SUMMARY:
ギレルモ・デル・トロ監督、Bradley Cooper主演、Cate Blanchett、Rooney Mara共演の寓話的サスペンス・スリラー・ファンタジー。
STORY:
1939年、アメリカは不景気の真っ只中だった。
仕事もないスタン（ブラッドリー・クーパー）は、流れ着いたカーニバルの見世物小屋ショウを見物していたところ、マネージャー（ウイレム・ダフォー）に声をかけられ、カーニバルに加わることに。読心術ショウを行う２人に気に入られたスタンはチームに入りそこで人の心を操るテクニックを身につけていく。天性の機転のきく話術によりスタンはメキメキと頭角をあらわした。
人気者になったスタンは電気ショック余興ショウのモリー（ルーニー・マーラ）と連れ立ち一座をはなれ、北部の都市に移りすこしアップスケールのホテルで読心術ショウでも賞賛され成功した地位を確立していた。順風満帆のように見えたが、しかし、ここでスタンは欲望の迷路に迷い込むことになる。それまでのインチキが許される読心術ショウから、実世界でのイカサマ読心術と故人と交流できるイカサマ霊媒師を演じ人々を騙して大金を巻き上げるようになったのだ。その巧みな話術で人々は騙されたとすら思わず、死んだ愛する人と話せたと喜んでいたので訴えられることなど無かった。ある日、ホテル・バーのショウでスタンのインチキを暴こうとした精神科医との関わりから大きな儲け話の世界に入り込みスタンの人生は一路誤った悪夢の小路をすすんでいく・・・
TAG LINE：
人生における幾つもの選択肢の選び方によるスタンと因果応報。
IMPRESSIONS：
大好きな映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督の作品なので期待して観たが、その期待を裏切られることはなかった。
美しく華麗で怪しい画面、世界観、人間の描写、話の展開、デル・トロ監督の世界に浸った満足の2時間30分。
REMARKS：
COVID-19のパンデミックによる撮影中断を経ての作品完成。
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