『 ワイルドシングス 』

Wild Things (1998)  USA 1h. 47min.



サム・ロンバルド(マット・ディロン)はマイアミの大学を奨学金で卒業した後、高校のガイダンス・カウンセラーとなり、生徒の人気者だった。 そんなサムが生徒にレイプで訴訟を起こされる。サムに片思いの生徒がサムを困らすために仕組んだ芝居なのか、それとも、真面目で生徒思いのカウンセラーというのはサムの仮面だったのか。
無罪を主張するサムの雇った弁護士(ビル・マレー)はいい加減な奴に見えたが法廷では的を得た弁論を展開、裁判は決着する。 こうして、最初の一時間は、フロリダののんびりした田舎町で起きた事件と裁判で終わる。
しかし、この映画の面白さは実はこの後なのだ。 裁判の結末に何となく釈然としない地元の警察官(ケヴィン・ベーコン)が調査に乗り出す・・・

二転三転、どんでん返しに次ぐどんでんがえし。話はかなり面白い。 高校生役の Nave Campbellが良い味を出している。 不必要と思われるエロティック・シーンが織り込まれているおかげで映画の位置づけがやや不明確であったが、サスペンス・コメディーといったところになるのだろう。 エンディングはかなり気に入り、思わず拍手。
スタッフ・ロールの合間に挿入される、「本編では観られなかったシーン」は面白いアイディア。(05/02/99)

dir: John McNaughton


BACK