2004.09.02 thu
DO NOT ENTER
セントラル・パークの周回路 "Loop" は週日は夜の7時から車輌進入禁止となる。間違えて入ってこない様に時間になるとバリケードが設置され大きく「DO NOT ENTER」とサインが掲げてある。それでも、ボケのキャビー(タクシー・ドライバー)はその脇を通り抜けて先に行こうとする。一緒にスケートしていた友人のひとりが、ここは通行できないのだ、と注意を促すときょとんとしている。運転免許を取得しているのだから字が読めないとか交通標識が分らないといった事はあり得ない。
故意だとは思いたくない。19時前は一般車輌とその他トラフィックはシェアだが19時以降はスケーターやバイカーの専用道路とテリトリーが決まっているのだから侵さないで夫々の領域をリスペクトするのが平和の基本なのだから。
きっと注意力散漫なのだろう。
そうこうしているうちに警察の車がやってきて一件落着。
19:30頃、公園のループ、東側65丁目付近にて。
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Today's BGM =
ANGELA (THEME FROM "TAXI") by BOB JAMES
2004.09.07 tue
End of Summer
Labor Day(9月の第一月曜日)が終わると夏も終りというのが当地の認識。実際にはまだまだ暑い日々が続くけれど、文化的な夏は終わる。
あちこちで開催されていた屋外映画上映やフリーコンサート類、殆どが8月で終りだし、学校も新学期が始まる。
日も短くなり日没は19時台、と気付くと季節が変わりつつあるのが分るのだ。
一見おなじに見える木々も何となく真夏と違ってみえるのは太陽光線のせいだけではなく、木も微妙に変化しているに違いない。新しい何かを感じる。
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Today's BGM =
TWO PEOPLE (From BREAK EVERY RULE) by TINA TURNER
2004.09.11 sat
3rd Year Anniversary
あれから「もう3年」なのか「まだ3年」なのかは人によって感じ方が違うだろうけれど、グランド・ゼロでは年月の経過をビジュアル的に認識する事ができる。
ウエスト・ストリートに立つとまだ「センチュリー21」がよく見える。グラウンド・ゼロの東側にあるデパートである。つまり建造物がグランドゼロから立ちあがっている段階にはいたっていないという事だが、鳴り物入りの「フリーダム・タワー」の建築は着手されており基礎工事が始まっている。
いつかはここが建物と人々で賑わう場所になるのだろう。911をきっかけに展開された米国の中近東への戦争はいつかは終わるのだろうか。
09/11/2004 at 18:20、West Street からグランド・ゼロをのぞむ。
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Today's BGM =
99 LUFTBALOONS by NENA
2004.09.17 fri
Grapes (Jewel in a Glass)
葡萄というとローマ時代の貴族たちがサロンで食べるというイメージがある。
切り裂きジャックの時代の英国でも葡萄は高価だったようで娼婦が葡萄でつられてジャックの後をついていくのが印象的だった。
21世紀では一般庶民の手に届く食べ物となった。食べるのが簡単なので良い。食べるときは茎から取り外してから洗って容器に入れる。二種類の葡萄をガラス器に入れるとコントラストが美しい。
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Today's BGM =
RIGHT ON TIME by BROTHERS JOHNSON
2004.09.19 sun
Autumn Moon 秋の月
ビルの合間に6日目の月が沈んでいく。日没の時の太陽が大きくみえるうように月も地平線の近くは大きく見える。
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日本では「月見」という習慣があるが、これは秋のイベントである。中秋の名月は9月であることが多い。日本の旧暦8月15日が基準日だが、今年は9月28日、2003年は9月11日、2002年は9月21日、2001年は10月1日という具合。
秋(旧暦の秋に該当する7月、8月、9月の3ヶ月の真中)に月見をする理由は、この時期は空気が澄んでいて月が一番美しく見えるからだと言われている。また、中秋の名月の頃は月の出る時間が早すぎず遅すぎず、更に、地平線からの月の高さも程よいと月を鑑賞するのに適した条件が重なっている事も大きいだろう。
それに、日没が早くなり、早く夜になってしまうので、夜ならではのアクティビティーに関心が高まるといった事もありそうだ。
◇
日本の月見は満月が最も美しいとして愛でるものだが、わたしの好みは三日月あるいはそれに準じた姿。特に都会のスカイスクレーパーにはクレッセントムーンが良く似合う。
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Today's BGM =
MOON AND SAND by KENNY BURRELL
2004.09.25 sat
K・Pasta Music Fest
Ft. Greene Park - Ft. Greene, Brooklyn にて野外コンサート 2nd Annual NYC Music Fest 鑑賞。
K・Pasta (レコード会社の名前)に所属するジャズ・ミュージシャンによる屋外音楽祭。
Ft. Greene Park はマンハッタン・ブリッジを渡ると比較的すぐに位置する。そんなに大きくはないがコージーな公園で緑の中でのライブ・ミュージックは爽やか。それに最近のPAシステムは屋外でもそこそこの音質が確保できるのも気持ち良い。
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Today's BGM =
GREEN ONIONS by BOOKER T. & THE MG'S
2004.09.26 sun
Atlantic Antic
ダウンタウン・ブルックリンで毎年開催されるストリート・フェア『Atlantic Antic』は今年で30回目になる。
アトランティック・アベニューの 4th Avenue から Hicks Street まで11ブロックにわたり交通を止めてステージや食べ物、玩具、家具ほか様々な店が並ぶ。バンドは60年代のロック、パンク、アフリカン、R&B などバラエティーに富んでいる。
ストリート・フェアの食べ物定番のひとつのゼポリスを食べながら散策。
並ぶ店のなかで目をひいたのが「Canine Massage」。犬のマッサージである。犬を触らせてくれる場所ではない。犬がマッサージしてくれる場所でもない。専門家(?)が犬にマッサージを施す店である。中型犬が気持ち良さそうにマッサージを受けていた。
他にポニーに乗せるという場所もあって子供が列をなしていた。子供の意思というより親が乗せたがっているように見うけた。
こんなに大々的なフェスティバルだけれど開催はたった一日。準備や片づけが大変だろうにと思うのは素人。自宅近くのストリート・フェスティヴァルの準備・片付けの様子を見たことがあるが、出店している人々はプロ集団、極めて手際が良い。今回のアトランティック・アベニューも今夜遅くにはすっかり元通りになっていることだろう。
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Today's BGM =
LEGEND by BOB MARLEY
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