『 ハリウッド・ミューズ 』

Muse, The  (1999) U.S.A. 1hr. 37min.



ハリウッドの大ヒット映画の数々、実は監督にインスピレーションを与えている女性の存在があった。 彼女はミューズ、ギリシア神話のゼウスを父親とする芸術の女神・・・

スティーブン(アルバート・ブルックス)は最近ヒット作品が無く契約先から解雇されてしまった脚本家。 そんな時に最近好調な脚本家の友人ジャック(ジェフ・ブリッジス)からサラ(シャロン・ストーン)という女性を紹介される。 ジャックは彼女と出会ってから好調なのだ。但、彼女は甚だしく我侭で超高級ホテルのスイートルームやリムジンを要求したり、真夜中に「サラダが食べたい」とステーブンのところに電話をかけてきたりだ。 脚本のインスピレーションが欲しいから彼女の言うがままに奔走するスティーブン。 肝心の脚本の方はというと・・・

ジェームズ・キャメロン、ロブ・ライナー、マーチン・スコセッシといった空前のカメオ出演者が登場するハリウッド映画製作裏話的なコメディ。 如何にも面白そうなお膳立てながら、その実体はかなり面白くない。 出演者にイノチが入っていないという感じ。 スティーブンの妻役の Andie MacDowell (グリーンカード)が唯一の救い。

この映画を作った時のアルバート・ブルックス、ミューズとの出会いが無かったのは明らかな模様。

dir: Albert Brooks
(08/20/00)

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