Hugo (2011) USA 2hr 6min.
駅の時計台に隠れ住む少年の冒険ファンタジー。
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舞台は1930年台のパリ。
博物館の火事で父親を失い孤児となったヒューゴはモンパルナス駅構内の時計台で時計のねじ巻きをしながら隠れ住んでいた。
生前の父親と一緒に修理に注力していたぜんまい仕掛けのからくり機械人形も一緒で、独りになっても、からくり人形の修理をしてすごしていた。人形の修理はだいぶ進んだが、最後にハート型のカギが必要なことがわかった。ちょうどその時にヒューゴはハート型のカギのペンダントをした少女イサベルと偶然に出会い、人形を動かすことに成功する。その人形は手にペンを持ち、画を描いた。それは月面に大砲(型のロケット)の弾がささっているという画でジョルジュ・メリエスという署名があった。実は「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスの映画の画面のひとつであった。こうしてヒューゴーと少女はからくり人形に秘められた秘密からジョルジュ・メリエスの謎をさぐっていく・・・
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時計台に住む子供が主人公+映像のきれいなファンタジー物+今年のオスカーでもっとも多くの部門にノミネートされた、といっただけの予備知識で観た。 劇場で3Dで観る事を前提につくられた映画らしいが、わたしはDVDで自宅の32"画面。 よって、映像のきれいさの驚愕&堪能というより、ストーリーにフォーカスがあてやすかったかもしれない。
御伽噺のようなファンタジーだと想像していたが、そうではなく映画愛を描いたヒューマン・ドラマで、スコセッシ版の『ニュー・シネマ・パラダイス』なのであった。
主な出演者:
Ben Kingsley ... Georges Melies
Sacha Baron Cohen ... Station Inpector
Asa Butterfield ... Hugo Cabret
Chloë Grace Moretz ... Isabelle
Ray Winstone ... Uncle Claude
Jude Law ... Hugo's Father
Christopher Lee ... Monsieur Labisse
Director: Martin Scorsese (Taxi Driver, The Departed 他)