『 4th Floor 』

The 4th Floor (1999) USA 1hr. 30min.



引越したアパートの隣人はサイコだった。見えない敵の嫌がらせとたたかう主人公。

ジェーン(ジュリエット・ルイス)は、マンハッタンのレント・コントロール(市の条例で家賃の上昇が抑えられている)アパートメントを受け継いだ。 家賃の高いマンハッタンで、レント・コントロールの物件に住めるのはとても幸運なことなのだ。 インテリアを整え新生活をスタートさせた。

新生活への喜びも束の間、一階下の四階住人から音がうるさい等のクレーム・レターが届き始めた。 引っ越したばかりで椅子のレイアウトを変えたりと、何かと騒音をたててしまっていたジェーンは謝罪をしようと階下の住人のユニットを訪れるもいくらノックしても返事が無い。 しかし、毎日のように様々なクレームレターが届くので旅行中でもないらしい。 そのうち、階下から棒でつついているような音が始まる。 宣戦布告とみてとったジェーンは自分も重い靴を履いて縄跳びをするなどお返しにエネルギーを費やす。
しかし、隣人の攻撃は音だけでは済まずにさらに暴力的なものにとエスカレートしていく。 ボーイフレンド、グレッグ(ウイリアム・ハート)に電話して助けを求めるが・・・

出だしは快調。そのままミステリーになっていきリズムも良い。 マンハッタンのアパートを舞台にしたホラー・サスペンスということで随所に『シングル・ホワイト・フィーメル』を彷彿とさせる場所があるが、さして気にならない。 どんどん謎が深まっていく。期待が高まるが、終わり方が極めてまずい。最後の10分で映画全体がぶち壊しとなっていて脱力。

dir: Josh Klausner
(18MAR01)