地球上空600km、スペース・シャトル船外で作業中に宇宙ゴミの嵐に遭遇してシャトルは大破、宇宙に取り残された主人公２人のサバイバル・ストーリー。

---

メディカル・エンジニアであるライアン・ストーン博士（サンドラ・ブロック）は、はじめてのスペースミッションに参加し、スペースシャトル船外で作業をしていた。 これが最後の飛行となるベテラン宇宙飛行士である船長のマット・コワルスキー（ジョージ・クルーニ−）は宇宙遊泳を楽しんでいたのだが、そこで非常事態が発生する。故障したサテライトから発生した宇宙ゴミがシャトルに降り注ぎ、シャトルは破壊され、また、2人は宇宙に取り残されてしまう。空気の残量は2時間。しかし、希望を捨てずに生還を目指す。最初はソ連のISSに向い、そこから中国のISSに乗りうつり最終的には地球帰還を果たしたライアンは、Gravity（引力）と再会して母なる大地に立ち人生を取り戻したことを確信する。

---

SFサスペンス仕立てだが、生命の儚さと諦めないで前進するという2点をテーマにした映画と見受けた。映像は美しく、また、展開も非常に良く出来ていて高い満足感を得た映画。

---

尚、日本題は、なんと『ゼロ・グラビティー』だという。 これでは、地球に戻って台地を掴み重力（Gravity）を愛でるラストシーンが無意味になる変な題名だ。

---

　
主な出演者：
Sandra Bullock ... Ryan Stone
George Clooney ... Matt Kowalski

Director: Alfonso Cuarón （Children of Men）