観客を惹きつけるのだった。
---