『 チル・ファクター 』

Chill Factor  (1999) U.S.A. 1hr. 41min.



Never reach 50 degrees − 爆発までのカウント・ダウンは温度計。 

50度(摂氏 10度)度以下に保たないと大爆発を起こすという化学薬品が強奪グループにより研究所から盗まれそうになった。 それを守ろうとして撃たれた科学者はさいごの力をふりしぼり友人のティム・メーソン(Skeet Ulrich)のコーヒー・ショップにたどり着く。 科学者は薬品を軍隊の基地に届けてくれと頼み息をひきとる。 外には追っ手が近づいていた。 その時にたまたま店に配達に来ていたアーロ(Cuba Gooding Jr.)のアイスクリーム運搬用冷凍車で薬品を基地に届けることをティムは決断、アーロを無理やり説得して出発した。 おんぼろトラックはすぐに強奪グループの一行に追いつかれてしまう。 しかし、度胸と運でプロ集団と互角に渡り合うふたり。 でも、運転を誤りトラックは横転してしまい、なんとか脱出して薬品も冷凍庫から取り出して追っ手を逃れ目的地に向かうものの薬品の容器の温度表示があがり始める。 爆発すると500千人が死にいたると言う量の薬品は無事に基地に届けられるのだろうか・・・

導入部が長すぎる。 見ず知らずのふたりがアイスクリーム・トラックで危険な薬品を運ぶことになった所以、薬品を強奪しようとするグループの背景などを説明しているのだが時間配分が不適切。 1時間41分の映画なのに事件がおきるまで20分以上もかかる。 しかし一旦、事件が発生してからはスピーディー。トラックがメインのカーアクションに冷たさ(チル)を保持しなければいけないという危機感を加えて退屈させない。

映画館に出向いたとしたら失望するだろうが、自宅でビデオ鑑賞なら及第点の軽いアクション・コメディー。

dir: Hugh Johnson
(09/11/00)

Movies Menu    <<  Main Menu