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oct 02 01  tue

Give Peace A Chance



Pic 17KB

七番街 (Seventh Avenue) 49丁目に巨大なサインが登場した。真っ白なキャンバス風の地に Give Peace A Chance の文字のみ。広告主の名前も何も無い。 [Give] の文字の下の方にある「Teriyaki Boy」というとんでも無い名前の和食ファストフード屋に寄ろうと思って遠回りしたので遭遇したのだ。

白地に文字だけという広告のスタイル、それから、勿論その書かれた内容(コトバ)より Yoko Ono が広告主だろうと推測。

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夜は、TNT(テレビ)で「Come Together: A Night for John Lennon's Words and Music」鑑賞。 近所の Radio City Music Hall からの2時間ライブ中継放送で、ジョン・レノンの歌をいろいろな人がカバーし合間にはジョンのビデオもはさむというショウ。収益はNYリリーフ・ファンドに寄付というチャリティー・コンサート。 司会役のケビン・スペイシーもしっかりと一曲歌ったのだが大げさな身振りにびっくり。ショーン・レノンは 2曲。ジョンとヨーコの写真集「家族生活」で子供の頃の姿しか知らなかったので大人になった彼を見たのは初めて。中背で小太りなのでロングで見るとジョンのイメージは無い。ところがアップになると顔の各パーツがジョンにそっくりでジョンの生き写し。但し、歌はあまりうまくなくて顔は似たけれど音楽の才能は引き継がなかった様に思えた。 番組の最後は Give Peace A Chance を全出演者で合唱。「テリヤキ・ボーイ」の上にあった看板もひょっとして番組の広告かと一瞬思ったがそれには放映時間やチャンネルが無かったし、番組自体の広告はタイムズスクゥエア(42丁目)にジャンボサイズのビルボードがあったので、違うのでしょう。

番組での選曲は平和を歌ったものが多かった。小ブッシュがいくら戦争ムードを盛り上げようとしても、こうした反戦の動きを止めることはできない。



♯  Today's BGM = GIVE PEACE A CHANCE by JOHN LENNON

(s=0100-0810; esb= blue-white-red;  h:83/ 28C, l:64F/ 17C Hum: 60% 晴れ )

 

oct 05 01  fri

LA VINERIA



前から目をつけていたイタリアン・レストランにて食事。 会社の近くにある LA VINERIA という店でレンガの壁、使い込んだ感じの厚手のがっしりした木のテーブルと椅子が感じよい。店内に一歩はいるとそこはまるで伊太利亜に居るみたいな雰囲気。 食べたのは、ローメインレタスとチーズと胡桃のサラダ。胡桃が嫌いなわたしなのにこれはチーズとのコンビネーションが素晴らしくておいしく平らげた。 パスタは二種類を同行者とシェア。まずボンゴレ。アルデンテに茹であがったリングィーニにベイビー・クラムが散らしてあり、オリーブ油、バター、ガーリック味が微妙なバランスを保つ絶妙な味つけ。 もう一皿は、ペンネのハウス・スペシャル。何種類かのキノコとズッキーニなどの野菜をトマトベースで和えたものとペンネが混ぜてある。どちらもとっても美味しく大満足。久しぶりに美味しさの余韻による幸福感に浸った。やはり人生、美味しいものを食べて楽しく生きなくっちゃね。 Smile !

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夜はテレビの映画チャンネルで放映されていた『 The Professional (LEON) 』鑑賞。5回目くらいだがゲーリーの切れっぷり、ジャン・レノの朴訥ぶり、そして人生をすっかり分かってしまったようなすれっからしの振る舞いをしつつ実は純情なマチルダの可憐さ、何回観ても飽きない。 この三人の配役だからこそ成立した映画であり、特にリオンとマチルダの関係なんて一歩まちがったら気持ち悪いいやらしさで観られないものになっていただろうなあ、と例によって観る都度おなじ事を思う。



♯  Today's BGM = TEN SUMMONER'S TALE by STING

(s=0100-0810; esb= blue-white-red;  h:82/ 27C, l:66F/ 18C Hum: 70% 晴れ )

 

oct 07 01  sun

軍事戦争のはじまり



真っ青な空に真っ白な雲がうかぶ完璧な秋晴れ。自宅アパートの暖房も今日から入り始めて心地よい連休をすごせる、筈であった。

午後になり英・米軍によるアフガニスタンの空爆を開始したとのニュース。いよいよ始めてしまった。

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テレビではブッシュが、ブレアが戦争の正当性について喋っている映像が流されている。まるで壊れたからくり人形みたいだ。 まったく空虚。戦争に正当性なんてない。

