『ピアソラ:永遠のリベルタンゴ』

Piazzolla, the Years of the Shark(2018)  
Argentina | France 1hr30min.



作曲家でありバンドネオン・プレーヤーであり、前衛的なアルゼンチン・タンゴの創作者であり、それまで踊るための音楽だったタンゴを聴く音楽に変えた伝説的な音楽家であるアストル・ピアソラのドキュメンタリー・タッチの伝記。

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ピアゾラの息子が父親の人生について語るという構成のドキュメンタリーで、 父としてのピアゾラを家族を交えた写真や当時の8mmフィルム映像を用いて描いていく。映画の間ずっと息子の語りが続き、音楽はあまりない。彼の生きた時代の映像は面白いが、彼の代表作であるリベルタンゴ(Libertango)などの圧倒的な音楽を予測していたので期待はずれは否めない。


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原題は「Piazzolla, the Years of the Shark」。

アルゼンチンでは一般的なマリンスポーツである「鮫釣り」が趣味だったピアゾラは、鮫釣りを行う事で作曲のアイディアを得ていたという。また、予測のつかない行動をするサメの動きとピアゾラの音楽や自身の人生にかけた題でもあり、この題なら、音楽がたっぷりの映画だと期待することもなかっただろう。またもや愚鈍な邦題により作品の印象が歪められた好例のひとつとなった。

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主な出演者:

Astor Piazzolla ... Himself
Daniel Piazzolla ... Himself

Director: Daniel Rosenfeld


(08DEC18)


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