冷戦化の米国で宇宙に人間を送るためのプロジェクトでは、あるアフリカン・アメリカン女性のグループが多いなる活躍をしていたのだった。
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1961年、冷戦下のUSAでは人間を宇宙に送るプロジェクトに注力していた。NASAで計算能力の高い人材を探していたところ、アフリカン・アメリカン女性計算グループ(当時バージニア州では人種Segregationが実施されていた)に極めて優秀な数学的センスと高い計算能力を持つ女性キャサリンがいることがわかり計算グループにスカウトされ米国初の人間を宇宙にあげて帰還するのに必要な再突入角度の計算に大いに寄与。また、キャサリンの仲間、2人のアフリカン・アメリカンもそれぞれ、NASAに初めて導入されたIBMのコンピュータ・システムを取り扱うマシン室長、NASA初の女性エンジニアになった人々という、能力がありチャレンジ精神があったパイオニアたちの実話に基づいた作品。大変に良くできていた。
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差別と闘うのには成果物で能力を示す、というのは、わたしの考えではベスト・ウエイ。
彼女たちは自分たちの夢を叶えたと同時に、後に続くものたちの道を開いたのだ。観終わったあと爽やかな気分になれる映画。音楽も良い。
日本生まれで日本以外で住んだことのない、人種差別を経験していない、日本人には、どううつる映画なのだろうか、と思った。
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