『ファースト・マン』

First Man (2018)  USA 1hr41min.



伝説的なアメリカ人宇宙飛行士ニール・アームストロングの1961年から1969年までの人生に関する伝記映画。

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朝鮮戦争で活躍した後海軍を除隊したニールは大学に復学し航空工学の学位を得て卒業。空軍基地でテスト・パイロットをしていたが、宇宙飛行士募集を知り応募、採用される。

ジェミニ計画を経ていよいよアポロ計画が発動。アポロ11号の機長として月に向かったニールは1969年7月20日に彼が月の上を歩く最初の人(First Man)になって無事に帰国するまでの伝説の宇宙ミッションと彼の人生の様子を彼の目線で描く。

主題はアポロ計画と「しずかの海に」「鷲は舞い降りた」(月に着陸)そして世界的に有名な「That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.」ではあるが、ニール・アームストロングの目で見た8年間と月面着陸なので、宇宙ロケットが出て来る映画としてはアクションより人間ドラマ主体。とはいうものの、人類で最初に月を歩いてきた宇宙飛行士の目線なのだから、当然ロケットの発射シーンやロケットのコックピット内のシーン、ロケットの窓から見える月など、宇宙のシーンもちゃんとある。

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ニール・アームストロングといえば、常に日の当たる道を歩いてきた何の失敗も悩みもないエリート中のエリート、というイメージだが、実際は、仕事の失敗もあったし、家族内の悩みもあるという普通の(?)人間の一面があり、栄光だけではないことがわかる。

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人間が空を飛べる様になってからたった60年後の1960年代、米ソ冷戦の宇宙レースに勝つために 月に人類を送るという計画を立てた米国。携帯電話もなく、LDCディスプレイもなく、ろくなコンピュータもないという時代に、である。莫大な費用のかかる宇宙開発に国民や議会では反対意見の声も大きかったが、それでもNASAは計画を推進し、とうとうアポロ11号によって人類で初めて月面に立ち、世界中はアームストロングとクルーに賞賛を惜しまなかったのであった。

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  主な出演者:

Ryan Gosling ... Neil Armstrong
Claire Foy ... Janet Armstrong
Jason Clarke ... Ed White
Kyle Chandler ... Deke Slayton
Corey Stoll ... Buzz Aldrin
Olivia Hamilton ... Pat White

Director: Damien Chazelle


(14FEB19)


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