The King’s Speech (2010) USA 1hr 58min.
エドワード8世がシンプソン夫人との「世紀の恋」のため王位を放棄したことにより本人は望まない王位を継承することになったアルバート王子が幼少のころから悩まされていた吃音を克服して国民に勇気を与えるスピーチを行うまでを描いた作品。
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バーティー(アルバート王子、後のジョージ6世)は、子供のころからひどい吃音に悩まされていた。というのも子供の頃に受けた左利きの矯正やギプスを用いたX脚の矯正などが心のストレスになったのが理由と言われている。 人前で話すのも不得意だし内気な性格もあり王になる資質はないとみなされ王になる特別の教育も受けていなかったし、彼自身も一国のリーダーになるという意思は皆無であった。 しかし国王ジョージ5世の死後に王位についたバーティーの兄であるエドワード8世は一年足らずで離婚暦のある米国人女性シンプソン夫人と結婚するために王位を放棄したので王位継承権2位であるバーティーは、本人の意に反して国王とならざるをえなくなったのであった。アルバートは吃音の治療を専門家より受けていたが良い結果は出ておらず国王に命じられて行った王子としてのいくつかのスピーチ(演説)は惨憺たるものであった。
戦争に突入直前という英国は平常時に増して立派なリーダーが必要な時期。リーダーは立派なスピーチが出来るのが必須。そこでバーティーの妻エリザベス(後の“クイーン・マザー”:現エリザベス女王の母親)は話し方セラピストを探し出して夫にセラピーを受けるように手配する。オーストラリア出身のセラピスト、ライオネル・ローグはエキセントリックで普通のスピーチ・セラピーとはかなり違ったアプローチでセラピーを行った。最初は彼のメソッドに抵抗するバーティーだったが、ライオネル流のセラピーの効果を認識したこともあり、2人の間には徐々に信頼関係が芽生える。 そして、バーティーの吃音はどんどん改善されていく。観衆の前でのスピーチはまだつかえたりどもったりすることもあったが、信頼するライオネルとの会話なら滑らかにできるようになった。
英国がナチス・ドイツとの戦争に突入、国王は国民にラジオ演説を行う事になった。事前にライオネルと入念に練習した上でラジオ放送室に入るバーティー。ライオネルも一緒だ。
バーティー(英国王ジョージ6世)とライオネルはその後もゆるがぬ信頼関係と友人関係をずっと維持したのであった。
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言語セラピスト役のジェフリー・ラッシュが良い味だが、なんといってもコリン・ファースが良い。最近観た映画の迷うことなくベスト!-----
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