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かの地では2000年以上前の遠い昔から、近所同士でこの聖地は誰の物とか揉め事があったけれど譲るところは譲ったりしてそれなりに妥協して生活してきた長い長い歴史があった。 それが、1900年代になって暫くした時に自分の領土では日が沈まないようにしようという野望に目がくらんだ国が、かの地域のいくつかのグループにそれぞれ「自分を手伝えば独立国をつくってあげる」という空手形を発行(*1)したあたりから長い間に培われたそれなりの調和が壊れた。 結局、その国は七つの海を征服したものの日が沈まない領土は維持できなかったどころか、矛盾した約束が実行できなくて困り果ててその地域からも手を引いてしまった。 ところが、その後をひきついだのが「世界のオマワリサン」米国。このオマワリサンは頼まれもしないのによその揉め事に首を突っ込むのは迷惑が広がるだけだと理解するにはまだ愚行を重ねる必要があるようだ。

(*1) フサイン・マクマホン協定(1915)、バルフォア宣言(1917)
    サイクス・ピコ協定(1916)



♯  Today's BGM = HEAVY WEATHER by WEATHER REPORT

(s=0140-0950; esb= blue-white-red;  h:56/ 13C, l:40F/ 4C Hum: 60% 晴れ )

 

oct 09 01  tue

ヒマラヤのブルー・ポピー



標高4000メートル以上の岩山に咲くというブルー・ポピーの画を描きにヒマラヤを訪れた画家を追ったテレビ番組を観た。

日本画家「堀文子」は4年前より毎年ヒマラヤに来るようになったという。 今年82歳になる彼女の今回の目的は人里はなれた高山にのみ咲くという「ブルー・ポピー」。登山家ではない彼女は勿論一人では行けないので、友人の鍼灸師を伴っての旅となる(実際には他にテレビの撮影クルーが沢山居るわけだが)。 この友人は40代後半くらいの屈強そうな男性で中南米やヒマラヤなどの過酷な自然環境のところを旅行するベテランらしい。 いくら友人は登山が得意だとしても画家は高齢なこともあり移動はヘリコプターが主になる。 ヘリコプターが着地できる広さのところから以降は歩きになる。 以前に来たことのある山腹にある小屋により一家との再会を喜ぶ。みんな実に良い顔をした人々だ。 裕福とは無縁の生活だろうが幸福はたくさんありそうに見受けた。

ひときわ険しいその山へは気象条件がよほど整わないとヘリコプターが近づけないとの事で何日か待機、ようやく飛行可能な日和がやってきた。 でもヘリコプターが行くのは山頂より大分下方の場所まで。そこからは歩きとなる。高度4300メートルで空気が希薄な上に岩がごろごろした足場の悪い急斜面を昇らねばならない。途中で画家は少し気分が悪くなってしまった。持参した酸素ボンベで時々酸素の補給をしていたが、それだけでは間に合わなくなり、とうとうボンベを鍼灸師が抱えて画家は酸素マスクをつけたまま昇りつづける。そして40分昇ったところで頂上に着いた。

岩の合間にひっそりとさくブルー・ポピーは群生しないで、岩の合間に風を避けるようにして孤独に咲くところが魅力的。ヒマラヤの厳しい風土に耐えて育った澄んだブルーの花びら、黄色い芯、そして茎や葉っぱにはトゲトゲが沢山あって力強く、そして何と神々しいことか。 地上に咲く花とは明らかに違う。天に近い。ヒマラヤは天と地の境界線なのだなあと感じる。宗教とは、修行僧がこういうのを見てその感動を伝えて広まるのに違いないと思った。



♯  Today's BGM = KID GLOVES by LARRY CARLTON

(s=0130-0815; esb= blue-white-red;  h:62/ 16C, l:50F/ 10C Hum: 35% 晴れ )

 

oct 12 01  fri

Anthrax Anxiety (炭疽菌の恐怖)



ランチの帰りに日用品を買ってオフィスに戻ったら、なんと会社のすぐ近くで炭疽菌が見つかったとのニュースで社内が騒然となる。そういえば帰り道に警官やサテライトアンテナを立てたTV局の車がやたら多かったとは思ったが要人が訪れるなどの理由でも何かと言うと警官や取材陣が増えるのは珍しいことではないので気にもとめなかったのだ。

フロリダでの3人に続き4人目の感染者が出たのは、ネットワークTV局のNBC。Rockefeller Center にあるNBCの本社に勤務する人の皮膚から菌が検出されたとの事で一帯は一時立ち入り禁止状態となった。 今回の感染者については発表は今日だったが9日には検査結果がだいぶわかっていたようで、10日ほど前に届いた怪しい手紙が感染源ではないかと見られている。 感染者はNBCテレビのメールルーム(郵便仕訳室)勤務で、10日前に不審な郵便物が届いたので当局に届けたが、その郵便物からは菌は検出されなかった。しかし彼女の皮膚から炭疽菌が見つかったというもの。 今回の菌はフロリダで見つかったのと同じ炭疽菌でも感染が皮膚からなので吸入したフロリダ・ケースに比べ病状が軽度だったとのこと。

Rockefeller Center は、会社からほんの数百メートルしか離れていないビルディングでその前はしょっちゅう通る。今日もワンブロック横を歩いていたのだから。

