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Tuesday, October 1, 2019
弁当復活!
今日のランチは、オムライス風マクロビオティック弁当。 新宿伊勢丹の地下に出店している升本という店の製品。
そのなかで、気に入っているのが、この「なかなか」弁当。 実は7月に販売終了となってしまい、わたしは実にがっかりしたのだったが、なんと10月から再開ということを9月に知ったので、予約をしておいて、本日早速入手したもの。 販売再開となった理由はというと、顧客による要望が多かったからとのこと。わたしも販売終了時には店の人に大いに嘆いたので、再開となったきっかけの小さな一部を担っていたに違いない。 人気弁当だったことは、販売個数から販売終了決定前にわかっていただろうに、それを終了して、3ヶ月後に販売再開というのは不思議で、我々には計り知れない理由があるのだろう。 久しぶりの「なかなか弁当」はとても美味しかったのであった。 Health Data:
Wednesday, October 2, 2019
みずほ信託
新宿みずほ信託にて通帳記入をしようとしたら、通帳を受け付けない。 統合によりみずほ銀行のATMが使えるようになったが、それには通帳の切り替えが必要だから。
信託の店舗は7F。 今日の運動:
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Thursday, October 3, 2019
無花果
スーパーマーケットに買い物に行ったら無花果が目についたので買ってみた。
帰宅してまずは冷蔵庫にいれて冷やす。果物は全て冷たいのが好みなのだ。冷えた頃を見はからって食べてみる。 あまり甘くなくて、若干の酸っぱさがある。わたし的には残念な味だった。 おそらくシーズンはもう終わりなのだろう。前回買ったのは7月。まだシーズン前だったのか美味しくなかった。多分トップシーズンを逃したのだろう。 残念なことをした。来年は忘れずに 8月〜9月に買うことにしよう。 今日の運動:
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Friday, October 4, 2019
10月なのに「熱中症に注意」という天気予報
金曜日と土曜日は季節外れの暑さになるとの天気予報。 金曜日の朝、出勤前の友人に 「熱中症に注意との予報だよ」 と言ったところ、 「えー、大雨だよ!」 という的外れな応答。 どうやら彼は、熱中症とは晴れた日にのみ起こるのだと思っていたらしい。 熱中症は自分を取り巻く環境の気温が高すぎて体温調機能が追いつかなくなり体内に熱がこもってしまうことによる体の不調で、雨でも晴れでも降雨には直接的な関係は無いと教えてあげた。 それにしても10月なのに熱中症に注意とは。 金曜日の最高気温は東京都心部で31℃だったとのこと。日曜日には気温が下がり、秋らしくなるらしいので待ち遠しい。 今日の運動:
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Saturday, October 5, 2019
Haircut
ヘアカット。 帰り、いつもはバスなのだが今回は地下鉄(東京メトロ)利用とした。 広尾駅から日比谷線に乗り霞が関で丸の内線に乗り換え、我が家の最寄り駅で下車。乗った車輌は全てが真っ赤で消防車のような配色だった。おまけに、各車輌の前と後ろの窓は円形。それまでの銀色の電車に見慣れていたので驚いた。 新型車両2000系だそうで、2019年2月から運行開始され、2023年までには全ての車輌を入れ替えるのだとのこと。新型車輌は冷房能力を向上させたとのことなので、暑がりのわたしには嬉しい。
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Sunday, October 6, 2019
Loud Helicopters
日曜日だというのに、朝の7時半ごろに外からうるさいヘリコプターの音。 見上げたら3機のヘリコプターがホバリング。平和な静寂は大いに破られた。 あとでわかったのは、天皇の交代パレードの予行演習が行われていて、そのための警備のリハーサルだったらしい。 何もこんなに朝早く練習することもないだろうに。 今日の運動:
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Monday, October 7, 2019
大学イモ
丸正スーパーで大学イモをみつけたので買って見た。 これが大当たり。ほくほくしたサツマイモが美味しい。からめてある水飴も多すぎないので甘すぎることがない。 また買おう!
