『 ウォーターボーイ 』

The Waterboy (1998) USA、1hr. 39min.



ウォーターボーイとは、フットボールの試合中に選手に水を配る役目。野球のボールボーイ、バスケットボールでの、床にこぼれた汗拭き係などと同じ様な位置づけで普通は子供のアルバイトだ。
ところが、ボビー・ブーシェー(アダム・サンドラー)は31歳、この道18年のベテランなのだ。何かと選手にからかわれたりいじめられたりしながらもボビーは最高の水を供給できる様に常に気を配っているプロフェッショナリズムの持ち主だ。 そんなボビーは、ある日突然チームから解雇を言い渡される。 別のチームへの売り込みに成功し、そこのウォーターボーイとなったボビーだが、そこでもやはり選手達のいじめに遭う。 いつもは我慢強いボビーだが、その日は特にひどいイジメでボビーは怒りのあまりその選手に体当たりでタックル。 それが見事に決まりボビーは選手としてもチームに参加することとなる。 それからのボビーは試合毎に怒りを集約してはタックルに変換しチームを勝利に導いていき、一躍スターになった。

内気で、マザコンで、世の中のいろいろな事について小学生以下の知識しか持たないボビーだが、意外な才能が見出されたことからどんどん自信をつけ成長していくのだ。 でも、ナイーブさだけは残ったままの彼らしい大人にとなっていくのだろう。

SNL(Saturday Night Live)出身のアダム・サンドラーがキュート。キャシー・ベイツの「ママ」も良い。 (05/31/99)

dir: Frank Coraci

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