物理的距離でいえば、一ヶ月前の爆破は5キロ離れた場所で起きた事件だったが、今回は一気に近づき300メートルほどに。当局は9月11日のテロとの関係性についての証拠は何も無いとしてるが、現実問題として同じ時期に連続して発生しているものは、たとえ犯人が別のグループであろうと、住民にとっては既に関連性は生じてしまっているのだ。

フロリダの出版社でのケースと今回のCBSケースが同一犯人によるものかもまだ不明だが、共通点としては怪しい白い粉が入っていたという封筒の消印がフロリダ州セント・ピータースバーグであること。 バイオ武器オタクによる犯罪という気がするが(テロリストの仕業にしては一回についての殺戮が小規模すぎるから。でも、チェイニー副大統領はビン・ラーディンとの関係を意識した調査を考慮すべきと主張)、住民としては犯人が誰でも恐怖を感じるという観点からはおなじ。

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尚、ネバダ州リノのマイクロソフト社にも怪しい白っぽい粉の入った封筒が届いたとのことで炭疽菌の検査を行っている。 現在二回のテストが行われ、陰性と陽性の結果が出ている。明日再テストが予定されているとのこと。

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炭疽病は伝染性ではないので病原菌に直接接触しない限りは感染した人がいてもその人から広まる心配はない。 また、治療にはペニシリンやシプロフロキサシン(製品としては BAYER社の「CIPRO」が有名)などの抗生物質が有効。



♯  Today's BGM = SUN GODDESS by RAMSEY LEWIS

(s=0100-0815; esb= blue-white-red;  h:74/ 23C, l:60F/ 15C Hum: 70% 晴れ )

 

oct 13 01  sat

買いだめ



FBI の発表によると、ここ数日は米国内及び国外の米国関連施設などに対するテロ行為が行われる可能性が極めて高いとのこと。 無用な外出はしない方が良いと思い、週末は家から出ないでも生活できるだけの食料品を昨日買って帰った。 週末だけのみならず4日くらいは生き延びられる量。ふだんは自宅に食料品は置いてないので、こんなに食料品があると何だかキャンプ気分。

先日、同僚たちと「買いだめ」の話題になった事があった。 「将来がどうなるかわからない事には一切対処しない事にしている」と主張する人が居た。だから買いだめも一切しないのだそうだ。会社の仕事も状況が変わってしなくてよくなるかもしれないのでギリギリまで手をつけないのだそうだ。 わたしは逆。何でも前倒しで出来ることは事前にやってしまう。土壇場になるという状況が好きじゃないのだ。「崖っぷちの綱渡り」を出来る人に憧れる。わたしは崖っぷちは苦手なので、よって食料品以外は買いだめもする。

例えば、トイレット・ペーパーは今使っているのもののほかに2ロールくらいは買ってあるし、石鹸も必ず予備を一個は置いてある。タオルの予備も1〜2枚あるし、水のボトルも2本予備など。 そんな事を言った処、他の人も大体予備は置いてあるという。そこで最初に発言した人はというと「そのくらいは私でも買ってある。一か月分はある。」とのこと。 結局、買いだめはしないと語った本人の買いだめ分量が一番多かったのだった。なーんだ。

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炭疽病の治療に有効というので「CIPRO」(Ciprofloxacin の製品名)が売り切れ状態となっているファーマシーが続出だという。買いだめしている人が多いようだ。安心の為に持っているというのなら良いが、必要もなく服用するとMRSA(methicillin-resistant Staphylococcusaureus)を引き起こす可能性があることを知らない人が多そうで心配(シプロフロキサシン(Ciprofloxacin)も、ペニシリンやバンコマイシン同様に MRSAによる耐性ができてしまうと効かなくなる)。 もっと心配なのは、ほんとうに「CIPRO」が必要な場合に売り切れで手に入らないかもしれないという事。

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英和和英国語



♯  Today's BGM = STANLEY JORDAN by STOLEN MOMENTS

(s=0100-1000; esb= blue-white-red;  h:74/ 23C, l:62F/ 16C Hum: 70% 晴れ )

 

oct 14 01  sun

ガスマスクより金魚



BC (Biological and Chemical) テロの恐怖は全米にひろがった。犯人が誰であろううと、こういった行為はテロリズムである。 今のところ封筒に入れられた病原菌が郵便を介して各地に配達されるという形だけが発覚しており、気をつけることは可能だ。 しかし、これからどんな媒体でどんな有害物質がスプレッドされるのかは全く不明で不確定性なものに対する恐怖感に襲われる。

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日本に住む友人から「ペリエに切り替えたか」というメールが来た。 欧州系の水の方が米国の水より安心という事だろうが、わたしは前と同じアメリカの水(Poland Spring)を買っている。 ふつうは1ガロンのボトルを買うのだが、封を切って最初の一口を飲む時は、実はいつも不安なのだ。 何かが投入されているかもしれない。それは、店頭でかもしれないし、水源であるメイン州の泉でかもしれないし、ボトル詰めする工場かもしれない。

