『 ディープ・ブルー 』

Deep Blue Sea  (1999) U.S.A. 1hr. 44min.



太平洋に設置された大掛かりな海洋施設アクアティカでは、科学者達がアルツハイマー病の新薬開発のために鮫の脳の研究をしていた。 しかし、そこで起きた事故がきっかけとなり飼育されていた鮫達がケージから脱出、施設内に入り込み人間を襲う。 この鮫達は実は遺伝子操作により高い知能を持つようになっていたのだ。 一方、事故の影響でアクアティカは浸水が始まりこのままでは科学者達は鮫に食われるか、溺死するかのどちらかだ。 階段は水浸し、エレベーターは止まっているし、壁からは海水が漏ってくる施設からの脱出が始まる・・・

鮫の視点でカメラが動くところは『ジョーズ』、嵐が近づいている海洋施設で起きた事故というところは『アビス』、人間により作られた巨大な動物が人を食いちぎるところは『ジュラシック・パーク』、侵入してくる海水からの脱出は『タイタニック』。 いろんな冒険アクション映画のエッセンスをぎっしりと詰め込んであり、それはパクリというよりは娯楽作というべきでしょう。

『Die Hard 2』、『Cliffhanger』などのヴィジュアル主体B級アクションがいけてるフィンランド出身の レニー・ハーリン監督の最新作はスピード感もあり楽しめる。 ラストシーンがこの手の映画のお決まりのラブロマンス風になっていないところが良い。

dir: Renny Harlin


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