今日の運動:
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Tuesday, October 8, 2019
Flu Shot
Flu Shot 実施。 毎年だいたいこの時期。 使用ワクチンは、インフルkmb。一般名をインフルエンザHAワクチン といい、0.5mlを皮下注射する。約2週間で抗体が出来、効果は約5ヶ月程度期待できるとのこと。 毎年、いまごろ接種を受けていて、これを行うともうじき涼しくなるなあと思うのだ。
2週間前の健康診断の結果についての面談も。
健康診断の結果は「すべてに於いて問題なし」。
数年前にはコレステロールが急に上がり、Lipitorを長期間服用していた時期もあったが、処方箋を書く医師が死亡したのをきかけに1年くらい服用をやめていたのだ。コレステロール下降の理由は定かでないが、ストレスが減ったのだろうか、ナッツを多くたべるようになったのだろうか。いずれにせよ、great news!
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Wednesday, October 9, 2019
最も快適に使えるシーツ
1日の1/3を過ごす部屋、ベッドルーム。 1日の疲れを癒し翌日への活力を養うためにはベッドルームは快適でリラックスできるインテリアが重要で、我が家の場合もとてもくつろげる環境になっている。あまりにリラックスできるので、ベッドに入ったら通常は10秒以内に眠りの世界にワープしているので、せっかくの快適さを長く味わうチャンスはないのは皮肉と言えないこともない。
窓際にはチェアとスツールを配置していて、昼間はそこで読書することもある。 このように大好きなベッドルームだが、ひとつだけ好きでないことがある。
それは、シーツの取り換え。
というのも、我が家のベッドはダブルサイズなので、シーツ類は一見したところ縦横が同じ長さでセッティングに手間取るのだ。
ところが、数年前から愛用しているLL Beanのこのシーツは、そんな頭痛から解放してくれた。 ボックスシーツのフチのある箇所に秘密が!
また、アッパー・シーツ(トップ・シーツ)については、短いサイド、つまり頭の方向で折り返す側、にはヘムの加工がもう片方とは異なるデザインなので、これも間違いなく一回でセットできる。
このシーツに出会ってからベッドメイクはあまり面倒なジョブではなくなったのであった。
今日の運動:
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Saturday, August 10, 2019
ノーベル化学賞と「ロウソクの科学」
ノーベル化学賞は、吉野彰氏ほか2名、日米の3名の科学者がリチウムイオン電池の開発の功績で受賞となった。 リチウムイオン電池は、先進国だったら全ての家庭に何らかの形で存在している充電池。Li-ion電池無くして、現代の携帯電話、携帯用コンピュータの小型化と普及はなかっただろうから、モバイル発展の要の発明だ。氏もこれだけ世界に広まりテクノロジー進化を推進した技術を開発したのだから、ノーベル賞の受賞はここ数年意識していたとのことで(当然のことだ)、「ようやくだな」という感想の模様。
ドイツの科学者ファラデーが1本のロウソクに火を灯しただけで目の前に広がる科学の世界について実験と講義を少年少女へ語り、日常ふつうに目にしているものも深く観察すると目の前に無限の世界が広がることを伝える。
今日の運動:
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Friday, October 11, 2019
台風の準備 // カメムシ初体験
バルコニーの植木鉢に水遣りをしていたら、なんとなく足元がざわざわする。
気分はコマンドー。 今回こそ敵を逃さない! しかし、敵を観察してみたら、Gとは様子が違う。
敵を知らずして作戦はたてられない。
「カメムシ」との回答だった。
あの臭くて有名な虫ではないか!
OMG!