そこで、思いついたのが金魚を飼おうかということ。新しいボトルを開けるときはコップ半分ほどを金魚の水槽に入れて様子をみる・・・  でも、これで本当に金魚が浮いちゃったら新たなトラウマになりそうな気もするのでやめておいた方がよさそうだ。

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東京に住む親に電話したら「ガスマスクは買ったのか」と訊かれた。 ガスマスクを持っているという人が会社に居るがわたしは持っていないし買うつもりも無い。 正しく装填しないと利きめはないし、正しくつけないと窒息する事もあるとの事で、当局は奨励していないんだ。 それに、売っているのはオモチャ的なものが殆どらしいという。何しろ、今迄ガスマスクは一般には売れるものでは無かったので、ジスマークの様な安全基準や規格などは特に無いらしいから。



♯  Today's BGM = ANIMALS by PINK FLOYD

(s=0130-1000; esb= blue-white-red;  h:70/ 21C, l:58F/ 14C Hum: 85% 曇り時々晴れ )

 

oct 15 01  mon

不審な白い粉



生まれて初めて「911」(警察の電話番号で日本の「110」に相当する)に電話をした。 それというのも、不審な白い粉末状の物質が我が家で発見されたからだ。巷では封筒に入って届くらしいが、わたしの場合は箱の中からであった。

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いざという時のために熱を加えないでもそのまま食べられる食料の確保ということで箱入りのクラッカーを週末に買った。 大きめの箱でビニール包みになったのが四本入っている「PREMIUM」の SALTINE CRACKER。土曜日の夜、味見でもしようかと、箱を開けたとたんにビニール袋の外側に白い粉っぽいものがついてこぼれ出てきて床に落ちた。白っぽい粉といえば炭疽菌などの生物兵器の最も一般的なフォーム。フロリダやNYに送られてきた怪しい郵便物にも同封されていたというではないか。 うーん、なんだろう。箱の糊付けの糊が乾いて落ちたか、誰かがこっそり粉砂糖でも箱に入れたイタズラか、といったところだろう。 でも、あまりじっと見たりすると、それが病原菌だった場合吸い込んで感染してもいけないし、触ってみたいが皮膚感染してもいけないので、結局、ラテックスの手袋をしてクラッカーはプラスティックの袋ごと箱に戻してビニール袋に二重に入れた。床にこぼれた白い粉はウィンデックスをふりかけてペーパータオルで拭き取った。 ウィンデックスをふりかけたのは消毒効果があるように思ったから。それに拭き取るには濡らさないとよく取れないし。 おかげで床がすっかりきれいになった。

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そのクラッカーの箱はというとビニール袋に入れられたまま週末の間ずっと我が家にあった。気持ち悪いので棄ててしまおうかとも思ったが、もしこれが何かだったら証拠物はあったほうが良いだろう。 イタズラなら、この箱から指紋でも採集して犯人が探し当てられるかもしれない。もし、病原体だったら、早く連絡して被害の拡大を防がなければならない。

そういった思考プロセスを経て、今朝、911 に電話。 「白い粉が」と説明しはじめたら「炭疽菌についてならこれこれの番号にかけなおすように」といわれた。そこは「炭疽菌ホットライン」みたいな録音が流れる場所で、録音テープに用は無いので「911」に二回目の電話をする。 二回目は、「係りの人」につながり、週末に買ったクラッカーの箱の中に白い粉末を発見したことをレポートしたが、先方の応対は極めてあっけないものだった。「もし、病院に行って検査したいのなら救急車を送りますよ」というだけ。病院なら自分で行ける(救急車は一回何万円もかかり高いし)ので断る。 「それは大変」と直ちに宇宙服みたいなものを着た化学兵器対処班みたいな人たちがアパートに来るのだと想像していたので拍子抜け。そのあとニュースをみたら、昨日一日でも100件以上の「不審な粉」の通報が警察にあったとのこと。白い粉の電話にも麻痺しているのだろう。 それでも警察の対応にはかなり失望した。 収入の約半分を税金として支払っているが、殆どは軍備に費やされ警察などの公共サービスへの配分は僅かなのだろうと腹立たしくなって出勤した。



♯  Today's BGM = ANIMALS by PINK FLOYD

(s=0130-0810; esb= blue-white-red;  h:70/ 21C, l:54F/ 14C Hum: 55% 曇り時々晴れ )

 

oct 17 01  wed

オゾン・ホールや天然痘



我が家にて不審な白色の粉末が目撃されてから4日経過。体調に何ら変化が無かったので病原体ではなかった模様。 問題の箱は二重のビニール袋ごと本日廃棄処分としたので物質は結局何だか分からないまま迷宮入りとなった。

