『 アライバル 』
The Arrival (1996) USA 1hr. 55min.
宇宙電波を研究している主人公が受信した電波を分析するうちに驚くべき真実が明らかになっていく。チャーリー・シーン主演のSF。
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ゼーン(チャーリー・シーン)は電波を専門分野とする宇宙科学者。地球以外の知的生命体の存在を信じて日夜研究を重ねていた。ある日、研究所で遠い宇宙から受信した電波を分析したゼーンはそれが宇宙人からのものだと確信する。 ところが彼の電波解析結果など一式は上層部により持ち去られてしまう。自分の発見が握りつぶされてしまったゼーンは自宅に機器を集めて個人的に調査を再開した。そして前回と同じ周波数の電波を受信するがその発信源はメキシコであった。彼は謎の電波を追い現地に向かう。 そこで気象温暖化の研究調査を行っていた科学者が機材一式を権力者により没収されそうになっているところに出くわし、彼女を救おうとしたザーンは気象研究者ともに捕まってしまう。一体、一連の事件に関係はあるのか、黒幕は・・・
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前半はものすごく面白い。誰かが何かの為に仕組んだ秘密を暴く主人公といったミステリー仕立てが実に良く出来ている。しかし、実際に主人公が追っていたのは謎の黒幕ではなくて彼の研究テーマである電波であり、宇宙人であるのだ。実際に宇宙人が出てくるあたりから途端に映画の面白さが冷めてしまう。 研究者というイメージから程遠いチャーリー・シーンが主役のSFということから期待度が低かったので後半は期待通りといったところだが、前半が期待を大幅に上回る面白さだったので、平均すればまあまあという出来。
dir: David N. Twohy
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