SUMMARY:
銀河系で最も価値のある資産と最も重要な要素の保護を委託された主人公である高貴な家族の息子ポールが危険な星で人々の未来を救うヒーローの旅の物語。
Frank Herbert のSF大河小説の映画化。
STORY:
時は10191年。
宇宙のすべての惑星はパディシャ皇帝シャダムIVの管理下にあり、宇宙で最も重要な商品は、寿命を延ばす力があると言われているスパイス「メランジュ」と呼ばれる物質だった。
このスパイス「メランジュ」は、アラキス「砂漠の惑星」でのみ生産されている。その独占的な供給をめぐり紛争が起きており、砂漠の民であるフレーメンは迫害されており助けを求めていた。宇宙では4つの惑星が砂の惑星でのスパイスの生産を脅かす要素があるとと思われていた。宇宙GUILDは、4つの惑星のひとつ、カラダンの公爵の息子であるポール・アトレイデス(Paul Atreides)の殺害を要求する。
ポール・アトレイデスは公爵一家で水の惑星カラダンから砂の惑星あらきすに移住。
しかし、そこには死の罠があった。
宇宙の未来のための戦いをする運命に生まれた主人公の旅が始まる。
IMPRESSIONS:
前回のデビッド・リンチ監督版は評価も興行的にも成功しなかったが、わたしには極めて強いインパクトがあった。
今回のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版は、圧倒的な映像美、壮大なストーリー展開などで極めて良作に仕上がっている。
しかし長い。今回の作品は Part 1。もっとも原作小説は全6作に及んだ長編なのだから映画も長くなるのも仕方ないのだろう。
T. シャラメがいかにも名家の王子様的なルックスなのはキャストとして成功している。
フレーメン(砂漠の民)の女性チャニを演じるゼンディヤ(Spider-ManのMJ)も主人公の原動力となるだけあるパワーがある。
Amazonの配信で観たが、画面が暗い。映画アクアマンの時と同じで、こういったビジュアルの映画は劇場の大画面で鑑賞するのが前提なのだろうなあ。
REMARKS:
「スターウォーズ」や「エイリアン」誕生のきっかけとなった小説の映画化なので、そういう観点からみるとおなじ設定などが出てくるので興味深い。
---