もしわたしが議員だったら「白い粉が出てきた」と警察に電話したら直ちに対応がなされただろうが、ただの人はないがしろにされるのだ。 でもただの人は狙われる可能性も低く、どちらがよいかというと私は要人であるより無名人であることを望む。 権力を持つことによるメリットよりデメリットの方がはるかに大きいと思えるのだ。ただし、これは自分が権力を持っている間は分からない比較スケールなのだ。

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天然痘ウィルスが撒かれたら伝染性が強いので、その被害は炭疽病の比ではないといった記事を読んだ。 天然痘には特段の治療法は無いのだそうだ。対処法は予防接種のみとの事だが、それも、20年程前に米国をはじめとする先進国の自然界では絶滅が確認されたので米国ではワクチンが少ししか無いのだそうだ。 米国 2億の人口に対して 15百万人分くらいしか無いので増産中としている。 日本に生まれたわたしは子供の頃に種痘を接種済みなので天然痘には免疫があるはず。 わたしが種痘をしたかどうかを確認したくて親に電話したのだが「わたしは小学校の時にしたけれどあなたはどうだったかしら」と頼りない。 肩をみたらなにやら痕があるので種痘なのだろうと安心しておくことにした。 アメリカって種痘はきっとしないのだろう。日本に生まれ育ってよかったと思った。

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オゾン・ホールは今年も過去最大を記録したとの事で9月には北米大陸ほどのサイズになっていたのだそうだ。

少し昔までは、出かける時はガスなどの火の元の始末を確認する、外出から帰ったら石鹸で手を洗う、ウガイをする、といったことに気をくばっていればよかったのが、最近はオゾン層と太陽光線や、細菌の浮遊状況まで気にしないとならずまったく面倒な世の中になったものである。



♯  Today's BGM = THE SONG OF SINGING by CHICK COREA

(s=0130-0815; esb= blue-white-red;  h:60/ 15C, l:42F/ 5C Hum: 40% 晴れ )

 

oct 18 01  thu

種痘の有効期間



天然痘はジェンナー(1749 〜 1823)により開発された予防接種により、人類を恐ろしい伝染病から解放したが、その種痘、有効期限があるかもしれないという事を知った。

天然痘のワクチンについては、1980年以前に日本で子供時代を過ごした人は種痘の摂取を受けている。 わたしもその一員であり、よって、バイオ・テロにより天然痘のウィルスが撒かれたとしても感染することは無いだろうと安心していたのだ。 ところが、日本の厚生省の Web Siteをみたら「種痘は最低でも5年は有効」などと書いてあるではないか。 それでいろいろ調べたところ、「最大20年程度で効果が無くなる」という説を見つけた。一生ものだと信じていたのに、なんということだ。 天然痘にかかって治った人は一生の免疫ができるが、種痘についてはどうも一生モノではないらしい。 しかし、更に調べたら、「種痘一生モノ説も有力ではあるが、実際のところ天然痘の発病者は何十年も出ていないし、1980年には天然痘根絶宣言もなされて、はっきりしたことは分からない」という意見もあった。 これが一番リーズナブルなような気がした。 効力は減っても少しは免疫が残っていて仮に感染しても軽く済むというケースなんかもありかもしれない。本格的心配は菌が撒かれてからとしよう。



♯  Today's BGM = THE STRANGER by BILLY JOEL

(s=0200-0815; esb= blue-white-red;  h:60/ 15C, l:38F/ 3C Hum: 55% くもり )

 

oct 19 01  fri

炭疽菌は怖くないと言う論拠



米国政府は国民に向けて炭疽菌やテロリズムを恐れる理由は無いといくつかの理由を挙げている。 大衆を落ち着かせ経済活動を促す目的なのだろうが一体どれくらいの人がこれで納得したのかと疑問である。

炭疽菌については:
  1. 炭疽病の発症が認められた人は人口2億8千万人のうちのたった5人に過ぎない。(注:この発表時点の人数)
  2. 炭疽菌は、曝されたからといって必ず発症するものではないし、また、炭疽病が発症してたとしても完全に治療可能であり治療のための薬品は充分にある。
  3. 炭壊疽菌は封筒に入れられて郵送されてきたが、それは米国内で毎日何百万と配達される郵便物のほんの一通にすぎず極めて稀なケースだといえる。 大多数の郵便物はまったく通常どおりなのである。
テロリズムを恐れて航空機に乗らない人が増えている件については:
  1. ハイジャックを恐れて飛行機に乗る人が激減しているが今年になって民間航空機の乗って死亡した人は300人である。
  2. 一方、自動車事故による人は何千人もいる(コメント自体には実数が用いられたが失念)。
  3. 世の中にはもっと危険なものが沢山ある。タバコを吸うことやアルコール摂取が原因で死亡する人は何十万にもなる。
  4. 死因のトップは心臓病による死亡であり、航空機による死亡は死因別にみるともっとも低い数値のもののひとつでありよって最も安全といえる。
なんだか、どれも全く説得力が無い。炭疽菌については大丈夫といっておきながらいざ自分たちの議会ビルディングに菌が発見されたらさっさと議会を閉鎖してしまうのは、もちろん安全確保なので全く問題はないことだが、自分たちの主張とちょっとちがうのじゃないかと白けることは否めない。
ハイジャックより、自動車やタバコの方が危険度が高いというのも本末転倒。 タバコを吸ったりお酒を飲んだりする人は、体に対する危険は承知の上で、それでも自らの楽しみのために「自分の意志で」タバコや酒を摂取しているのだろう(わたしはどちらもたしなまないが)。 車の運転だって、自動車事故は確かに毎日発生して沢山の人が命を失っているが、それらは「自分の意志で」運転している時の「自分の」注意力欠如によるものなどが原因なのだ。 ところが、ハイジャックや炭疽菌は自分の意思による判断やコントロールはまったくきかないところで操作がなされる。そういう死に方は恐ろしいのだ。