下手に戦って分泌液攻撃を受けたら一大事だ。
5分もしないうちに敵はどこかに行ってしまった。
わたしのカメムシ初体験であった。
台風の準備。今回の19号は東京を通過するときの風向きが北東なので、我家の窓(南西エクスポージャー)が無い方向につき、強風による騒音も振動も飛来物も多分ないと思う。2018年10月1日の台風24号は風向きが南〜南西とまるで我家を狙ったような状況で、風の塊が窓に当たる音がうるさくて寝られなかった。建物にダメージが起きることは無いと思われる。 今日の運動:
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Saturday, October 12, 2019
台風19号
台風19号は関東地方を通過する台風としては史上最強レベルと予想され、過去最大級の暴風雨の可能性が示唆されていた。 しかし、東京都心部でも場所により台風の影響はずいぶん異なったようだ。 我家のある地域では一日中ふつうの雨の日で、午前はジムに行き、午後は台風の影響を観察しようと思っていたが、結局、 東京上空を台風が通過する21時から30分のみ強い雨と風を経験した。 特に我家の場合、家の向きが大きく関係したもよう。
我が家は南西向きのみに窓があるワイドスパン。
今回の台風は、真上を通過する迄は北北東の風だったので、我が家には窓の無い方向のため風の影響を受けない。 21時、東京都心部を台風が通過すると風向きは南南東に変わり、強風が我が家の窓にあたりすごいことになった。ゴーっという音、そしてドーンと風が窓にたたきつける。窓が壊れるのではないかと思うほど。しかし、台風における窓の被害のほとんどは飛来物がぶつかった時で、風の圧力で窓が破壊されるというケースはほとんど無いそうなので心配はしないことに。 我が家は窓の前が広い公園なので他所から瓦などが飛んでくる可能性は無く、また、もし何かが飛んできて窓にぶつかっても、ペアガラスでフィルムも貼ってあるのでガラスが割れて室内に飛散する心配は無い。 我家の場合、暴風雨は30分で終わってしまった。 今回の台風は強風の被害よりも、大雨による川の氾濫や堤防の決壊といった水害の被害が多く、周囲に川のない我家では幸いなことに特段の被害発生は無し。
昔から巨大台風による大災害はあったが、最近、どうも荒々しい気象が多いように思う。日本国の気候は亜熱帯になったようなので、治水や住宅基準の変更(例:屋根に乗せるだけの瓦は禁止し固定式を義務付ける)などを見直す時期なのでは無いかと思った。
今日の運動:
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Sunday, October 13, 2019
iPhoneの機種変更を検討中、候補を調査
今のiPhone 6Sにしてから、来月で丸4年になるのでそろそろ機種変更しようかなと思い、次の候補機のチェック。 交換しようと思う理由 今の6Sは、途中で電池を交換しているので、実質的には2年モノ。日常の使用に大きな不満はないのだけれど、次の2点がやや気になり新型にしようかと思っている。
アップルストアに行って新しいiPhoneを見てきた。
店頭にあったのは、8、Xs、そして11、11Pro。なお、Maxなどの大型は関心がないのでわたしの対象外。
「11Pro」はやはり裏側の3つ目が美しくなくて食指が動かない。それ以外は最新テクノロジーが反映されているし筐体はマット仕上げで良いので悩む。 「Xs」は裏面もすっきりしている。鏡面仕上げの筐体は好みではないけれどほぼカバーをつけると思うので許容できる。
よって、もし機種変更するなら、Xs または 11Pro のどちらかだと思う。
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Wednesday, October 16, 2019
映画『ジョン・ウィック:パラベラム』
日比谷東宝シネマで『ジョン・ウィック:パラベラム』鑑賞。 引退したプロの殺し屋ジョン・ウイック(キアヌ・リーブス)が、彼の犬を殺し彼の愛車を奪ったロシアン・マフィアに復讐した1作目、彼のニュージャージーの家を爆破したイタリアン・マフィアに復習し、国際暗殺者ギルドのメンバーを殺害した第2作に続くシリーズ3作目。 愛犬の仇を討つため84人を殺したジョンは、今回の作品でも大暴れする。 舞台は前2作同様にニューヨーク市、それに今回はモロッコも。 ストーリーは有ることは有るのだが、それは、見せ場を盛り上げるための二次的なもので、メインはアクション。 1作目にあったような、カーアクション(ドリフティングや180や360)は今回はなかったが、ガン・フー(ガン銃撃戦とカンフー)やナイフー(ナイフとカンフー)はパワーアップ。更に、NY市ブルックリン区の街中で繰り広げられる乗馬しながらの銃撃戦、それに、ヴェラザノ橋(NY市のブルックリン区とスタッテンアイランド区にかかる2階建橋)でのオートバイ・チェースなどノンストップ・アクションが最高に楽しめる。 B級のストーリーだが、A級のアドレナリン・ラッシュのアクション・パックにより映画全体が引き上げられている。 