『 アーリントン・ロード 』

Arlington Road (1999) USA 2hr. 00min.



明るくこぎれいで平和な郊外の町で大学教授をしている主人公は隣の住人がテロリストではないかと疑いを持ち調査を進める。 どんどん深みにはまっていく主人公を取り巻く環境がこわいハードコア・スリラー。

手が取れそうなほど大怪我を負い血をたらしながら少年が歩いていく、という極めてユニークなシーンで映画は始まる。 一体何が起こったのだろうか、と画面にひきつけられる。

主人公の大学教授オリバー(ジェフ・ブリッジス)はFBI捜査官だった妻をテロリスト関連事件で失っておりテロリズムを憎んでいる。 怪我をした少年を助けたことから知り合った隣人、オリバー(ティム・ロビンス)とシェリー(ジョーン・キューザック)はごく普通の郊外に住む平和なカップルに見えたが、マイケルはふとしたきっかけで彼らががテロリストなのではないかと疑いを持つ。 調査を始めたマイケルはオリバーが昔と違う名前で生活している事を突き止める。しかし警察に調査を依頼したところ、それは合法的な手続きを経たもので何ら問題は無く、テロリストとしての証拠にはならないと分かる。 さらに調査を進めるマイケルは徐々に核心に近づいていく・・・

話の運びがリアリスティックで怖さも増大する。 エンディングは予想通りだがそれでもスリリングでよく出来ている作品。

dir: Mark Pellington
(18AUG00)