小型飛行機をチャーターして恐竜たちの生息するソーナ島サイトＢに向かった一行は、島に強行着陸するが恐竜に機が破壊されジャングルをさまようことになり野生化した恐竜に襲われながら島からの脱出しようと努力するアドベンチャー。

古生物学者のアラン・グラント博士（サム・ニール）は、研究資金が集まらないで困っている。そこに冒険好きの裕福な実業家（ウィリアム・メーシー）があらわれガイドをしてくれれば研究に寄付をするという。

気乗りしないグラント博士はこうして実業家夫婦一行に随行することになった。ところが、この夫婦だが、冒険好きな裕福な実業家というのは偽りで実は工務店を営んでおり、二ヶ月前に恐竜見物のパラグライダーで島に墜落した12歳の少年エリックが生きていると信じて捜索したい彼の両親というのが真の素性であったと分かる。

ジャングルの中をエリックを探し始めた一行は木にひっかかっているパラグライダーを見つける。一方、皆とはぐれたグラント博士はエリック少年と偶然に出会える。あとは恐竜たちのアタックから逃げ延びることだが、次から次へと障害が起きる・・・

琥珀に閉じこめられていたDNAから現代によみがえさせらてれしまった恐竜たちは、前２作では人間の管理とのかかわりがあったが、今回は、人間による管理は放棄されている様で完全に野放し状態で且つ悪役としての出番が多く人間を襲ってばかりいる。恐竜好きとしてはちょっと不満だったりする。

第一作目のコンセプトは残っておらず「まるでホンモノのような」恐竜が出てくるだけのただのアクション・アドベンチャー。ビデオゲームか遊園地のアトラクションに近く、映画としての楽しみは特になかった。

『ジュマンジ』などのジョンストン監督、前２作を監督したスティーヴェン・スピールバーグはプロデユーサーに。

主な出演者：
Sam Neill　…　Dr. Alan Grant
William Macy　…　Mr. Kerby
Tea Leoni　…　Mrs. Kerby
　

dir: Joe Johnston