共演に、ハーリー・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン。 スタントマン出身の無名監督Chad Stahelskiの低予算デビュー作で大ヒットとなった2014年『ジョン・ウイック』、2017年の続編『ジョン・ウイック 2』に続く3作目。 監督のチャド・スタエルスキーは、映画『マトリックス』でネオ(キアヌ・リーブス)のスタント・ダブルだった人。 さらに、本作で謎の存在の男ボワリー・キングを演じるローレンス・フィッシュバーンはMatrixではモーフィアス、それにネオのキアヌ、さらに、大怪我を負ったジョン・ウィックが行くチャイナタウンにあるドクターはマトリックスではキーメーカーだった人だし、アパート内の様子も似ているのだから、なんとなく、Matrixの仮想現実世界が拡張しているのではというイメージになる。もちろん、意図的にマトリックスの世界をちらつかしているのだろう。 今日の運動:
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カメムシ再び
Friday, October 18, 2019
2020 カレンダー
2020年のカレンダーとプランナーの準備完了。
どちらも毎年同じものを買っている。
プランナー(手帳)
卓上カレンダー
プランナー(手帳)は1ヶ月見開き、1週間は日曜始まり、月の名前、曜日と日付以外は何も記載のないもの。さらに、見開き面には現在の月の前後が小さなカレンダーがあることも条件。これらをすべて満たすのが 毎年買っている AT-A-GLANCEの製品。 卓上カレンダーも、毎年おなじもので、こちらはパインブック社製。 小型で、コンピュータ・デスクの上においても邪魔にならないことも重要な要件。
書斎のコンピュータデスクに置いてこのように使う(過去年度の写真)。
Sunday, October 20, 2019
都会のヤギ
新宿で買い物。 わたしの場合、「買い物」の行き先は90%はデパ地下とコンビニで食料品調達。残りの10%は東急ハンズで家のメインテナンスパーツ類の購入、それにビックカメラなどでギャジェット関連、たまに文具店。 今日もそういう目的で新宿の街を歩いていたら、マルシェが開催されていて、そこに何やら可愛らしいイキモノがいる。 (わたしはよく動物に話しかける) 別の人が鹿かもしれない、などと話しているのが聞こえる。
そこに、持ち主と思しき出店している農家の人が登場。
このコは生後3ヶ月のヤギなのだそうだ。
などと、ヤギ話をたくさん聞くことが出来てとても面白かった。
Health Data:
Tuesday, October 22, 2019
都内交通規制と我が家における騒音レベルの減少
10月22日、東京では終日にわたり大規模な交通規制が実施された。
首都圏にある我が家は、思わぬ静かな日を過ごすことができた。 我が家は、幹線道路に面しており、また、LDの窓正面方向約500mの場所にJRの線路と首都高速があるという立地条件。窓を開けるとそれなりの騒音である。 幹線道路は交通量はさほどでないのだけれど、予定されていたマラソンのために路面に特殊なものを塗ったこともありタイヤと路面が接する走行音がうるさい。 JRについては、先日の台風の時はJRが計画運休をしたので、電車の音がなくて静かだった。 首都高速道路については、今回初めての、無交通経験。首都高速道路が車両走行ゼロの規制をしていたので、丸一日おどろくほど静かであった。JRは電車が通るときだけうるさいが、首都高速は常に車が通っているので騒音も無休継続だったのだ。
そういうわけで、我が家の場合、首都高速道路がいちばんの騒音源だということがわかった。
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Wednesday, October 23, 2019
バスキア展
六本木ヒルズ52F森美術館で開催中のバスキア展へ行って来た。 ニューヨークで生まれ一世を風靡し、NYのアートシーンを大きく動かした画家・ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat、1960年12月22日 - 1988年8月12日)が約10年の活動期間に残した数千点の作品から約100点が展示。 友人を誘っても「落書きだしー」と行きたい人がいなかったのでひとりで行った。 どんなアートも現物は素晴らしいのだが、特にバスキアはプリントだと、「落書き」っぽさが強いけれど、現物は、圧倒的な迫力があり、作者のエネルギー波動が伝わる。30年以上前の作品なのに、彼の息遣いが聞こえるようだった。 わたしは1985年からNYCに住んでいたので数年のオーバーラップがる。同じ空気をすい、同じ経済環境を生きたということで親近感のあるアーティスト。 今日の運動:
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Friday, October 25, 2019
大雨の日はシズラーでランチ♪
朝から大雨。
友人とランチの約束があり、Sizzler(シズラー)へ。
