『 アミスタッド 』

Amistad (1997) U.S.A. 2hr. 35mins.



1839年に奴隷船アミスタッド号でアフリカ(シエラ・レオーネ)から連れてこられた奴隷達が自由を求めて蜂起、反乱を起こした。 反乱は成功したものの、船はアメリカに漂着し、アメリカで反乱事件の裁判が行われる。 奴隷解放運動家ジョッドスン(Morgan Freeman)により、ボールドゥイン弁護士(Matthew McConaughey)が雇われ、反乱を起こした奴隷の弁護にあたる。 州レベルでは無罪を勝ち取ったが、連邦レベルでは再審が必要となった。 というのも、奴隷制度が残っていた当時のアメリカの社会事情及び国際政治(船がスペイン籍だったのでイサベラ女王は船と奴隷の引き渡しを要求する)とのからみにより政治介入もあり、事態は複雑だったのだ。 若手のボールドウィンはかつて弁護士でもあったジョン・アダムス元大統領(Anthony Hopkins)に相談する。

ドリームワークス社の第二作目は、1839年に起きた実話に基づいた話の映画化。
あからさまな奴隷解放運動が前面に出ているのではないが、奴隷制度に対するプロテストというテーマがくっきりと表現されている。奴隷船の中で奴隷が受ける扱いの描写は今まで観たどんな映画にも無かった凄惨なもの。
脚本、演出、監督など「巧く」つくられているという面から感銘を受けたが、映画自体から受ける感動という意味では、どうも「巧く」作られすぎた技術負けという印象を受けてしまった。
尚、ラストシーンはかなりショッキング。
(02/13/99)

dir: Steven Spielberg