テロの目的は沢山の人や物を破壊することではなく、沢山の人を恐怖に陥れることなので、今のところ成功していると言わざるをえない。 こういう時に上手に大衆をコントロール出来るのが優れたガバメントだと思うのだが、今のところ米国政府は戦争に夢中で国内の対応には遅れがあるように見受ける。



♯  Today's BGM = LET IT BLEED by THE ROLLING STONES

(s=0030-0815; esb= blue-white-red;  h:64/ 17C, l:52F/ 11C Hum: 70% 晴れ )

 

oct 20 01  sat

まだらの紐




窓の外に紐がぶら下がり風に揺れている。 白でところどころに黒い斑模様になっていて直径一センチくらいのしっかりした紐だ。

これは事前に知らせがあったものでビルディングの外壁の検査の為に専門家を乗せた台をビルの屋上から吊るすためのワイヤー。 おととい迄はビルの東側に下がっていたのだが昨日から南面のチェックをするようで居間の窓の前にロープが下がっているという次第。

ロープは全部で四本。ナイロン製の白っぽいものと一回りほど細い金属ワイヤーが二本ずつ。これで長さ5メートル位の細長い作業台を地上100メートルまで吊り上げるのだ。 高所恐怖症なわたしには絶対できない仕事だ。作業はウィークデイの昼間に行われるので室内から作業台が上がったり下がったりする様子を見ることは出来ないのがちょっと残念。

昼間は、ロープが風に揺れて思わぬ角度で室内に影絵のアニメーションが登場して驚かされた。 夜になると室内の明かりに照らされたロープが時々視界に入りめずらしい風景となっている。 シャーロック・ホームズの「まだらの紐」だったら怖いが、こちらはナイロン・ロープ。景色の一部に変化が出て面白い。



♯  Today's BGM = WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES by ESTHER PHILLIPS

(s=0100-0920; esb= blue-white-red;  h:68/ 20C, l:54F/ 12C Hum: 67% 晴れ )

 

oct 22 01  mon

カナリヤ



英国の炭坑では鳥かごに入れたカナリアを持って坑内に入ったという。 作業中に有害なガスなどが発生した際に、人間より弱いカナリアがまず具合が悪くなるので環境の変化を知る指針になるからだ。

現代社会ではカナリヤ役を人間に置き換えることでリスク・マネジメントに役立たせる事が出来そうだ。 カナリヤ生徒やカナリヤ社員を予め認識しておけば一般の人の耐恐怖心が限界に達する前に臨界点を知ることができる。 もっともカナリヤが弱っているのに、それは単に弱いカナリヤだったからだとしか観察者が解釈できないと手遅れになるかもしれないけれど。



♯  Today's BGM = CANARY IN A COALMINE (from ZENYATTA MONDATTA) by THE POLICE

(s=0130-0930; esb= blue-white-red;  h:72/ 22C, l:56F/ 13C Hum: 60% 晴れ )

 

oct 23 01  tue

Les Paul



毎日、会社まで歩く道の途中に派手な外観のダイナー(食堂)があるのだが、その隣にいつの間にかジャズクラブが出来ていた。 それらしい外観が無くてまるで隣のダイナーの続きみたいだったので全く気付かなかった。 出演者のパネルをみてみたら、毎週月曜日はレス・ポールが出演とあるではないか。

レス・ポール(Les Paul)は、ソリッド・ボディーのエレクトリック・ギターの発明者であり、また、初めてマルチトラック・レコーディングを行ったことでも知られる。 Gibson の Les Paul モデルでその名前はお馴染みだ。

何年か前にダウンタウンにあるジャズクラブ「FAT TUESDAY」で彼の演奏を見た。 そのクラブは毎週月曜日は彼の演奏。二回とも彼の誕生日だったのでケーキが振舞われたのだ。 あれから随分時が経っているけれど、1915年生まれの彼はまだ現役でギターを弾いていたのを知りなんだか嬉しい。 お誕生日には矢張りケーキが出るのだろうか。

Les Paul: 本名 Lester William Polfus. 1915年6月9日生。


♯  Today's BGM = THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE by LES PAUL & MARY FORD

