『 オフィス・スペース 』

Office Space (1999) U.S.A. 1hr. 39min.



変な二人組みのマンガ、Beavis and Butthead 作者の作った映画。だから、やはり、どうも、可笑しい。

――×─―

主人公のピーター(Ron Livingston)はアメリカ西海岸のコンピュータ・ソフト会社のエンジニア。 ラッシュアワーで渋滞しているフリーウエイを通勤してストレスたっぷりの会社勤めの毎日を過ごしている。 でも、ある日、オフィス・ワークがほんとうに嫌いな自分に目覚め、反乱を企てる。 仲間を誘い、彼が開発中のソフトウエアを利用して考えたプランとは・・・

――×─―

ホワイト・カラー・ワーカーが感じているオフィス・ライフの不満すべてが網羅されて、笑えるシーンの連続。
「キュービクルの中でコンピュータ・スクリーンと対面している一日」「報告書様式相違(useless report form)」「8つのコマンドライン(eight different bosses)」「毎日の様にあたらしいポリシーが発表になる」など主人公の嘆きには共感を得るばかり。 突然発表される、「来週は、ハワイアン・シャツの日だよ」。これには爆笑。 キュービクルの色もわたしのオフィス環境に良く似ていて、親近感が増した。

主人公の働く会社の近くのカフェテリアのウエートレス役にジェニファー・アニストンが出演しているが、 いまいち重要な役どころではなく、ちょっと唐突な感も否めない。
あちこちにちりばめられた笑いは断片的で、全体的な面白い作品とは出来上がっていない。 とはいうものの、溜飲を下げたいオフィス・ワーカーなら観る価値はあるだろう、という映画。オフィス環境が異なる日本では可笑しさは伝わらないかも。

dir: Mike Judge


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