『 エントラップメント 』
Entrapment (1999) U.S.A. 2hr. 12min.
美術品泥棒と保険会社の調査員の華麗なアクション・スリラー。
ミレニアムまであと16日、マンハッタンのとある高層ビルに忍び込みレンブラントの名画を盗み、かわりにエルビス・プレスリーの肖像画をかけて逃走した者がいた。 この泥棒はビルの屋上からハイテク装置を駆使し、ガラス一枚割る事も無く侵入と逃走をまんまと成功させたのだ。
この盗難により損害を被る保険会社で調査員として働くジン・ベイカー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、犯人が高級美術品専門の泥棒マック(ショーン・コネリー)の仕業とにらみ自ら囮捜査のために彼に接近する。 ジンは古代中国の黄金のマスクを盗み出す話をマックに持ち掛ける。2人は周到に準備とリハーサルを繰り返し、見事にマスクを盗み出した。 しかしジンは更に大掛かりな計画をマックに話すのだった。
1999年12月31日12時59分50秒、マレーシアにある世界一の高層ビル、ペトロナス・タワーズにある世界的銀行のインターナショナル・クリアリング・バンクではコンピュータ2000年問題対応の為にこの10秒間コンピユーター機能をサスペンドする。 その10秒間を利用して80億ドルを自分の口座に送ってしまおうというものだ。準備期間が短すぎることもあり反対するマックだが・・・
『マスク・オブ・ゾロ』で見事な剣さばきを披露したキャサリン・ゼタ=ジョーンズの柔軟なアクションが素晴らしく、大御所ショーン・コネリーと互角に大活躍をしています。
せっかくの謎解きトリックがだるい部分が気にならないとは言えないが、総合的にはうまくまとまった痛快な娯楽映画。
dir: Jon Amiel(07/24/99)