ヴァーモント州オキーモでスキーの週末。

Okemo Mountain は標高 3,344フィート、面積 601エーカー、リフト数 18（7 Quad、3 Triple、4 Double、4 Surface）、トレール数 113（54マイル）からなるスキーリゾート。NY市から車で約4時間。

天気は一日目は霙、二日目は晴れ時々曇り、気温が暖かめだったので雪は重くなったものの比較的軽装だったが寒い思いをしないで滑れた。スロープに於けるスノーボーダーとスキーヤーの比率は半々かスキーヤーの方が若干多いかなといったもの。トレールはスムースな流れでスノーボーダーとスキーヤーのコライドも見られなかった。これはリフトの待ち時間なしという事からもわかるように混雑していないというのが理由だろう。つまり異なるインタレストのグループだって充分な距離があれば衝突なんて無くて平和でいられるのだ。

雪が量も質もイマイチというコンディションだったので近くの人の出足が鈍かったと見受けるが、こちらにとっては混雑回避というメリットもあり雪質とのトレードオフとしては悪くないと思った次第。

ニューヨーク市では SPA という施設が一部の人の間で人気だという。 オフィスでも夢中になって通っている人が何人か居る。SPA とは、本来は湯治場のような場所のことをさすらしいけれど、街中にあるSPAはサウナやマッサージなどを提供するサロンらしく、広義では韓国アカスリなども含まれるもよう。

肩がこるという人は、SPAでマッサージしてもらって気持ちよくなった、などと話している。 肩こりの経験もないし、そもそも見ず知らずの人に体に触れられる事がイヤなのでわたしは行ってみたいとは微塵も思わないが、知らない世界の話を聞くのは面白い。

同僚Ｂ（女性）が行ったことあるという某SPAは有閑マダムが主な客筋という場所。マッサージの担当者として出て来るのは、みんな妙にグッドルッキングの男性で、マッサージ自体もぴしゃぴしゃと叩く様なスタイルで、何だか様子が違うのではないかなあと思ったとの事。 ハンサムな係員を目当てに通うマダムなんていかにも居そうだ。

男性のクライアントには、きっと美しげな女性がサービスするに違いない。 付加価値つきSPA、いろいろ考えるものだ。

日本では、家電の修理などを希望する顧客の7割以上が女性で、男性技術者が自宅を訪問することに抵抗感を持つ人は多いので、女性技術者による出張修理サービスを始める会社（シャープ）があるという。ところかわれば品かわる、ハンサムな技術者目当ての修理依頼なんていう発想は日本では無いのかもしれない。日本は電車に女性専用車輌なるものをつくったりして、同性志向があると見受けた。

SPAのマッサージもきっと女性の顧客には女性が、男性の顧客には男性がサービスするのだろう。

日々大量に届くSPAM、普段は全く見ないで棄てているけれどごくたまにボディーを目にすることがある。禁煙、投資、アダルトなどと並んで多いのが薬品関係のもの。オンライン・ファーマシー（ヴァイアグラやヴァリウムを処方箋なしで売買）のほかにダイエット関係の怪しげなクスリが目に付く。 例えば・・・

Lose weight while you sleep
As seen on CBS,NBS The Today Show and Oprah
- Body Fat Loss..............up 82%
- Wrinkle Reduction........up 61%
- Energy Level................up 84%
- Sexual Potency............up 75%
- Memory.......................up 62%
- Muscle Strength...........up 88%

寝ている間に体重が減る
テレビでお馴染み
体脂肪が減り、シワが減り、エネルギーは増加、セックスが強力になり、記憶力向上、さらに筋力も向上する。

こんな夢のようなクスリがほんとうにあったら世の中、肥満や皺や虚弱な人は居なくなるはずなのだが、世間にはあいかわらず弱々しい人が存在している。 多くの人の願望をリストアップしただけみたいなこんな広告でも、真に受けて品物を注文する人がいるのだろう。まさにひ弱な人々だ。そういう人は、こういうクスリを購入し、その効果が期待と一致しない現実に直面することで、多少は鍛えられそうで、そういう意味でのクスリにはなりそう。

今月２回目のスキーはNY州ハンターマウンテンで日帰りスキー・スノーボード・トリップ。

Hunter Mountain は標高 3,200フィート、面積 240エーカー、リフト数 11、トレール数 53からなるスキーリゾート。NY市から車で約2時間。

小さなスキー場だがNY市から日帰り圏内にあり、その手頃なロケーションで人気がある。 通常は雪質もいまいちなのだが、この週末は一週間ほど低温の日が続いた後なのでパウダー・スノーというコンディション。天気は朝のうち晴れ、昼前から曇り。晴れだと光線がまぶしいので曇りは理想的な環境だった。

