『 シザーハンズ 』
Edward Scissorhands (1990) USA 105min.
「なぜ雪は降るの?」少女の質問に答える祖母の話でストーリーが始まる。
エドワード(ジョニー・デップ)は年老いた発明家(ビンセント・プライス)が創り出した人造人間。手が鋏のまま発明家は世を去ってしまいエドワードは独りで城に住んでいた。 ある日、城を訪れた化粧品のセールス・ウーマンが彼を家に連れて来てしまう。今までと異なる生活に戸惑うエドワードだが、そのやさしい心に彼はいつしか町の人気者となっていく。 そしてセールス・ウーマンの娘キム(ウイノナ・ライダー)と恋に落ちるが、もちろん、その恋には障害が・・・
パステル・カラーの家が並ぶ平和な田舎町(米国の nowhere town というイメージ)も、山の上の城も、画面が美しい。超映像美だ。 設定、ストーリー運びにも無理がない。ジョニー・デップが切なく冴え冴えとしている。 そして、これは、なんといっても、上質のファンタシー。ラストシーンは涙なくしては見られない美しい話し。 この映画を一言でいうとすれば、以下のようになる。「なんて素敵な Love Story なんだ」
dir: Tim Burton