空母イントレピッドが戻ってきた。

イントレピッドは第二次大戦時の航空母艦をハドソン川に舫い航空博物館としているもので、2006年11月に修理のためにNJ州ベイヨンに移動された。 それから約2年、総額一億ドルをかけての修理から木曜日の朝にピアー86（46th Street）に戻ってきたのだ。

やはりNYのシンボルであるイントレピッドが無いとね。

尚、博物館としてのリオープンは11月8日。

初暖房から数日経過したところ、いきなり晩夏のような暖かさとなった。
インディアンサマーである。
朝の出勤時の気温は61F(摂氏16C)、昼には71F（22C）まで上がった。

ランチタイムにカイシャの前に広がる桟橋を利用した公園を散歩。そこはのんびりしたうららかな情景が広がる。
荒涼とした株式市場や冷え冷えとした経済とは別の世界。

どちらかがバーチャルリアリティーなのでは、と思えるほどの違い。

コロンバス・デー週末で滞在中の南NJの友人宅から4kmほどのところにあるレーストラックまでスケート。

このレース・トラックは今年の8月にオープンしたばかり。かつてはガラスで知られたこの町はNJ州のモータースポーツのセンターに生まれ変わりつつあるとのこと。

オートバイのレースが行われていてうっとりと観戦。レーシングトラックでのレースというのは興味の無い人にはただうるさいだけなのだろうが、私は違う。

血が騒ぐのである。

メリーランド州　Assateague Island　（アサティーグ島）に生息するという野生の馬を見るために旅に出た。

NYCからはダイレクトにドライブした場合は5〜6時間くらいの距離だが、実際には途中泊し、今朝おそくに出発したので、目的地の公園に着いたのは2PMごろ。 公園の手前の駐車場に車を停めて、そこでスケートに履き替える。

アサティーグ島公園は細長い島で島全体が公園。橋を渡って公園に入る。片道7kmくらいのトレールがあるというのでちょうど良い。

舗装されたトレールを滑り出して少ししたら道の横の茂みを透かして馬の尻尾のようなものが目に止まったので、トレールから小道に入り検証。最初の野生の馬だった。茶色の馬がのんびりと立っていて、よく見たら他にもそばに3頭の馬が立っていたのだった。場所はキャンプ場でトレーラーの側に立っていたが、暫くしたら歩き出して草を食んでいる。激写して再びトレールに戻り滑走。しばらくすると、再び遠くに馬の姿を見つけ、そちらに行き激写、を繰り返す。海岸に居たり、草原に居たり、いろいろ。

野生といっても、原生の野生ではなくて、約3百年前に難破したスペインの船から泳いで逃げてきたり、人間により連れてこられたり、自分で島に渡ったりした馬がそのまま島に居ついて野生化したもの。 ただし、人にはそれなりに慣れていて、近づいても恐れることは無い。 何百年にもわたり島に住み、ちょっと塩っぽい草のみを食べて何世代か経過した結果、栄養が不足で小型化したのだという。

かわいらしい外観だが、そこは野生の馬なので、みだりにちかづいたりすると蹴られる恐れもあると注意書きがある。また、餌は決してやってはいけないのも自然の動物に対する鉄則。

わたしの場合、どういうわけか先方から近づいてきて、鼻先で腕をツンツンされて、とってもうれしかったのだった。動物には好かれるたちなのである。

天気は晴れ、インディアンサマーで暖かいので半袖＆ショーツで軽快にスケートができて非常に快適。景色もよいし、馬もかわいくて満足。

日没が随分はやくなった。

ひさしぶりに自宅で過ごす日曜日、窓の外がオレンジ色に染まったのでカメラを構える。
西の地平線に吸い込まれる直前の太陽光線が手前にある高層アパートの窓を透かして輝く。窓はまるでレースのようで美しい。

			   Rise:   	   Set:
Actual Time 		7:12 AM EDT 	 6:08 PM EDT
Civil Twilight 		6:44 AM EDT 	 6:36 PM EDT
Nautical Twilight　	6:12 AM EDT 	 7:08 PM EDT
Astronomical Twilight 	5:40 AM EDT 	 7:40 PM EDT
Moon 			9:57 PM EDT	12:57 PM EDT   (Age: 20days)
Length Of Visible Light:  	 11h 52m
Length of Day：　		 10h 56m
Tomorrow will be 2m 34s shorter.