DATA：

BASE ELEVATION: 1600' (above sea level)
SUMMIT ELEVATION: 3200' (above sea level)
VERTICAL DROP: 1600'
SKIABLE ACRES: 240
NUMBER OF LIFTS: 11 (10 available)
NUMBER OF TRAILS: 53 (46 available)
PERCENTAGE OF TERRAIN:
　Green (Easy) …　30%
　Blue (More difficult)　… 30%
　Black　Diamond (Difficult)　… 27%
　Double Black Diamonds (Extremly difficult)… 13%


www.huntermtn.com

1月17日はポパイの誕生日、なのだそうだ。いくつになったのかというと75歳とのことで、ちょっと意外な感じをうけた。 ポパイといえば大昔の漫画キャラクタというイメージがあり100歳は優に越えていると思っていたのだ。

尚、誕生日の根拠は初めて世間に紹介された日で、1929年1月17日に "Thimble Theatre" というコミック誌にほうれん草を食べるセイラーとして登場したとのこと。 映画デビューは４年後の1933年、Betty Boopのアニメーションで、オリーヴ・オイルをめぐりブルートとの最初の喧嘩も披露したという。 ポパイはただちにアニメーション・スターになり、全米のほうれん草の消費は33%増加、ほうれん草業界1930年代の活況に寄与したと伝えられている。

同年代の有名キャラとしてはミッキーマウスがあげられる。 ミッキーマウスの誕生日は1928年11月18日。この日はミッキーが初登場した短編映画『蒸気船ウイリー』が公開された日だそうで、この頃のアニメーション・ブームの様子がうかがえる。

今週末のエンパイヤ・ステート・ビルディングのイルミネーションは緑。ポパイの誕生日祝いでほうれん草の色なのだ。

大統領が国の現状及びその年の政治方針等を上下院議員（及び納税者に）説明する一般教書演説、ほぼ全てのネットワーク・チャンネル及びCNNなどのニュースチャンネルで生中継される。

今回は秋の再選がかかっているだけに人気取り目的のトピックスが散りばめられており、ブッシュ大統領は税金や健康保険、雇用確保などに力をいれるポーズをとる。しかしメインは自分（米国政府）がテロと決めた他国への攻撃を継続するというものでげんなり。

一般教書演説 Transcript

会社に着いたら、カフェテリア（Employee's Lounge）が工事中でコーヒーが無かった。 いつもは係の人によりコーヒーが作られていて、会社に着いたらすぐにコーヒーを飲む。カフェインが無いと一日が始まらないので、地下のコーヒーショップにコーヒーを買いに行く。会社のコーヒーよりはるかにおいしいが、面倒なので普段は会社のコーヒーで済ましているのだ。会社の工事のおかげで今日はおいしいコーヒーを飲むことが出来た。

コーヒーの値段は Small（10 Oz）で75セント。少し前まではコーヒー（小）は50セントだったのだけれど何時の間にか75セントになった。微妙なインフレを感じる。

ハドソン川が凍ったので近くから観察するためインラインスケートでハドソン・リバー・パークウエィ（aka West Side Highway）へ。ハドソン川はすっかり凍っていて対岸のNJ州まで歩いて渡れそうだけれど、よく見るとNJサイドは未凍結で水面がみえる。湖や池と比べて川の凍結は表面がかなりでこぼこ。

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水が凍る温度を氷点といい摂氏零度としているが、川や滝など動いている水が凍るのもやはり摂氏零度なのだろうか。それより低い温度でないと動きのあるものは凍りにくい気がするのだが、だとすると普通の水の氷点降下が起きる事になってしまう。氷点降下は水に混じる溶液（例えば塩）の種類と濃度により変化するものだが流動性に関してはどうなのだろう。 氷点の定義が「水が凍り始める温度」である以上、水の動く速度を問わず凍り始めると考えた方がリーズナブルだ。但し、水の動くスピードが速ければ速いほど凍結までの時間がかかるような気がする。

「転がる石に苔は生えない」というように「流れる水は凍らない（凍りにくい）」なんていうのは響きが良い。柔軟に考えるようにすると固まってしまう事が防げる、といった意味として通りそう。ただし科学的根拠は無い。

昨晩から降り始めた雪は一晩中にわたり止む事はなく、郊外で10インチ（約25.4cm）、セントラルパークで8.1インチ（約20.6cm）の積雪をもたらしたとのこと。市により雪かきや塩を撒く係りの人が早朝から駆り出されて通勤のための道路を整備。但し、主要道路以外は除雪がまだのところもあり、雪を踏みしめての出勤はちょっと楽しい。今日が会社の日じゃなければ公園に遊びにいくところなのに残念。

NYとNJの1,200の学校はクローズ。1.1百万人の子供がさぞや喜んでいる事だろう。 会社はこのくらいでは休みにならない。社会人はつらい。でも、その分、学生とは比較にならない自由を手にいれているのだから、仕方ない。

今回の雪は「Snow Storm 2004」と名付けられたが、この程度の雪に2004を冠した名前なんて付けてしまい、もっと凄いのが来たらどうするのだろう。