Adjustment Bureau, The (2011) USA 1hr 46min.
将来を有望視されている若手政治家と才能あるダンサーの恋は謎のグループに妨害される。 その理由とは彼らは予め定められた筋書き(運命)では結ばれない筈だったのでプランどおりに調整するためだという。 ユニークな設定のもと、さまざまな障害を越えて愛を貫こうとする主人公、というニューヨークを舞台にしたSFラブ・サスペンス。
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しかしある日、アジャストメント・ビューロー(調整班)と称するグループの男達に拉致されたデービッドは帽子の男から、愕くべき真実を伝えられる。 デービッドとエリースは愛し合わない筋書きであったのだ、という。「君とエリースは結ばれない運命なのだ。その筋書きに逆らえば、夫々の持つ人生の夢は叶わなくなる。もし2人が一緒にいなければ、エリースは世界的なダンサーとして認められるようになるし、デービッドは政治家として非常に成功して大統領候補になるが、2人が一緒になれば、エリースは町のダンス・スタジオの教師どまり、デービッドも政治家として大成することはない」という。
彼らの運命は生まれたときから不思議なグループ「アジャストメント・ビューロー(調整班)」に支配されていたのであった。実は2人が偶然に会うのは最初の一回のみでその後は2度と会うはずはない運命であったのだが、調整班の担当者のミスで、その後も2人は会うことになったので、その間違いを調整するために何人もの調整班の男達がデービッドを追っていたのであった。
自分のことはさておき、エリースの夢を啄ばむことになると考え、デービッドは身を引こうと決断しエリースの前から姿を消す。
数年が経ち、エリースは世界的なバレー・ダンサーになり、デービッドは政治家として成功し、次期大統領の呼び声が高まっていた。 調整班の筋書きどおりだ。しかし実は2人とも互いのことを忘れてはいなかった。
エリースが振付師のエイドリアンと結婚するというニュースを目にしたデービッドは、やはり、エリースを諦める事は出来ないと彼女を取り戻すために結婚式場へ向う。一方、デービッドの動きを察知したアジャストメント・ビューローの男たちは、そうはさせまじとデービッドを追う。2人の「運命」は如何に・・・
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『ブレードランナー』、『トータル・リコール』、『マイノリティー・リポート』のフィリップ・K・ディックの小説の映画化。
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Director: George Nolfi (also Screenplay)
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