今年もマイアミ・スケートのためフロリダにやってきた。

早目にフロリダ入りして、エバーグレーズ国立公園でワイルドライフを楽しむ。 エバーグレーズ国立公園は、フロリダ半島の南に存在する広大な湿地帯で面積は 2,357miles²(6,105km²)。アメリカ・ワニやサギをはじめとする鳥類が生息する。 1950年代に大々的な灌漑が行われ湿地帯の多くは農地に転換され、現在の沼地は当時の20％程度に縮小されているが、最近になり、農地を沼地に戻すという復興計画がおきているという。

エアーボート（巨大なファンを船尾に備え空気の推進力で沼地をゆくボート）に乗りマングローブやソーグラスが茂る広大な湿地帯を鰐や鳥などをみながらツアー。めずらしい動物を目の当たりにしながらのボート・ライドはとても楽しい。ワニは結構すばやくて3メートルくらいジャンプするとのことだが、みんなのんびりとしていた。口の合わせ目がWと波型になっているのは、これだけ幅広の口だとまっすぐよりW型のほうがきっちり閉まるからかなあ、などと考えながら観賞。手が可愛い。恐竜に近いと思うが、生物学的には恐竜は鳥類だそうだから、他人の空似なのかもしれない。

Fort Lauderdale から1時間ほどのドライブで南下、マイアミ、サウス・ビーチに到着。前回とおなじホテルにチェックイン。

マイアミはNYCよりだいぶ南に位置しているので日が長く17：20でも全く明るい。気温は26℃くらい、そよ風、椰子の木、青い空、白い砂、他に何を望むのかという完璧な環境。 キューバが近いこともありスペイン語が主たる言語であり、英語が通じにくいという難点はあれど、それでも良いところ。

夕方からグループ・スケート約20km、そのあとプール・パーティー。気候が温暖だと何をするのもにこやかになる。人間は本来は暖かいところに住むように出来ているのではないかと思う。

Great EsSkate は、毎年2月にマイアミのスケーターにより開催されるイベントで今年で8回目を数える。わたしは2年ぶり3回目の参加。

全米およびカナダから約300名のスケーターが集まりマイアミの一般道を滑走する。ポリス・エスコートがつき交通の優先権が与えられるため信号で都度止まることなくスムースなライドが出来る。

インラインスケートのイベントは米国では各都市でその地のスケーターがホストする場合が多く、マイアミのほかにワシントンDC、ボストン、フィラデルフィア、そして勿論ニューヨークなどがよく知られている。わたしのお気に入りはマイアミ。 真冬なのに真夏のアウトフィットでスケートできるのが何よりのビューティー。

シャンペン・スノーでスキーを楽しむためにニューヨークから4時間のフライトで米国西部ユタ州ソルト・レイク・シティーへ。

もともとは金曜日の夜のフライトを予約していたのだがNYのスノー・ストームで遅延かキャンセルが予測されたため早目に翌土曜日の昼間の便に予約変更したのは正解。 昼間のフライトの利点は目的地に近づいたときに上空から見る景色がサテライト写真のようにくっきりとしている事。 特にソルト・レイク・シティーは市の北西に横たわる大塩湖が眼下にひろがり、なかなかの眺め。

ソルト・レイク・シティーは標高4,327フィート（1,320m）、周囲を9000〜10000フィートの山に囲まれた街。

ユタ州でのスキー2日目。

Snowbirdでスキー（前日から降り続く雪による「パウダー・デー」）の後、10分ほどの別のスキーリゾート、Alta（アルタ）で夕食。 ベース・ロッジのピッツァが絶品だという友人の推薦によるもの。山小屋風のつくりのロッジのレストランは、ゲレンデのまん前に位置しており大きなまどから雪景色をみながらのピッツアは確かにおいしかったが、殆どは舞台設定のなすところと思われる。