真ん中の包みは、トルティーヤにレタス、チーズ、ビーン、サルサ、グワッカモーリ(アヴォカドのペースト)を挟んだブリットー。
都内に何店舗かあるシズラーだが、気に入っているのは後楽園の東京ドーム・ホテル店。
車内から撮影したR20(甲州街道)の様子。 サイズを縮小した以外は未加工。 フロントガラスの雨粒が、写真加工ソフトウエアで特別なフィルターをかけたような効果を生んだ。このまま別次元にワープしそうな瞬間のイメージ。
Health Data:
Saturday, October 26, 2019
冠雪した富士山
6時ごろ起床して窓の外を見たら、富士山がくっきり。 富士山は冠雪した姿の方が雰囲気があると思う。 今シーズン初めて冠雪を認識したのは3日前の水曜日。その時もきれいだと思ったけれど、今日はよりくっきりした山肌。
そういえば、もう1週間くらいエアコン(冷房)を点けていないない。そろそろリモコンをしまっても良いかも。 暑がりのわたしにとり、これから半年ほどの季節は嬉しいもの。
夕方、書斎で作業をしていたら、窓から赤い光がさしてくる。
サンセット・マニアのわたしにとり、このような空を見ることができて、さらにそれをデジタルにキャプチャできたとは、とても幸福感を感じる。
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Monday, October 28, 2019
【book】『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件:なぜ美しい羽は狙われたのか』
『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件:なぜ美しい羽は狙われたのか』読了。
大英自然史博物館から約300羽の鳥の標本が消えた。19世紀なかばに英国の探検家・自然主義者Alfred Russel Wallaceにより集められた貴重な標本も含まれており、その価値は百万ドル以上といわれる。
いったい誰が何のためにそんな大量の鳥の標本を持ち出したのか。
2009年6月、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックで勉強していた20歳のアメリカのフルート奏者であるエドウィン・リストは、ロンドン近郊のトリングにある大英自然史博物館の窓を壊して中に忍び込み19世紀半ばに伝説の自然主義者 Alfred Russel Wallaceによって収集された標本を含む299の熱帯の鳥の保存された標本をトランクに詰めて持ち出した。全ては、世にも美しい羽を持つ鳥だった。自身も毛針作りをするリストは、彼の音楽的なキャリアをサポートするのに十分な現金を集めることを望み、鳥の贅沢な色の羽を高い価格で仲間の愛好家に売却して資金を得るつもりだった。 リストは剥製からむしりとった美しい羽をeBayなどで売却しており、インターネットに多くの足跡を残していたにも関わらず警察は彼に目をつけることはなかった。 事件から13ヶ月(507日)経過したある日、徐々に大胆になっていたリストは不注意な売却を行なったことから、とうとう逮捕されたのだが、盗難の動機や精神状態テストの結果アスペルガー症候群だと認定され、執行猶予付きの刑しか課されなかった。 逮捕されたリストのアパートには、博物館が盗まれたと主張する299点よりだいぶ少ない数の標本しか残っていなかったが、売却済みと思われる数を考慮しても行方不明の標本が100点ほどありそうだと思われた。 犯罪の背景を探る筆者がが行きついた先は、希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった。これらの愛好家はフライ・フィッシングに用いられるフライ(毛針)をエキゾティックな鳥の羽でつくることに情熱をかけており、そのために必要な羽の入手には手段を選ばなかったようだ。しかし、彼らのコミュニティーは結束が硬く、羽の入手先については多くが口をつぐみ真相はわからず、羽や標本を取り返すことは困難を極めた。
世にも奇妙な事件のルポルタージュは面白く(興味深く)読んだが、博物館の管理体制やリスト(犯人)についての扱いなど、読後はもやもやした感覚が残った。
本書は、ノン・フィクションであると同時に、欲、鳥類の滅亡の可能性のある破壊行為、欺き、ほかの様々な社会的な要素が盛り込まれていて、読み手により捉え方も異なるだろう。これらのことを考えてみるのも多様性の見方という点でおもしろい。以下は、本書で著者が読者に向けて疑問を投げかけていると思われる点の一例。
・ リストは単独での犯行と主張したが共犯者がいたのではないだろうか。
しかし毛針作り社会は結束が強く、誰一人としてこの事件のことについて口にするものはいなかった。
原題は「The Feather Thief」。日本題は長すぎるので原題のまま「羽泥棒」ではいけなかったのだろうか。
今日の運動:
今日のボディー・モニター数値:
sk8ny *
BLOTTER は英語で吸取紙のこと。
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