(s=0300-0800; esb= blue-white-red;  h:67/ 19C, l:60F/ 15C Hum: 85% 晴れ )

 

oct 26 01  fri

良い人症候群



何となく思っていたことなのだが、他の人も同じ様に感じていたことがわかった。 それはニューヨークで増殖中のある現象、名づけて「良い人症候群」。

例えば、交通渋滞が日常茶飯事のマンハッタンではあちこちでキャブ(タクシー)のクラクションが鳴っていたのが 9月11日の出来事以降は何だか静かなのだ。 事件直後は交通量も激減したが今や渋滞はすっかり復活して道は車で埋まり信号が変わっても車は動かない事も少なくない。 それでもクラクションは鳴らない。ドライバーはみんな良い人になっちゃったようでイライラなんかしないでじっと待っているらしい。
ラッシュアワーの地下鉄や通勤電車の中も険悪な空間だったのが今や人々は助け合いの気分に満ちているらしくて押すなとか息を吹きかけるなといったいつものこぜりあいは聞かれないとのこと。

こんなに人々が優しくなっちゃうのは良いようなNYらしくないような奇妙な感じだ。大人しすぎて活気が無いというのが正直なところ。テンションが下がってしまっているのだろう。 まあ、こういった優しさ状態が継続するとも思えずいつの間にか従来の喧騒を取り戻すのだろう。NYの人のエネルギーはこんなに大人しくしていては燃焼しきれないだけ保有している筈だから。


♯  Today's BGM = TUG OF WAR by PAUL McCARTNEY

(s=0200-0800; esb= blue-white-red;  h:56/ 13C, l:42F/ 5C Hum: 32% 晴れ )

 

oct 27 01  sat

EARTHQUAKE



10時に目が覚めた。ブラインドの隙間から射しこむ陽光が室内にストライプ模様を作る。しばらくベッドの中でごろごろしてから起床、コーヒーをセットしてPCとテレビをつける。毎朝、取敢えず世の中が無事かどうかを確認するのだ。 そうしたら、地震があったとのニュース。そうか、あれは気のせいなんかじゃなかったのだ・・・

昨晩、一時過ぎにベッドに入り眠っていたらベッドがゆらゆらと揺れた気がした。半覚醒の意識では「これは夢なのだ、ウォーターベッドで寝ている夢でもみているのだろう」と思ったのだった。足をばたばたさせたら揺れている気持ちがおさまったのでそのまま寝た。 あれは本当に揺れていたのだ。地震があったのは、 01:42、2.6 レクタースケール(マグニチュード 2.6)だったとのこと。日本のようにしょっちゅう地震のある国で揺られ慣れている場合には何でもない大きさの地震なのだろうが、ここは基本的に地震が無い地域。16年ぶりくらいの地震、こわいなあ。
<寝ていた時間なのでよかった。起きていたら、ビルディングに爆弾か飛行機が突入したという発想に直結してすごい恐怖心を味わったことだろう。>
Small Earthquake Hits New York


♯  Today's BGM = BIGGER THAN BOTH OF US by DARYL HALL & JOHN OATES

(s=0130-1000; esb= blue-white-red;  h:52/ 11C, l:37F/ 2C Hum: 50% 晴れ )

 

oct 28 01  sun

時計を戻す



今日で夏時間が終り通常時間に戻った。冬時間というものは無い。

今朝、目が覚めたのは10時だったが、ニュウ時間ではまだ 9時なのだ。コーヒーをいれてニュースに目をとおしてから家中の時計を一時間もどす。 春に進めて秋に戻す、一年に二回もこんな面倒でならない事をしなければならないのに何故「夏時間」なんかするのだろうか、といつも思う。

去年のこの日の記録をみると初雪とあるが今年は快晴。

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WTCのアタックで犠牲になった人々の家族を招いてメモリアルが崩落現場で行われ9000人以上が参加したという。 瓦礫の間からはまだ煙があがっているがクレーンなどの機械操作を止めたのは事件以降初めて。


♯  Today's BGM = LA MER (C. DEBUSSY) by ANDRE PREVIN / LONDON SYM.

(s=0100-1000(09:00 new time); esb= blue-white-red;  h:52/ 11C, l:42F/ 5C Hum: 40% 晴れ )

 

oct 29 01  mon

UNITED AIRLINE : 悩みだらけの航空会社



United Airline(UAL)の James E. Goodwin 会長兼CEOの解任が発表された。

United Airlines は十年以上にわたりいつも乗っている航空会社なので他の航空会社のニュースよりちょっと気になり度が高まる。

今回の突然の解任、きっかけは先週の「United Airline は来年のうちに消滅してしまうかもしれない」という内容の手紙を従業員に配布しようとしていたことが発覚した件。以前から経営不振が伝えられていたところに 9月11日テロ事件の打撃で日々赤字が膨らみ運行便の三割カット、従業員二万人削減といった状況とはなっていたものの、もっと悲惨な状態の航空会社もあるだろうにと来年消滅説はかなり意外であった。
個人的には、UALのマイレッジ(Frequent Flyer Program)に加入しているわたしはあと少しで太平洋線の往復の航空券が入手できるところまで貯まっているのに会社が消滅してしまっては使えないと随分がっかりしたものだった。
ところが、この警告発言、実は社員のペイカットやレイオフへの理解を促すことを意図したものだったとのこと。 件の発言により株価は20%も下がり、UALの発行株式の55%を所有する労組は会長の背任行為とし解雇に至ったと伝えられている。

