『ファースト・ワイフ・クラブ』

自殺した友人の葬儀で再会した学生時代の親友３人は、全員、夫の浮気という共通の悩みを抱えてる事を知る。夫に職を与え、ここまで育てたのに、社会的地位を得た夫たちは長年連れ添った妻のもとを離れ若い女のもとへはしった。３人は団結して夫たちに復習することとした。ダウンタウンにオフィスを借りて報復実行プロジェクトが始まった。女たちはエネルギーいっぱいで手を変え品を変えちゃくちゃくとプロジェクトを推進していく。

主役の三人はそれぞれ自分の特徴をセルフ・パロディー化している。つまり、太っているベット・ミドラー、プラスティック・サージェリーを繰り返し若さを保ってるゴールディー・ホーン、やたら几帳面なダイアン・キートン、といった役柄となっているのがおかしい。復習していく女達はパワフルなのに、男たちは元気なく、やられっぱなし。本来、夫達に非があったのがすべての原因ではあるが、なんだか、同情票が集まりそう。
ベット・ミドラーの毒々しい喜劇、ゴールディー・ホーンの間の抜けたドタバタが好きな特定の観衆をターゲットに作った映画だろう。

dir: Hugh Wilson

『 ファースト・ワイフ・クラブ 』

『ファースト・ワイフ・クラブ』