Lost In Translation (2003) USA 1hrs 42min.
CM撮影のために東京滞在中の旬を過ぎたハリウッド映画スターとカメラマンの夫の付き添いで来日した若い女性が異国でありそうもない絆を形成する。
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中年のアメリカ人映画スターのボブ・ハリスは、日本市場専用のサントリーウイスキー広告撮影のために東京に来ている。
彼は映画スターのプライムを過ぎているものの、彼のネーム・ヴァリューは、まだこの2百万ドルの仕事を得るのに十分だったのだ。彼の私生活は、日常の細部に至るまで指示する妻との関係がうまく行っておらず不満なものだった。
同じホテルに滞在している、アメリカ人で、20代のイェール哲学の卒業生であるシャーロットと彼女の夫ジョンがいた。ジョンはエンターテイメント・スチル写真家であり、日本で仕事をしている。彼が写真を撮影するために東京を離れる時、シャーロットはひとりで東京に残っていた。
ボブとシャーロットの両方は、現状でなにかを失っている孤独感があった。そしてそれは東京で感じている文化的な障壁によってさらに増幅されているように感じていた。そんな2人が異国で抱く淡い恋心。しかし2人の不思議な関係には終わりが訪れる・・・
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ビル・マーレイが実に良い味をだしている。他の誰にでもこの役はなかったのではと思う。
さっぱりとした後味の良い映画。