『 スィート・ノベンバー 』

Sweet November (2001) USA 1hr 59min.


広告会社のやり手ディレクターの主人公が自動車運転免許更新の試験場で知り合った一風変わった女性と同居生活を始め恋におちるが、それは期間限定だった。

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ネルソン(キアヌー・リーブス)は広告会社のディレクター。仕事で成功することが何より大切であった。 輝かしい経歴の持ち主だが多忙な日々にストレスが蓄積していたのを自分では気付いていなかった。 自信満々の作品だったソーセージ会社の広告を気に入らないからと断った得意先とあろうことか喧嘩し、会社をクビになってしまう。愕然として家に帰ると彼にあいそうをつかした恋人が出て行くところだった。

そういうネルソンの前に現れたのが、数日前に自動車試験場で出会った女性サラ(シャーリーズ・セロン)。彼女は自分には「問題を抱えた男性を救う特殊な能力がある」とし一ヶ月間だけサラの家で一緒に暮らそうと提案する。
「もうじき10月が終わる。わたしの11月にならない?」

どうやらサラは毎月初に問題を抱えた男性と共同生活を始めて月が終わると別れる、月変わりでそれを繰り返していた様だ。 ネルソンは「Mr. November」だが、その前には「Mr. October」が居たらしい。

最初は取り合わなかったネルソンだがサラの説得で彼女の提案を受け入れることにした。二人の期間限定恋人生活が始まった。 ところがネルソンはだんだんサラに本当に惹かれるようになり、一ヶ月がたっても別れたくないと思うようになる。期間限定に固執するサラには秘密があったのだ・・・

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キアヌー・リーブスがやり手の広告マンにはちっとも見えない事はさておき、映画の出だしのリズムは好調。自動車免許更新の試験場でのヒロインとの出会いも軽快だし、その後の運びも悪くない。 しかし期間限定の恋人同士の日々が始まるあたりから退屈モードになっていく。サラの秘密とはいったい何なのだろうか、それだけで映画を観つづけることになる。 小出しにされていくサラの事情が全て明らかになるエンディングはがっくり。美しい思い出だけを残したいから、なんて説得性も何も無い。

主な出演者:
Keanu Reeves … Nelson Moss
Charlize Theron … Sara Deever  

dir: Pat O'Connor
( 09/FEB/02 )


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