尚、氏と会社とで取り合わされた契約書によると彼は退任時に年俸およびボーナスの三倍を受け取ることになっているそうだが、米航空業界ではCEOは9月11日以降のサラリーを返上しているという。 退任時の一時金は、8か月分のサラリーを基準に計算するのだろうか、それとも、「消滅してしまうかもしれない」赤字会社なのだから辞退するのだろうか。


♯  Today's BGM = X-STATIC by DARYL HALL & JOHN OATES

(s=0130-0940; esb= blue-white-red;  h:60/ 15C, l:46F/ 7C Hum: 44% 晴れ )
 

oct 30 01  tue

Flu Shot



会社の大会議室にナースが来て希望者を対称にインフルエンザの予防注射が行われた。

インフルエンザ(Influenza)は Flu と短く呼ばれる事が多く、注射(injection)は口語ではShot、よってインフルエンザの予防注射は Flu Shotと呼ばれる。 Flu Shotは菌を植え付けるものではなくて鶏の卵からインフルエンザの抗体となるものを作りそれを人体に注射するのだそうだ。 だから、チキンと卵にアレルギーのある人は受けてはいけないのだそうだ。

昼前に、ナースが助手を伴い来店、いよいよ予防接種が始まった。 わたしはというと、(間違えて炭疽菌を注射されたらどうしよう、とか)なかなか決心がつかずにぐずぐずしていた。 Kさんがロリーポップを手にわたしのキュービクルに来て「やってきちゃった、全然いたくなかった。泣かないよい子だったから飴もらったよ。」とのこと。 そういう訳でわたしも9階会議室に行って注射の列に並んだ。だんだん順番が近づく。どきどき。

ひとり前の人が注射されているところを見たのが失敗だった。 針を刺すのは、かなり勢いをつけて肩にぶすっとやっている。怖い! そうこうしているうちに逃げる間もなく私の順番になってしまい椅子に座る。半袖を着ていたので袖を肩までまくりあげる。 ナースがアルコールで肩の目的地を拭き、次の瞬間に針が刺し込まれた。痛い!  でも注射はすぐに済んで痛いのも一瞬だった。しかし、大げさに痛そうにしたのはわたしだけだったようでナースも助手も「大丈夫、痛かった?」等と聞いた。 「痛かったけれど大丈夫」とわたし。「Just pinchでしょ」(ちくっとしただけでしょ)と助手。「うん・・・」とわたたし。痛いというより怖かったのだ、とは言わなかった。あの勢いをつけた刺し方はきっとあの方が痛くないのだろうなあと思いながらもやはり視覚的にはかなり怖いものがある。

かくしてわたしの Flu Shot 初体験は終わった。ちょっと騒いだけれど一応良い子だったのでロリーポップを貰って帰った。席で日報を書きながら舐めたロリーポップはチェリー味であった。


♯  Today's BGM = BALLAD3 by SOUTHERN ALL STARS

(s=0015-0750; esb= blue-white-red;  h:58/ 14C, l:40F/ 4C Hum: 48% 晴れ )
 

oct 31 01  wed

それでもハロウィーン



10月最後の日はハロウィーン、本来はこの日に戻ってくる死者の霊を静めるというケルト人の風習から始まったがものだが、いまや趣向を凝らした仮装で騒ぎ、また、「Trick or treat」とお菓子を貰って歩く日となっている。
例年だったら社内でもあちこちキャンディーで満杯にしたジャーが置かれるところだが今年はそういった事も殆ど無く静か。

自粛ムードとなった今年のハロウィーンだが、グリニッジ・ビレッジでは恒例ハロウィーン・パレードが催された。アイディアたっぷりのコスチュームに身を包んだ人々のマーチを見る見物客で沿道はそれなりに埋まったが通常年よりはやはり人出が少ないとのこと。 わたしはTVで見物。

今年は、パレードが始まって以来はじめてハロウィーンと満月が一致したのだ(ほんとうは−1日)とTVのアナウンサーが言うが、空はすっかり雲に覆われて月は見えない。 そこで、これは昨晩 23:45 撮影の満月−2days。


♯  Today's BGM = BALLAD3 by SOUTHERN ALL STARS

(s=0045-0755; esb= blue-white-red;  h:54/ 12C, l:46F/ 7C Hum: 48% 晴のち雨のち曇 )


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